pratiques théoriques

NON RIDERE, NON LUGERE, NEQUE DETESTARI, SED INTELLIGERE

Saturday, December 31, 2005

優しいFWは生き残れない(哲学においても)

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今日、リズム論文の仏訳を終えた。明日はオーバーホールすることにして、新たに動き出すのは新年からにする。新年早々の目標は二つ。1)一月上旬に指導教官と会う予定なので、その際に約束の博論序論の一部を渡すこと。2)二月のAix遠征に向けて準備を始めること。 ところで前回のようなことをし...
Thursday, December 29, 2005

自己点検(仏語添削について)

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以前、自分のblog(もちろんblog一般ではまったくない)に対するとるべき 態度 と、とるべきでない 態度 して、こういうことを書いたことがある。 しかし、誰のためのblogなのか、何のためのblogなのか、ということをさらに考えた場合、結局のところ、上に挙げた二つの態度は必ず...
Saturday, December 24, 2005

365歩のマーチ(Gebrauch der Füße)

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"So geht es allen noch rohen Versuchen, in denen der vornehmste Teil des Geschäftes auf den Gebrauch der Vernunft ankommt, der nicht, ...
Friday, December 09, 2005

知の末路

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pense-bêteにも参加してくれている友人toshoheiさんが『週間金曜日』の「金曜アンテナ」というコーナーに、稲荷明古さんという方の「廃寮問題で係争中の山大」というごく短い 報告 が掲載されていることを教えてくれた。末尾を引用させていただく。  国賠訴訟の控訴審判決(今年...
Saturday, December 03, 2005

京大図書館BNC移転問題について

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私の友人たちの中にはすでにご存知の方も多いと思うが、一応念のためにここにも掲載しておく。 現在、京都大学附属図書館BNC(バックナンバーセンター)の桂キャンパス移転計画が持ち上がっており、それに対する反対運動が 組織 されている。署名頁は こちら 。 大したことではない、どうでも...
Friday, December 02, 2005

plan G

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現段階ではまだ詳細は書けないのですが、フランスのある地方大学に勤める友人が、ベルクソンについて話をしに来てはどうかという提案をしてくれました。 正直言って、嬉しい気持ちと不安の両方があります。一方では、もちろん嬉しいに決まっています。友人と言えども、まったく話のできない奴と思われ...
Thursday, November 24, 2005

日本は文化国家ではない?

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まったく正当な意見である(この対談「 日本を取り巻く無責任の体系 」は必読)。 国家は費用を出さない、その代わり地方の都合で六・三制さえ五・四制に変えていいなんて、事実上、国家が公教育を放棄したに等しい。教育の自由化・地方分権化を進めるっていうと聞こえはいいけど、実際には、子ども...
Monday, November 21, 2005

アメとムチ?

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<東京大>学業優秀なら行きたい学部へ 来年度から  優秀な学生はお望みの学部へ――。東京大(小宮山宏学長)は1~2年の学部前期課程から後期課程に進む際、成績優秀者には、入学したすべての科類から、すべての学部に進学する可能性がある「全科類」枠を06年度の新入生から導入する。一方、導...
Thursday, November 17, 2005

情動の科学哲学(épistémologie des affects)

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パスカル・ヌーヴェル(Pascal Nouvel)が、情動の科学哲学(épistémologie des affects)についてのセミネールをパリ7で行っているようだ。 ダーウィンの古典的な情動研究から、情動をコントロールする(エクスタシー、 MDMAなど)現代のメディカル・テ...
Tuesday, November 15, 2005

nemo repente turpissimus

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"Croire le mal moins rude quand il nous est commun avec plusieurs personnes, c'est, disait-il, une grande marque d'ignorance, e...
Sunday, November 06, 2005

Invasions barbares

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以下のことは、特に、科学哲学や分析哲学など、科学性・厳密性・普遍性を標榜する学問に携わる若い研究者たちに向けて書かれている。 哲学が、あるいは一般的に言って学問が、真理を目指し、普遍性を目指す営為であるなら、それにより見合った手段でなされるべきである。現在、自然科学の分野で英語が...
Saturday, November 05, 2005

Ce qui nous manque

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France Culture というラジオ局がある――以下に書くことはどれもフランスに住んでいる知識人なら知っている基本的な情報ばかりである――。プログラムを一瞥していただければ分かるように、ハイカルチャー・ラジオ局である。 ( Des tours de Babel ではハイカル...
Monday, October 31, 2005

Sho SAITO

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Né en 1968. Ancien étudiant à l'Université de Kyoto. Maître de Conférences d'études des langues et cultures à l'Université d...

Kiyonobu Date

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これからは少しずつ、友人たちの仕事を相互に紹介するように心がけていきたい。ちなみに、pense-bêteその他で、私が表明している個人的な政治的・社会的・哲学的見解に、彼らが必ずしも賛同しているわけでないことは言うまでもない。 まず、pense-bêteにも名前を連ねていただいて...

Kiyonobu DATE

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Ancien étudiant à l'Université de Tokyo. En tant que doctrant à l'Université Lille III, prépare une thèse sur La Morale laïque sous ...
Sunday, October 30, 2005

近況

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一ヵ月半、日本に一時帰国していた。ようやくひと段落着いたので、近況を記す。 2005年9月10日(土)日仏哲学会にて「ベルクソンの身体概念-フランス唯心論の再検討」と題する発表を日本語で行なう。 2005年10月15日(土)日本フランス文学会にて「ベルクソン哲学におけるrythm...
Wednesday, August 24, 2005

ギイェルミの偉大さ:翻訳者、教育者、哲学者

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 「今、フランスで人気のある、「売れ線」の、「旬」の哲学者っていうと誰なの?」と日本の友人たちによく聞かれる。聞くほうは別に悪意があるわけでもなく、ただ純粋な好奇心か、話題に困ってか、あるいはむしろ親切心か同情心で聞いてくれるのであろう。  しかし、そういうことはパリの”トレンド...
1 comment:
Thursday, June 09, 2005

怠ける権利のために(Le droit à la paresse, à la Nietzsche)

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≪挽歌。 ――瞑想的生活の後退やときにはそうした生活の過小評価を伴ってくるということは、おそらく我らの時代の長所なのであろう。しかし我らの時代が偉大なモラリストに乏しく、パスカル・エピクテトス・セネカ・プルタルコスがもうほとんど読まれず、労働や勤勉――以前は健康という大いなる女神...
Tuesday, May 31, 2005

彼らはその為すところを知らざればなり(Car ils ne savent ce qu'ils font.)

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決して誤解しないようにしよう。ニーチェの言う「弱者」は、現在の日本で言うサイレント・マジョリティ、すなわち「強者」のことである。 *** …抑圧された者、蹂躙された者、暴圧された者らが、無力なるがゆえの復讐に燃えた奸計からして、「われわれは悪人とは別なものに、つまり善人になろうで...
Thursday, May 26, 2005

思想のマッチ(l'allumette de pensée)

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 もう一つ別な自己防衛の機略は、できるだけ稀にしか反応しないこと、自分の「自由」、自分のイニシアティヴをいわば取り外され、単なる反応薬になりさがるという憂き目に会いそうな状況や関係から身を引くことだ。書物とのつきあいを例にとろう。つまりはただ書物を「ひっかきまわして検索する」こと...
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