pratiques théoriques

NON RIDERE, NON LUGERE, NEQUE DETESTARI, SED INTELLIGERE

Sunday, February 28, 2010

追突事故

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もちろん家族サーヴィスも忘れてません。その合間にも絶えず飛び込んでくる大小様々の仕事を片付けつつ、少しずつリプライ準備。 明日・明後日はなんと、教○課の完全なる落ち度にもかかわらず、なぜか私が一人の学生相手に授業をやるはめに…。自分に何の手落ちもなくても、こういう事態で時間と体力...
Saturday, February 27, 2010

はじまりはいつも雨

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25日(木)、雨のち曇り。書評会の準備。嬉しく悲しい一日を一睡もせずに過ごす。 26日(金)、曇り。名古屋に向かう飛行機で仮眠。名古屋に着き、飛行機から降りるとみぞれ。名鉄の特急→市営地下鉄「八事日赤」(やごとにっせき)駅で下車すると、雨。 書評会@南山宗教文化研究所。粟津先生の...
Wednesday, February 24, 2010

二本目

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学生との勉強会が突如休みになったかと思うと、不測の事態で急遽別のイベントのピンチヒッターに立ったり。本当に何が起こるか分からない。 さて、今年二本目の校正がようやく終わり。どうしようもない外部的な理由で、とんでもなく時間のない中で出さざるを得なくなった論文なので、最後のほうに不満...
Saturday, February 20, 2010

ハイデガーの講義(2)

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ハイデガーの『古代哲学の根本諸概念』の訳者で学習院大学教授・佐近司祥子さんは、後書きにこう書いておられる。 《ところで、この入門講義の受講生は何人で、単位取得に成功したものは何人だったのだろう。[…]ハイデガーがギリシア語に堪能だったことは当然だとしても、問題は受講生である。受講...
2 comments:
Friday, February 19, 2010

無くて済ましうるもの(ハイデガーの講義について)

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四月から始まる新学期に向けて、ハイデガーの講義録を読み漁っている。前期は古代哲学全般を扱うので、例えば 『全集』第22巻の『古代哲学の根本諸概念』 などが参考になる。 ハイデガーを読んだこともなく毛嫌いしている人のために申し上げるが――私はけっこう読み、評価も最大限にしたうえで、...
Thursday, February 18, 2010

3/19西山雄二『哲学への権利』@九州日仏学館

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福岡近在のみなさまにお知らせです。 来たる3月19日に九州日仏学館にて、詩人・思想家ミシェル・ドゥギー氏と訳者・丸川誠司氏による講演会が行われます。また、ドゥギー氏がCIPhに深く関与していたこともあり、ドゥギー氏の思想、それを取り巻くフランス現代思想の状況をより深く理解していた...
Wednesday, February 17, 2010

アキレスと亀

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うちの大学で哲学に目覚めてしまった奇特な学生と月に一二回、哲学の勉強会を続けている。これまでは学生に一人の思想家の概説をさせるということで、ヘーゲル、スピノザ、デカルト、ゼノン(エレアの)と続けてきたのだが、彼が元理学部で、数理的なものに興味があるということで、今度は少し深めよう...
Friday, February 12, 2010

決め球

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木曜・金曜は書類。 ここ最近(再び)読んだ本 潮木守一『フンボルト理念の終焉?』、東信堂。 潮木守一『世界の大学危機』、中公新書。 小泉義之『ドゥルーズの哲学』、講談社現代新書。 渡辺公三『戦うレヴィ=ストロース』、平凡社新書。 ゲーテ『親和力』、岩波文庫。 球種を増やすのも大事...
Thursday, February 11, 2010

ホネット『自由であることの苦しみ』

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大河内泰樹(おおこうち・たいじゅ)さんから、アクセル・ホネット『自由であることの苦しみ――ヘーゲル『法哲学』の再生』、未来社、ポイエーシス叢書 59、2009年11月をご恵贈いただいた。 私は私なりに前々から『法哲学』を結婚論の文脈で読んでいたので、さっそく少し読んでみた。 論理...
Sunday, February 07, 2010

にぎわう孤独の交錯

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2月5日(金) レヴィ=ストロース@九州日仏。90人近くの方々に来ていただき、会場は超満員。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。3月19日、3月27日に行なう予定の私たちのイベントのほうにも足をお運びいただければ幸いです。よろしくお願い致します。 2月6日(土) 福...
Thursday, February 04, 2010

夢の続き

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若手研究者たちに競争させるというなら、早いうちである。三十代も半ばを過ぎた大量のオーバードクターに対して、不安定と背中合わせの「特別研究員」を少数用意することが決定的な解決策になるはずはない。若手研究者が安心して博士課程に残れるように、ただし「安心して残って当然」という実力を見極...
Tuesday, February 02, 2010

一本目

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今日ようやく一本目の論文が終了。一月末に終わる予定だったので、二日間のロス。かなり痛い。 年末年始に観たオペラDVD:「ホフマン物語」「バラの騎士」「トリスタンとイゾルデ」 最近読んでいる(読んだ)本 ノーマン・マルコム『ウィトゲンシュタイン』 大学論関係 金子元久『大学の教育力...
Sunday, January 31, 2010

ザンフィ『ベルクソン、技術、戦争。『二源泉』再読』

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大学的に言えば、センター試験や後期試験の監督、試験答案(哲学は記述試験なので大変…)、論文やレポートの採点、成績評価がようやく終わると、今度は入学試験と来年度のシラバス入力(つまり授業準備の開始)。学生や教員、職員が絶え間なく相談や雑談に訪れる――大学教員は、平常業務の一端として...
Tuesday, January 26, 2010

2/26ゴーシェ『民主主義と宗教』書評会@南山大学

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実に長い紆余曲折を経て、このたび、南山宗教文化研究所叢書として以下の書籍が刊行される運びとなりました。 『民主主義と宗教』 伊達聖伸・藤田尚志訳、トランスビュー、2010年(原著:Marcel Gauchet, La religion dans la démocratie , ...
Sunday, January 24, 2010

2/5クロード・レヴィ=ストロースを偲んで@九州日仏学館

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少し関わっているので、宣伝を。 追悼企画 Souvenir de Claude Lévi-Strauss 2009年10月30日に100歳で死去した、社会人類学者でありアカデミー・フランセーズ会員であったクロード・レヴィ=ストロース。「構造主義 の父」と呼ばれ、20世...
Friday, January 22, 2010

ゴダール『暴力と主体性』をめぐって(ラジオ)

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ジャン=クリストフ・ゴダールの近刊『暴力と主体性――デリダ、ドゥルーズ、マルディネ』について、CIPhで行なわれた合評会(Les Samedis du livre)が、今、ウェブ上で 聴けます 。 村上さんの親友シュネルや、私の友人ギヨームら、実力派の若手をもってくる。自著の宣伝...

メール

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諸々の仕事が重なり、ここ何カ月かずっと、メールへの返信が遅れております。たまにすぐレスポンスできることもありますが、平均二三日です。お急ぎの場合は、その旨お書き添えいただけると助かります。返事を要するメールを送って一週間以上経つ場合は、手違いやうっかりミスの可能性がありますので、...
Thursday, January 21, 2010

「気の弱さ」にどう対処するのか

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試験の季節がめぐってきた。試験監督の合間に、自分の行なった試験の採点をする。一人一人の顔を出来るかぎり思い浮かべながら、過去の成績と比較して、「この子はこの先、大丈夫なんだろうか」と心配したり。 菅家さん冤罪事件の 録音記録 をざっと読んだ。気の弱い(あるいはあのような状況下では...
Monday, January 11, 2010

セカンド・エフォート

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今から十数年前、まだ大学生だった頃、自大のアメフトが強く、応援に行ったりもした。そんなわけで、1月3日はテレビの前にいれば「ライスボウル」を観ることにしている。今年は関大vs鹿島。関大のQBは最初凄い緊張の中でもニコニコしていて感心したが、徐々に劣勢になって来て、笑顔が影を潜め、...
Saturday, December 26, 2009

哲学の旅――『哲学への権利』を観る

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代読はすでに幾分か、自分が書くことになるであろうものの朗読なのかもしれない。 幾つかのすでに輪郭のはっきりした人格が出会うのではない。出会いが人格をつくりあげ、呼び声が主体性を貫いて構成する。反人間主義(anti-humanisme)ではなく、非人間主義(an-/in-human...
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