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第5セッションは「戦争・技術・抵抗」について。
とりわけ神秘主義と機械主義の関係が集中的に取り扱われた。
この関係が相補的であるとして、各項に対してどれくらいの重みをもたせるのか、
相補関係を弁証法的に見るのか、どちらかに還元するのか、
研究者の間でも意見がかなり割れるところである。
第6セッションは「記憶の政治学」と題していたが、
言語やイマージュの問題に関して、ブアニッシュと合田先生の発表が呼応し、
純粋記憶のもつある種の「力」について、 合田先生と私の発表が共鳴していたように思う。
総合討議では、私が引用したハイデガーのカタストロフ論とベルクソンのそれとの比較をめぐって、
そして、哲学はカタストロフといかに向き合えるのかについて、かなり突っ込んだ議論がなされた。
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まずはすべてのプログラムを大きな支障なく終えられて、ホッとしております。
内容的にも、もちろん皆様いろいろなお考えがおありでしょうが、総じて質の高い、
翻訳チームなしにはこのような一般に開かれた会を催すことは不可
会場設営やコピーなど非常に細々とした裏方の仕事をお手伝いいた
こうして第一年目のシンポは終わりました。 もちろん成功ばかりではなく、課題もたくさん見つかっています。来年以降、 シンポをするとしても、やり方を大きく変えざるを得ないかもしれません。 この点に関しては、科研のメンバーで集まって話し合いたいと思っています。
しかし、ともあれ、今はほっと一息つきたい気分です。みなさんの心のうちにそれぞれなりの充実感があることを祈りつつ 、まずはお礼のみにて。
しかし、ともあれ、今はほっと一息つきたい気分です。みなさんの心のうちにそれぞれなりの充実感があることを祈りつつ
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