Wednesday, March 30, 2016

三浦知良の言葉

「J2でも、横浜FCでもよくそう言われるし、書かれているじゃないですか。でも、パンダじゃなきゃ人は来ないですから。その役割は自負していますよ。僕は客寄せパンダで十分ですよ。だって普通の熊じゃ客は来ないんだもの。パンダだから見に来るんだもの。熊はパンダになれないんだから」


ひとのことをとやかく言うよりも、自分を見つめ直すこと。自分に咲かせられる花は何かと考えること。

Tuesday, March 22, 2016

2016年3月下旬

3月下旬(3月21日~31日)

達成目標
①某共同体論集拙稿念校3月21日終了
②ジュンク堂福岡ブックフェア用リーフレット広告文(すぐ)3月22日終了
③来年度シラバス最終チェック:本務校、F大(メール返信)、S大(すぐ)
④エラスムス:シラバス作成・日程調整

12シンポ序文(3月22日)
某重要マニフェスト翻訳(3月25日)

フォーラム原稿(3月28日)3月28日終了

⑧連載3月分(3月25日)


予定と実際

3月21日(月) ルネ・ブックイベント打ち合わせ
 ➡帰福直後にエラスムスの日程決定を明日朝9時までに、といきなりメール。。各所と調整。
 ➡と同時に、某共同体論集の念校が届く。またも徹夜で完了。

3月22日(火) 徹夜明けだろうが、そんなことはおかまいなしに仕事は続く。
          ➡エラスムス日程調整&シラバス作成
 ➡ジュンク堂福岡ブックフェア用リーフレット作成
 ➡各種イベント関係メール

3月23日(水) 来年度シラバス最終チェック➡教授会➡シラバスチェック委員会
          ➡マニフェスト翻訳①+コラム執筆①
          ➡12シンポ序文

3月24日(木) マニフェスト翻訳②+コラム執筆②

3月25日(金) マニフェスト翻訳③+コラム執筆③➡完成

3月26日(土) フォーラム原稿①

3月27日(日) フォーラム原稿② 

3月28日(月) フォーラム原稿③➡完成

3月29日(火) 連載執筆①各種調整メール

3月30日(水) 連載執筆②➡完成献本リスト統合(執筆者が20名もいると、なかなか・・・)
          某リクール本の今後の見通しについて連絡あり。

3月31日(木) 共同体論(実践編)執筆献本リスト統合

4月1日(金) 教授会#1➡学部懇親会

4月2日(土) 新大学院生との懇談会(16:30~)


『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(3月28日?)➡4月以降
某ベルクソン論集コラム(3月25日)➡4月以降
⑪共同体論・実践編(3月31日)➡4月中旬に延期
⑫小論「リクールとベルクソン」➡5月の後半に再校作業、6月中に校了、7月刊行予定。
⑬西哲シンポ(6月予稿➡12月初旬シンポ原稿)
⑭ベルクソン・シンポ(10月?)
⑮某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)


2016年
3月末 フランス現代哲学における共同体論(実践編)50~80枚@s

4月23日(土)合同ゼミ:『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント

5月1日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その1
≪愛・性・家族を哲学する≫@ジュンク堂
 話し手:藤田尚志(九州産業大学)・宮野真生子(福岡大学)

(5月6・7日 応用哲学会➡物販)

5~6月エラスムス2016
5月16日(月)―終了7月29日(金)(全11週)

5月13日(金)~15日(日)日哲第75回大会@京大(愛と家族)
➡京大生協ルネにて、『愛・性・家族の哲学』刊行記念フェア≪愛・性・家族と/の人文学≫
期間:5月9日(月)~27日(金)予定)
➡ブックイベント京都篇@京大生協ルネ5月13日(金)夜
≪ぼくらをつなぐもの-愛/性/家族なき結婚の可能性-≫
登壇者
 森川輝一(京都大学)
 王寺賢太(京都大学)
 宮野真生子(福岡大学)
 藤田尚志(九州産業大学)

5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
5月27日(金)夜・刊行記念イベント東京篇
≪シェアから家族を考える≫@神楽坂モノガタリ
話し手:
 久保田裕之(日本大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月18日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その1
≪性的身体と自己決定~『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(仮題)@北大
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月19日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その2
愛の<ぶっとんだ>思想史-プラトン・フーリエ・平塚らいてう-@紀伊国屋書店札幌店
話し手:
 近藤智彦(北海道大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

7月2日(土)エラスムス授業@法政大学

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その2
≪聖愛と俗愛――キリスト教は愛と結婚をどう考えてきたのか≫@西南学院大学
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 永嶋哲也(福岡歯科大)
 佐藤啓介(南山大学)
特定質問者:
 小笠原史樹(福岡大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会:
 津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)合同ゼミin佐賀大篇

7月23日(土)レチフ・ド・ラ・ブルトンヌをめぐるワークショップ@エラスムス

8月?9月?大阪アートエリア篇?
10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?


秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)

秋:某ワークショップ

12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」(西山達也+藤田尚志)@西日本哲学会

Tuesday, March 15, 2016

3/17 書評コロキウム《駒込武著 『世界史のなかの台湾植民地支配 ―台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)をめぐって》@東京外大

下記の催しの告知をいただきました。ご興味おありの方は是非どうぞ。

***

このたびは皆さんに、明後日3月17日木曜日に東京外国語大学にておこなわれる
書評コロキウム《駒込武著 『世界史のなかの台湾植民地支配
―台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)をめぐって》
についてのご案内をお送りいたします。

以下、このご案内の転送をご依頼をくださり、当日の司会をつとめられる
東京外国語大学の米谷匡史さんのお言葉を
ほぼそのままの形でお借りして、
この合評会の内容をご紹介させていただくことをお許しください。

駒込さんの前著『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、1996年)は、
植民地と帝国が連関しあう「植民地帝国」の歴史を分析する枠組を提示し、
大きな影響を与えた重要な本でしたが、
今回の合評会であつかうのは、それ以来約20年間の研究成果をまとめた新著
『世界史のなかの台湾植民地支配―台南長老教中学校からの視座』です。

この本は、大英帝国と日本帝国という2つの帝国が、
対立をはらみながら交錯する「帝国のはざま」として、
植民地台湾がおかれた歴史的文脈を描きだす大著です。

台南長老教中学校というミッション・スクールに注目しながら、
「帝国のはざま」で台湾人の自治的空間をめざす試みとその挫折、
植民地帝国全体を巻き込む全体主義の圧力を、
台湾、朝鮮、奄美、日本内地を相互連関させる視座で描いています

著者ご本人である駒込武さんをお迎えし、
戸邉秀明さん、三原芳秋さん、水谷智さん、清水美里さんという
豪華な4人のコメントで、じっくりと議論します。

駒込さんの新著は、1万5000円(+税)と高価で、とても分厚い本ですから、
事前に購入してじっくり読んでくるのはやや敷居が高いですが、
合評会当日には、内容の概要と目次も配布し、
議論を追っていけるように配慮してくださるそうです。

植民地研究/帝国史研究の現在の水準を確認し、
議論を深めるための大事な機会になります。

ご関心をお持ちのかたは、以下の詳細をご覧のうえ、
ぜひご参加ください。

(WINC運営委員会)

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書評コロキウム : 駒込武著 『世界史のなかの台湾植民地支配
 ―台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)をめぐっ

*********************************************************************

 会場: 東京外国語大学・海外事情研究所 (研究講義棟・427室)
 
  日時: 2016年3月17日(木) 14:00~18:00

 コメンテーター: 戸邉秀明(東京経済大学) 
          三原芳秋(一橋大学)
          水谷智(同志社大学)
          清水美里(日本学術振興会特別研究員、
                 東京外国語大学・早稲田大学非常勤講師)

 リプライ: 駒込武(京都大学)

 司会: 米谷匡史(東京外国語大学)

主催:

科研「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック」(代表:小川英 文)

同志社植民地研究会

東京外国語大学・海外事情研究所

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Monday, March 14, 2016

吉田隆一の言葉

もちろん、ドルフィーだからこそ出来たわけで、下手に真似すれば、3つとも中途半端になる危険性もある。

≪面白いのは、ドルフィーはバス・クラの技術をアルト・サックスにけっこう転用しているんですね。逆にバス・クラを聴くとアルト・サックスの奏法もちょっと見える。フルートも同様で、構造的奏法的にはまったく異なる3本の楽器を扱うことで、非常に幅広い視点をもつことができたんですね。≫

けれど、イメージはこういう感じで。

Saturday, March 12, 2016

【新刊】宮野公樹『研究を深める5つの問い――「科学」の転換期における研究者思考』、『異分野融合、実践と思想のあいだ。』

先日、FDフォーラムでご一緒した宮野先生から下記の二冊のご著書をお送りいただきました。ありがとうございます。

宮野公樹『研究を深める5つの問い――「科学」の転換期における研究者思考』(講談社ブルーバックス、2015年4月20日)


















京都大学学際融合教育研究推進センター編『異分野融合、実践と思想のあいだ。』(非売品、2015年3月31日)



和綴じ本を思わせる背の部分など、この装丁に非常に強いこだわりをお持ちだということで、これまで非売品として出されてきた本が今春出版される際にも、装丁は維持されるそうです。

どちらもいわば「素手で」思想と格闘していらっしゃる宮野さんの奮闘ぶりが伝わってきます。

つまらない”内部闘争”に飽き飽きしたという向きには是非お勧めしたい二冊です。

Thursday, March 10, 2016

2016年3月中旬

3月中旬(3月11日~20日)

達成目標
①共同体論集最終校(3月11日)➡一週間のご猶予。3月18日完了!
②某論集拙稿再校(3月12日)3月16日終了。今できるベスト。
③玉川センター紀要論文最終校(3月14日)なんとか終了…。まあもうこの状況下で完成したことに意味があると思うしか。

④来年度シラバス最終チェック:本務校、F大(メール返信)、S大(すぐ)
⑤某ベルクソン論集コラム(3月15日)➡十日のご猶予。
⑥某重要マニフェスト翻訳(3月16日)➡十日のご猶予。

⑦『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(3月18日)


⑧12シンポ序文(3月22日)
⑨連載3月分(3月25日)
⑩フォーラム原稿(3月28日)
⑪共同体論・実践編(3月31日)

予定と実際

3月10日(木) 某重要マニフェスト翻訳第4パート&完成
          某論集第3巻「はじめに」初校校了➡共同体論集最終校・・・

3月11日(金) 共同体論集最終校少し
          ➡某論集拙稿再校少し

3月12日(土) 某論集拙稿再校+索引リスト少し
          ➡玉川センター紀要論文最終校

3月13日(日) 玉川センター紀要論文最終校

3月14日(月) 某ベルクソン論集コラム執筆①玉川論文何とか完成
          ➡コース送別会

3月15日(火) 某ベルクソン論集コラム執筆②完成某論集再校
          ➡論集関連イベント打ち合わせ➡某論集再校徹夜…

3月16日(水) 某重要マニフェスト翻訳某論集再校終了➡索引リスト
          共同体論集最終校

3月17日(木) 『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿①共同体論集最終校

3月18日(金) 『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿②共同体論集最終校終了!
 
3月19日(土) 日仏哲学会@京大

3月20日(日) ベルクソン哲学研究会@京大
          &市田・王寺編新刊本書評会@京大

3月21日(月) 京大ルネ・ブックイベント打ち合わせ


⑪ベルクソン・シンポ(10月?)
⑫西哲シンポ(12月初旬)
⑬某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)

2016年
3月末 フランス現代哲学における共同体論(実践編)50~80枚@s

4月23日(土)合同ゼミ:『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント

5月1日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その1
≪愛・性・家族を哲学する≫@ジュンク堂
 話し手:藤田尚志(九州産業大学)・宮野真生子(福岡大学)

春:某プレワークショップ

(5月6・7日 応用哲学会➡物販)

5~6月エラスムス2016
5月16日(月)―終了7月29日(金)(全11週)

5月13日(金)~15日(日)日哲第75回大会@京大(愛と家族)
➡京大生協ルネにて、『愛・性・家族の哲学』刊行記念フェア≪愛・性・家族と/の人文学≫
期間:5月9日(月)~27日(金)予定)
➡ブックイベント京都篇@京大生協ルネ5月13日(金)夜
≪ぼくらをつなぐもの-愛/性/家族なき結婚の可能性-≫
登壇者
 森川輝一(京都大学)
 王寺賢太(京都大学)
 宮野真生子(福岡大学)
 藤田尚志(九州産業大学)

5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
5月27日(金)夜・刊行記念イベント東京篇
≪シェアから家族を考える≫@神楽坂モノガタリ
話し手:
 久保田裕之(日本大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月18日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その1
≪性的身体と自己決定~『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(仮題)@北大
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月19日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その2
愛の<ぶっとんだ>思想史-プラトン・フーリエ・平塚らいてう-@紀伊国屋書店札幌店
話し手:
 近藤智彦(北海道大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その2
≪聖愛と俗愛――キリスト教は愛と結婚をどう考えてきたのか≫@西南学院大学
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学准教授)
登壇者:
 永嶋哲也(福岡歯科大)
 佐藤啓介(南山大学)
特定質問者:
 小笠原史樹(福岡大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会:
 津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)佐賀篇
8月?9月?大阪アートエリア篇?
10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?
秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)


秋:某ワークショップ

12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」(西山達也+藤田尚志)@西日本哲学会

Wednesday, March 09, 2016

ついにカバー解禁!『愛・性・家族の哲学』近刊

みなさま、もしよろしければ、ご関心のありそうな周りの方々に宣伝していただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

下の画像をクリックすると、拡大されるみたいです。






Tuesday, March 01, 2016

3/5-6 第7分科会の詳細 in 第21回FDフォーラム@京都外大

第21回FDフォーラム

テーマ
大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~
日 時
2016年3月5日(土) 13:00~17:10 シンポジウム(12:00~受付開始)
2016年3月5日(土) 17:30~19:00 情報交換会
2016年3月6日(日) 分科会・ポスターセッション(9:00~受付開始)
会 場
京都外国語大学
1日目:森田記念講堂
2日目:1号館
主 催
公益財団法人 大学コンソーシアム京都

第7分科会:大学改革とFD ~批判と提言~ 
高等教育を取り巻く環境が激変し、高等教育自体のあり方が問われるようになって久しい。グローバル化への対応や新しい能力を育むことの必要性が指摘される中で、高等教育に従事する教職員は、日々続発する新たな課題の解決に追われている。このような状況において、高等教育それ自体の意味や、高等教育機関と社会との関係がどのようなものであるべきか、という原理的な問いは問われることもなく置き去りにされているように思われる。 しかし、教育改善を目的とするさまざまな活動は、こうした原理的な問いと切り離して行われた場合、単なるその場しのぎの対策の寄せ集めにすぎなくなってしまうだろう。重要なことは、原理的な問いを問い続けるこ とによって、日々の教育実践を振り返る参照軸を持つことではないだろうか。本分科会では、こうした問題意識のもとで、現在の高等教育が直面する「改革」の諸相について原理的・批判的に考察することを目指す。 
コーディネーター
 坂本 尚志氏 京都薬科大学 一般教育分野 准教授 
報告者
 渡邉 浩一氏 大阪工業大学 非常勤講師 
 宮野 公樹氏 京都大学 学際融合教育研究推進センター 准教授
 藤田 尚志氏 九州産業大学 国際文化学部 准教授
指定討論者
 田中 毎実氏 武庫川女子大学 文学部 教授

第7分科会の進行タイム・スケジュール
10:00~10:10(10分) 開会挨拶・趣旨説明 
10:10~10:45(35分) 第1発表:渡邉浩一氏
 「FD(Faculty Development)とGE(General Education):教員集団の自己組織化の原理とは何か?」
10:50~11:25(35分) 第2発表:藤田尚志氏
 「「役に立つ」とはどういうことか?デリダ、プラグマティズムを用いた哲学的大学教育論」

11:30~12:05(35分) 第3発表:宮野公樹氏
 「グローバル・イノベーション・異分野融合〜なぜ大学業界ではこのバズワードが未だ消えないのか〜」

12:05~12:10(5分) 質問・コメント票の記入と回収 
12:10~13:40(90分) 昼休み休憩 質問・コメント票の整理(コーディネーター) 

13:40~14:00(20分) 指定討論:田中毎実氏 
14:00~15:25(85分) 質疑応答
 ◆ 指定討論への応答
 ◆ 質問・コメント票の質問への応答
 ◆質疑応答 
15:25~15:30 閉会挨拶

3/6 「役に立つ」とはどういうことか? デリダ、プラグマティズムを用いた哲学的大学教育論@大学コンソーシアム京都 第21回FDフォーラム

以下は予稿集に掲載される文章です。

 ***

 「役に立つ」とはどういうことか?
デリダ、プラグマティズムを用いた哲学的大学教育論 

第1回FDフォーラムのテーマは「『知の技法』が問い掛けたもの」であったそうだ。そのことを驚きとともに指摘した昨年のフォーラムの第8分科会の報告集は興味深いものであった。なぜ驚いたのか。それは最近のフォーラムが、よく言えば「FDの専門家がFD担当者を啓蒙する場」、悪く言えば、“お上”の意向を忖度しつつ、それに沿って策定された教育方法・教育評価のトレンドを「われ先に」と自家薬籠中にする“優等生競争”推奨の場と化している感があるからだ。「教育熱心なFD素人」であるさまざまな分野の担当教員が、専門性を保ちつつも、広く興味をかき立てる魅力的な授業を競い合ってみせ、大反響を呼んだ『知の技法』。その問い掛けたものについて議論する空間は果たして今、「玄人のための玄人によるFDの場」に残されているだろうか。それが驚きの理由であった。開始から20年、参加者数が伸び悩む背景には、このようなディレンマがある。そう担当者は綴っていた。

さて、今回のFDフォーラムである。「大学教育のイマドキから見えるカタチ」について本当の意味で再考するにはやはり、さまざまなひとびとの力を結集しなければならない。“現場”経験や“社会人”経験をもったひとびとの声と同時に、“教養”教育や“理論”研究に従事するひとびとの声をしっかり聴きとる必要がある。自然科学系と同時に人文社会科学系の声を。そのために本発表では、デリダとプラグマティズムの再読解を交えつつ、現代の大学改革にとって重要な意味を持ついくつかの概念の哲学的再検討を試みる。FDフォーラムで、なぜ哲学的分析を? だが、まさにこの場違い感とその理由をこそ、議論の出発点としたいのである。より“実践的”な“社会人基礎力養成”の教育法を開発するためには、まずもって「実践的とはどういうことか」を知らなければならないが、誰も本気でそのことを問おうとしていない場所で。哲学とはごく簡単に言えば、そのように誰もが自明視している“常識”を疑い、「役に立つ」とはどういうことか、「真の社会人」とは何かを問う学問だ。大学は「社会への入り口」なのであって、単なる「会社への入り口」であってはならない。短絡的な発想が致命的に危険であることを産業界自体がよく理解している。現に、文部科学省が二〇一五年六月、国立大学に人文社会科学系学部の組織見直しを求める通知を出したが、経団連は同年九月、安易な見直しに反対する声明を出している。

なぜデリダとプラグマティズムなのか? それは当日説明することにしよう。彼らの再読解を通じて何を示したいのか。表層的な“効率性”、“早くから現実と接触”は、すでに度量衡を共有した、「想定内」の世界である。それに対して、哲学や文学など、社会の中ではあり得ないほどの思考実験の現場であり、他者体験の現場でもある人文学が、仮説の論証や古典の読解を通じて示すのは、極限的な度量衡の欠如状態である。会社の中での他者体験よりもはるかに虚構的であり、常識的な“リアリティ”を欠いているがゆえに、なおいっそう“リアル”な他者体験である。いわゆる「現実社会」が大学の学問の世界より広いと言いうるのは、現実社会が自らの「現実」を十全に理解し適切に表現しえた場合のみである。そうでないのであれば、大学の学問の世界は、その虚構性において、いわゆる現実世界よりも、実は広い。会社においては、限定的な思考実験しか行いえない。それ以上の余裕は与えられていない。だが、大学においては、いや、唯一大学においてのみ、際限のない思考実験を体験することができる。その体験は未来の可能性を開く。これは大学にとってプラスアルファではなく、本質的な条件である。

2016年3月上旬

3月上旬(3月1日~10日)

達成目標

①某論集第2巻まえがき初校(2月27日(土)落手➡2月29日(月)発送予定)3月2日発送
②共同体論集最終校(2月27日(土)落手➡3月1日(火)発送予定)
③某論集拙稿再校ゲラ(2月29日(月)落手➡3月8日(火)発送予定)
④某重要マニフェスト翻訳第2パート(2月26日分がまだ)
(2/18, 2/25, 3/3, 3/10の4回に分けて➡3月10日完成)
⑤『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(3月上旬)
⑥某重要マニフェスト翻訳第3パート(3月3日)
(2/18, 2/25, 3/3, 3/10の4回に分けて➡3月10日完成)
⑦某論集第3巻まえがき初校(3月4日落手)3月10日終了
⑧京都フォーラム発表(3月6日)なんとか終了
⑨某重要マニフェスト翻訳第4パート(3月10日完成)
⑩某論集第1巻あとがき再校(3月1日落手)即日完了
⑪玉川センター紀要論文校正(3月10日?)
⑫某論集第2巻まえがき最終校(3月8日PDF落手)即日校正終了

予定と実際

3月1日(火) 共同体論集最終校
         ★某論集第1巻あとがき再校落手➡夕方に完了
         ➡某論集第2巻まえがき初校徹夜で完成…

3月2日(水) 共同体論集最終校➡12時:学生対応➡13時:教授会
         ➡コース会議
         『反「大学改革」論』デリダ論&FDフォーラム発表
         発熱のため、本格的作業できず。フェア選書リスト作成
         
3月3日(木) 『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿&FDフォーラム発表
         ➡某重要マニフェスト翻訳第3パート(3月3日)
                    寝込む。時折起きだして作業。

3月4日(金) 『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿&FDフォーラム発
            寝込む。時折起きだして作業。
         ★某論集第3巻「はじめに」初校落手(12日必着)
 
3月5日(土) コンソーシアム京都・第21回FDフォーラム第一日


3月6日(日) コンソーシアム京都・第21回FDフォーラム第二日☚発表

3月7日(月) 学内最重要業務➡某論集拙稿再校力尽きる

3月8日(火) 朝:企業との名刺交換会➡某論集拙稿再校発送
         ➡某論集打ち合わせ➡もろもろ作業&メール
         ★某論集第2巻「はじめに」最終校PDF落手➡校正終了

3月9日(水) 『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(3月上旬)
      某論集第3巻「はじめに」初校に苦戦。というか、体がだるい。。
      が、もろもろの怒涛のメール作業。徹夜で「はじめに」仕上げる。

3月10日(木) 某重要マニフェスト翻訳第4パート&完成
         卒業関連会議(10時)➡最重要業務関連会議(10時半)
         ➡教授会(12時)➡大学院研究科委員会(12時半)
     ➡「はじめに」発送(13時)➡ジュンク堂フェア打ち合わせ(13時半)
     ➡某共同体論集校正➡力尽きる。。

⑬12シンポ序文(2月27日➡3月12日)
⑭某ベルクソン論集コラム(2月28日➡3月15日)
⑮連載3月分(3月20日まで)
⑯フォーラム原稿(3月28日)
⑰共同体論・実践編(3月末まで)

⑱ベルクソン・シンポ(10月?)
⑲西哲シンポ(12月初旬)
⑳某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)

2016年
3月19日(土) 日仏哲学会
3月20日(日) ベルクソン哲学研究会
3月末 フランス現代哲学における共同体論(実践編)50~80枚@s

春:某プレワークショップ

4月23日(土)合同ゼミ:『愛・性・家族の哲学』刊行記念
4月24日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント・福岡・??

5~6月エラスムス2016

(5月6・7日 応用哲学会➡物販)

5月13日(金)~15日(日)日哲第75回大会@京大(愛と家族、横断的)
➡京大生協ルネにて、『愛・性・家族の哲学』刊行記念フェア(期間:5月9日(月)~27日(金)予定)➡ブックイベント京都篇@京大生協ルネ5月13日(金)夜
「ぼくらをつなぐもの-愛/性/家族なき結婚の可能性-」
登壇者
 森川輝一(京都大学大学院法学研究科教授)
 王寺賢太(京都大学人文科学研究所准教授)
 藤田尚志(九州産業大学准教授)
 宮野真生子(福岡大学准教授)

5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
➡刊行記念イベント東京篇5月27日(金)夜?

6月??日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント・北海道篇@北大
登壇者:古賀徹(九州大学准教授)・近藤智彦(北海道大学准教授)・佐藤岳詩(熊本大学准教授)
コメンテーター:蔵田伸雄(北海道大学教授)

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント・福岡・西南学院大学篇
登壇者:永嶋哲也(福岡歯科大)・佐藤啓介(南山大学)・小笠原史樹(福岡大学)
司会:津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)佐賀篇

8月?9月?大阪アートエリア篇?

10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?

秋:某ワークショップ

秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)
12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」@西日本哲学会