Monday, April 04, 2022

2021-2022年度の業績

例年同様、本年度の研究も、1)ベルクソンを中心とする近現代フランス哲学研究を軸に、2)哲学と大学、3)愛・性・家族の形而上学とその脱構築について進められた。

論文が4つ(単著・日本語が2つ、単著・英語が1つ、共著・日本語が1つ)、口頭発表が5つ(すべて単独。日本語が2つ、英語が3つ)。


出版物:著作・論文・翻訳

01. 平井靖史・青山拓央・岡嶋隆佑・藤田尚志・森田邦久「ベルクソンと現代時間哲学(上)」(共著論文)

 『人文論叢』(福岡大学人文学部)第53巻第2号、2021年9月、495-528頁

02. 「リズムの哲学がベルクソンに負うもの」

 『フランス哲学・思想研究』第26号、2021年10月、61-72頁。

03. 「「大いなる生の息吹…」ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』における呼びかけ・情動・二重狂乱(下)道の途中:二重狂乱と政治」

  『仏語仏文学研究』(東京大学仏語仏文学研究会)、2022年3月、第55号、229-246頁。

04. 「Diremption and Intersection: The Violence of Language in Bergson and Sorel

 Parrhesia: A Journal of Critical Philosophy 2022年春に公開予定。

05. 『ベルクソン 反時代的哲学』

 勁草書房より2022年春に刊行予定。

06. 平井靖史・天野恵美里・岡嶋隆佑・木山裕登との共訳『1903‐1904年度コレージュ・ド・フランス講義 記憶理論の歴史』

 書肆心水より夏ごろ刊行予定?


発表

01. 表現的自我:分析的アプローチとベルクソン的アプローチの接合 

PBJ-DI分析系分科会(2021年6月27日(月)14:00-18:30 @オンライン開催(zoom))(口頭発表、2021-2022年度)

02. On Personality: Analytic and Bergsonian Approaches  

International Workshop "Time, Freedom, Creativity: Bergsonian Perspectives" organized by PBJ and Barry Dainton2021 年 7 月 30 日(金)17:00-19:00 @オンライン開催(zoom))(口頭発表、2021-2022年度)

03. 講義の時間――ベルクソンのコレージュ・ド・フランス講義を読む

日仏哲学会秋季大会シンポジウム「哲学者の講義録を読む」(西山雄二さん(東京都立大学)、酒井麻依子さん(筑波大学)、八幡恵一さん(関東学院大学)、西川耕平さん(文京学院大学とともに)(2021年09月11日(土)15:00-18:30 @ハイフレックス開催(東京都立大学+ZOOM))(口頭発表、2021-2022年度)

04. Bergson and Heidegger on Schematism

Fukuoka Meeting of the Global Bergsonism Research Project (online webinar) – 12, 18, 19 November 2021 – Fukuoka University, Japan(2021年11月12日(金)21:30-23:00 @オンライン開催(zoom))(口頭発表④、2021-2022年度)

05. 崇高と走馬灯――ベルクソン、カント、ハイデガーをめぐる超越論的図式機能のゆくえ

第49回ベルクソン哲学研究会:特定質問者・峰尾公也氏とともに(2022年3月23日(日)16:00-17:00 @オンライン開催(zoom))(口頭発表⑤、2021-2022年度)