参院選の結果、さらに状況は危機的になってしまいましたが、
とにかく事態を少しでも好転させていくために、
引き続き努力を重ねていくしかありません。
さて、WINC7月例会のリマインダーをお送りします。
7月23日土曜日におこなわれる今回のWINC例会では、
話題作『愛国的無関心:「見えない他者」と物語の暴力』を、
著者である内藤千珠子さんを囲んで論じることになっています。
内藤さんは大妻女子大学にお勤めの近代日本語文学の研究者ですが
2010年に出された『小説の恋愛感触』において、
小説を批評するという営みの迫力のなかに
わたしたちを引き込んでくださいましたが、
今回の『愛国的無関心』も、
余人ではいきつけない思想の襞に連れていってくださる仕事として
注目を集めてきました。
提題者としてそれを論じてくださるのは、日本政治思想史の、
とくに幸徳事件や初期社会主義運動の専門家であり、
それにとどまらないプロジェクトのキーパーソンでもある
早稲田大学の梅森直之さんです。
そしてもうひとりは、『「戦後」というイデオロギー』
目覚ましい活動を展開されている日本大学の高榮蘭さんです。
さて、この3人の方々による「掛け合い」となると、
とくに緊迫した言葉のやりとりになるのではないかと、
ぜひご参加ください。
具体的には以下のようになります。
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《この状況の遠い淵源をさぐりながら『愛国的無関心』を読む》
■ 日時 2016年7月23日 土曜日 午後2時から
■ 場所 東京外国語大学 研究講義棟4階
海外事情研究所 会議室427
※ 東京外国語大学の住所は「府中市朝日町3-11-1」です。
西武多摩川線(中央線武蔵境駅にてのりかえ)多磨駅 下車徒歩4分
あるいは、京王線 飛田給駅下車北口からの循環バスで5分、
「東京外国語大学前」下車です。
東京外国語大学のホームページ上の案内図を参考にしてください。
URLは、http://www.tufs.ac.jp/
■ 課題 内藤千珠子『愛国的無関心:「見えない他者」と物語の暴力』
(新曜社、2015年)
■ 提題者 梅森直之さん(早稲田大学、日本政治思想研究)
高榮蘭さん(日本大学、日本語近現代文学)
■ リプライ 内藤千珠子さん(大妻女子大学、近代日本語文学)
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お誘い合わせのうえ、ぜひご参集ください。
(WINC運営委員会)
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