Monday, April 22, 2013

5/6-11 ピエール・テヴァニアン講演会(排外主義をめぐって)


一橋大学の森さんからお知らせが参りましたので、宣伝いたします。

フランスの哲学者で反差別の活動家でもあるピエール・ヴァニアンを招聘して「排外主義」をテーマにした講演を企画しております
テヴァニアンは1970年生まれでENS卒の哲学者で、年前のヌーヴェルオプセルヴァトール誌の特集「フランス思想界のスター50人」の一人にも選ばれた気鋭の知識人です。主著に La République du mépris. Métamorphoses du racisme dans la France des années Sarkozy (La Découverte, 2007), La haine de la religion. Le nouvel opium du people de gauche?  (La Découverte, 2013)などがあります。講演とあわせて、スカーフを着用するムスリム女性たちの声をとりあげたドキュメンタリー映画の上映もおこないます。
新大久保での反韓デモなど、日本でも排外主義の暴力が目に見える形で強まっており、そういう意味で非常にタイムリーな企画になってしまったことには何とも複雑な気持ちを抱いておりますが、排外主義の問題に向き合って考える良い機会ですので、周りの研究者や学生で関心のありそうな方がおられましたら、情報をまわしていただけると大変ありがたく思います。
また関連情報として、移住連の機関誌『Mネット』で一月に「日本の排外主義」特集号を組みましたので、こちらのほうもあわせてご覧いただければ幸いです。

それではよろしくお願いいたします。

森千香子
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Pierre Tevanian 来日講演日程
5月6日 大阪大学 14時−17時30分 上映会&講演会
「多文化教育の危機-苦悩するフランス公立学校の現在-」
討論者 池田賢市(中央大学) 


5月7日 同志社大学 17時−20時  上映会&講演会
「フランス共和国とイスラームーーー共生は可能か
http://global-studies.doshisha.ac.jp/images/pdf/2013-05-07.pdf

5月8日 東京日仏会館 18時21時 上映会&ディスカッション 
「スカーフ論争メディアがつくった虚構」
http://www.mfj.gr.jp/agenda/2013/05/08/index_ja.php
討論者 森千香子 

5月10日 一橋大学 東2号館2301 16時30分19時 
「負け組が排外主義を煽る」は本当なのか?ーー政治家、マスコミ、学者がうみだすゼノフォビアの合意
討論者 安田浩一(ジャーナリスト)
(添付のチラシを参照)

5月11日 東京外国語大学 14時17時 上映会&ディスカッション
「社会の寛容さと共生の現在ーーーフランスのスカーフ論争から」仮題)
討論者 徐阿貴(お茶の水大学)


*上映会はジェローム・オスト『スカーフ論争———隠れたレイシズム(Un racisme a peine voile)(2004年、フランス、カラー、74分、日本語字幕付き)を上映。

2 comments:

tu-ta said...

東京外大の教室番号とかわかれば教えてください

hf said...

私がいただいた情報は掲載した通りですが、下記のURLにお求めの情報がありました。

http://documentary-campaign.blogspot.jp/2013/05/blog-post.html