Saturday, April 08, 2023

いただきもの(2022年2月‐6月)

2022年2月20日

独立研究者の逆巻しとねさんより 『メディウム』(

https://mediensysteme2019.wordpress.com/

)のダナ・ハラウェイ特集をご恵投いただきました。

https://medium-schrift.booth.pm/

今のベルクソン論が終わったら、いずれ愛・性・家族本を仕上げるべく、ハラウェイも読みなおさねばと思っています。特集以外もユク・ホイの書評など、面白そうですね。

2022年3月2日
名古屋文理大学の青山太郎さんより、ご高著『中動態の映像学――東日本大震災を記録する作家たちの生成変化』(堀之内出版、2022年1月31日)をご恵投いただきました。

後半でベルクソンが登場し、デイントンが出てきて「おおっ!」となり、そこから中動態の議論、さらにはご自身のオリジナルの「複眼的中動態」――「肉眼で見るという関係性」における「一般的な芸術学的中動態」に対して、「自分の目で見るという関係」と「レンズ越しに見るという関係」の相互的異質性において「主体と対象が同時に複数の関係性を取り結ぶこと」(324-325頁)――というところまでぐいぐい引き込まれて、それこそ本書と中動態的な関係を結んでしまいました。とても面白かったですし、取り上げられている記録作家
たちの映像を見てみたくなりました。

2022年3月6日
立教大学の平賀裕貴さんよりご高著『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(論創社、2022年2月20日)
をご恵投いただきました。

日本では特に現在MMが人気で、今まで本格的な研究が少なかったことを考えれば、それはそれで必要なことですが、DSもさらなる研究の深化が必要ですよね。平賀さんのご著書のどの章も『二源泉』のさらに深めるべきポイントを魅力的に提示されていますね。

2022年5月4日
明治大学の岩野卓司先生よりお誘いいただいた講義に関する報告が掲載された明治大学大学院教養デザイン研究科紀要『いすみあ』を研究科のほうからお送りいただきました。拙い発表にもかかわらず、過分なご報告を岩野先生自らいただいたことにも深く感謝申し上げます。

おっしゃるとおりで、ヘーゲルに関しては今回発表の機会を与えていただいたおかげで或る程度輪郭が見えたのですが、キルケゴール、マルクスに関してはまったく時間もなく、要点すら述べられませんでした。申し訳ない限りです。ただ手がかりは掴みました。単著がようやく完成しましたので、次は結婚の脱構築の完成に向けて気長にやっていきたいと思います。

2022年5月19日
大阪大学の檜垣立哉先生より『ベルクソンの哲学 生成する実在の肯定』新版をご恵投いただきました。もちろんすでに旧版を拝読しており、今回の私の単著でも引用させていただいておりますが、あらためて勉強させていただきます。

2022年6月5日
大阪大学の米田翼さんより、ご高著『生ける物質 アンリ・ベルクソンと生命個体化の思想』(青土社、2022年6月1日)をご恵投いただきました。すごい密度の著作ですね。34歳?でこれを出せるというのもすごい。ブックイベントでご一緒できるのを楽しみにしています。

2022年6月11日
帝京大学の福島知己さんより、フーリエのご高訳『産業の新世界』をご恵投いただきました。お礼を申し上げるために読もうとして、カバンに入れた日にそのカバンごと紛失してしまい、お礼が大変遅くなってしまいました(現在購入して配送待ちです)。申し訳ありません。

2022年6月12日
東北大学の森一郎先生より、ご高訳ハンナ・アーレント『革命論』(みすず書房、2022年5月)をご恵投いただきました。

『活動的生』の時もドイツ語版から出す重要性(アーレントのより生き生きとした声を聴く)を思いましたが、今回は、森先生も書いておられる現代日本の改憲論議(の低調さ)とも相まって、よりアクチュアルですね。来年、サバティカルでベルクソンとフランクフルト学派周辺の人々(アーレント、ベンヤミン)の関係について考えてみたいと考えているので、ぜひ拝読させていただきます。「同じ場所に大勢集まって自由に議論を交わすー-とともに酒を酌み交わす--」ことを普通に再開できる日がもうそこまで来ているようにも感じられます。また近々対面でお会いできることを願いつつ。

2022年6月14日
岡本裕一朗先生より、拙著への返礼として『ヘーゲルと現代思想の臨界 ポストモダンのフクロウたち』(ナカニシヤ出版、2009年)をご恵投いただきました。実は・・・所持し(岡本先生の既刊のものは、おおよそ所持しております)、もちろんすでに拝読しておりました。お手数を取らせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。ヘーゲルの本と伺い、てっきり新著だと思い込んでしまい、「お願いします!」と申し上げてしまった次第です。しかしこの機会にふたたび読み直すことに致します。

2022年6月19日
西山雄二さんからベルクソンのブックイベントに素敵な花を送りいただき、
またイベント終盤には場を盛り上げるさすがの質問もいただき、本当にありがとうございました!イベントに花を贈るという発想がなかったので、心底びっくりしました。いつも送っていただいてばかりですみません。

2022年6月27日
檜垣立哉先生より、ご高著『バロックの哲学』(岩波書店、2022年)をご恵投いただきました。先日のZOOM会議でうっかりまだ購入していないことに気づき、実はあの後、慌ててアマゾンで購入してしまっていたのでした、、お手数をお掛けしてしまい、すみませんでした。ともあれ熟読してイベントに向かいたいと思います。

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