Monday, June 26, 2017

2017年6月中旬

2017年6月中旬(6月11~20日)
達成目標
①某ベルクソン論集:コラム執筆(すぐ)
②連載(すぐ)

予定と実際

本務校・非常勤第10週
6月12日(月)3限:全学共通講義#10(結婚の西洋哲学史#10パウロ➡ルター)➡4限:大学院講義#10(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑨)

6月13日(火)2限:全学共通講義#10(芸術の哲学#10演劇の哲学①演劇とは何か)

6月14日(水)2限:1年ゼミ#9(永井均『マンガの哲学』p.15-30➡ポンペイ・アトランティス発表予行演習①)➡3限:2年ゼミ#9(サルトル『実存主義とは何か』第4回)➡14:40~16:00:教授会

6月15日(木)2限:卒論ゼミ#10(k君・s君発表)➡昼休み:DVD上映会(『哲子の部屋』第2回)➡3限:3年ゼミ#10(『家族』第2章➡第1章)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#10ゼノン➡エンペドクレス➡デモクリトス)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会(『100分de名著 『オイディプス王』』第1回・第2回)➡MP整理

6月16日(金)s大非常勤・7時40分出発➡2限:学部選択必修#10(パウロ➡ルター)➡昼休み:DVD上映会#8(『クロ現 file 性同一性障害』➡『ハートネットTV 震災地のDV被害』)➡3限:gm先生と来月のイベント打ち合わせ第2回➡4限:学部選択講義#9(ベルクソン生命論➡サルトル)

6月17日(土)学外授業1年ゼミ#10 7時出発➡大学で許可証を取り、9時20分に西新へ➡福岡市立博物館で開催されているポンペイ展を1年ゼミ学生たちと鑑賞➡11時:早めに昼食➡11時半:第3講座室にてSKゼミと合同で鑑賞後の感想を語り合い、事前に準備してきた発表を行なう。13時過ぎに解散。

6月18日(日)午前中はとにかく休養。午後からコラムに取り掛かる。

本務校・非常勤第11週

6月19日(月)3限:全学共通講義#11(結婚の西洋哲学史#10ルター)➡4限:大学院講義#11(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑩)

6月20日(火)2限:全学共通講義#11(芸術の哲学#11演劇の哲学②演劇の構造)


⑤某誌レチフ論文ブラッシュアップ(6月末)
⑥共同体論実践編・論文圧縮(7月末)
⑦ベルクソン&ハイデガー発表を完成稿にバージョンアップ(6月前半)
2013アクト論文(6月前半)
某翻訳第五講後半(6月25日)
⑫レチフ別発表@某WS(12月)
⑬某ベルクソンWS@米・メンフィスの予稿(2018年秋に延期)

6月~7月 入試説明会
7月22日(土)・23日(日) 社会芸術学会@京都
7月23日(日)第1回オープンキャンパス
9月 新学部説明会
9月初旬 日仏哲学会@東京
10月1日(日)第2回オープンキャンパス
10月26日(木)・27日(金) ベルクソン国際シンポ第1・2日
10月28日(土) 仏文学会秋季大会@名古屋大学
10月29日(日) ベルクソン国際シンポ第3日
11月19日(日)推薦入試
12月2日(土)・3日(日) 西日本哲学会@福大
12月9日(土) 九州仏文学会@西南

2018年
1月13日(土)・14日(日)センター試験
1月30日(火)・31日(水)・2月1日(木)・2月8日(木)・3月8日(木)入試
2018年3月27日(火)・28日(水)フーリエ研究集会
2018年秋 

Sunday, June 11, 2017

2017年6月上旬

2017年6月上旬(6月1~10日)
達成目標
①某翻訳第四講前半・後半6月3日に終了!
②某ベルクソン論集:コラム執筆(すぐ)
③連載(すぐ)
④某翻訳第五講前半(6月10日)6月10日終了!

予定と実際

本務校・非常勤第08週(水・木は第07週
5月29日(月)ついにたまらず、数年ぶりに病院(外科)に。診察・レントゲン・薬もらう。3限:全学共通講義#8(結婚の西洋哲学史#8プラトン➡パウロ)➡4限:大学院講義#8(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑦)➡薬を飲んで少し改善。

5月30日(火)頭痛・首痛・肩痛、薬を飲んでけっこう改善。2限:全学共通講義#7(芸術の哲学#7ダンスの哲学②クラシック・バレエ➡モダン・バレエ➡コンテンポラリー・ダンス)

5月31日(水)頭痛・首痛・肩痛また少し悪くなる。2限:1年ゼミ#7(永井均『マンガの哲学』p.7-14➡ポンペイ・アトランティス発表準備)➡昼休み:サークル写真撮影+ポンペイ上映会➡3限:2年ゼミ#7(サルトル『実存主義とは何か』第3回)➡14:40~16:00:教授会

6月1日(木)頭痛・首痛・肩痛また少し悪くなる。2限:卒論ゼミ#7(m君・r君発表)➡昼休み:DVD上映会(『哲子の部屋』第1回)➡3限:3年ゼミ#7(『家族』第3章➡コラム)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#7パルメニデス・ゼノン)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会2名(『世界温泉遺産 トルコ・エフェソス遺跡』復習➡『大人の旅歩き イタリア・シラクーサ』復習➡『100分de名著 『オイディプス王』』第2回)➡MP整理

6月2日(金)頭痛・首痛・肩痛また少し悪くなる。s大非常勤・7時40分出発➡2限:学部選択必修#8(パウロ)➡昼休み:DVD上映会#6(NHK『2030年 家族はどうなる?』➡『Rの法則 SNS恋愛』)➡3限:MP整理➡4限:学部選択講義#7(ベルクソン➡サルトル)➡帰りの電車で翻訳

6月3日(土)朝は休養、肩の運動リハビリ、午後は翻訳。ようやく第四講完成。

6月4日(日)朝は休養、午後からコラムに取り掛かる。コラムといっても解説なので、気が重い。。

本務校・非常勤第09週(水は第08週
6月5日(月)3限:全学共通講義#9(結婚の西洋哲学史#9パウロ)➡4限:大学院講義#9(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑧)
★加國尚志先生より『自然の現象学』(晃洋書房、2002年)に続く第二作目のご高著『沈黙の詩法――メルロ=ポンティと表現の哲学』(晃洋書房、2017年3月30日)をご恵投いただきました。誠にありがとうございました。私はまだ単著を出していないので、先生の着実な歩みに賛嘆の念を覚えます。まだ読み始めたばかりですが、序言の言葉、「もしことばが日常のコミュニケーションで人々を行為に導くだけのものなら、本書に収められた文章は必要ではないだろう。しかしそれとは別種のことばと共に生きはじめるものと共にしか生きることのできないような人々が、やはり存在する」という言葉に惹かれました。「表現となる直前に身体で感じられるもの」とは、表現に至るまでの躊躇や澱みや滞り、加國先生の文章に頻出する「はじめる」という言葉は――「風に揺れはじめる」「立ち上がりはじめた波」「ふるえはじめた弦」「生きはじめ、生き直そうとしはじめる」――、ベルクソンの「持続は遅れる、いや持続とは遅れである」という言葉を思い出させます。言葉の重さとは、軽々しく言葉にしてしまうことで消えてしまうものに繊細であり続けようとする意志の強さでもあるのですね。言葉の軽い私の自戒にせねばと思いつつ、加國先生の哲学的営為のぶれない軸を垣間見た思いがいたしました

6月6日(火)2限:全学共通講義#9(芸術の哲学#9ダンスの哲学③コンテンポラリー・ダンス②)

6月7日(水)2限:1年ゼミ#8(永井均『マンガの哲学』p.15-30➡ポンペイ・アトランティス発表予行演習①)➡3限:2年ゼミ#8(サルトル『実存主義とは何か』第4回)➡14:40~16:00:教授会

6月8日(木)2限:卒論ゼミ#8(k君・s君発表)➡昼休み:DVD上映会(『哲子の部屋』第1回➡『100分de名著 サルトル『実存主義とは何か』』第4回)➡3限:3年ゼミ#8(『家族』第2章)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#8ゼノン➡エンペドクレス➡デモクリトス)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会(『100分de名著 『オイディプス王』』第1回・第2回)3人(のち2人)➡MP整理

6月9日(金)s大非常勤・7時40分出発➡2限:学部選択必修#9(パウロ➡ルター)➡昼休み:DVD上映会#7(『こんがらがっちゃった!日本の家族』『クロ現 file 性同一性障害』)5人➡3限:gm先生と来月のイベント打ち合わせ➡4限:学部選択講義#8(ベルクソン復習➡サルトル)
★後藤正英さんより、『週刊図書新聞』第3304号(2017/5/27)に掲載された、ヤン・アスマン『エジプト人モーセ ある記憶痕跡の解読』(藤原書店)の書評をいただく。また、たばこ総合研究所が出している『TASC MONTHLY』No.497(2017年5月)という雑誌にお書きになったエッセイ「現代社会に求められる寛容とは」(p. 6-12)もいただいた。ありがとうございます。

6月10日(土)※4月28日(土)分の補講 2限:高田震災の語り部の講演会に授業を振り替える➡3限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#9ソフィストとソクラテス)➡4限:DVD上映会(『100分de名著 『オイディプス王』』第3回・第4回)2人
★村上文さんより源河亨『知覚と判断の境界線――「知覚の哲学」基本と応用』(慶応義塾大学出版会、2017年4月28日)をご恵投いただく。ありがとうございます。

6月11日(日)午前中はとにかく休養。午後からコラムに取り掛かる。

⑤某誌レチフ論文ブラッシュアップ(6月末)
⑥共同体論実践編・論文圧縮(7月末)
⑦ベルクソン&ハイデガー発表を完成稿にバージョンアップ(6月前半)
2013アクト論文(6月前半)
某翻訳第五講後半(6月25日)
⑫レチフ別発表@某WS(12月)
⑬某ベルクソンWS@米・メンフィスの予稿(2018年秋に延期)

6月~7月 入試説明会
7月22日(土)・23日(日) 社会芸術学会@京都
7月23日(日)第1回オープンキャンパス
9月 新学部説明会
9月初旬 日仏哲学会@東京
10月1日(日)第2回オープンキャンパス
10月26日(木)・27日(金) ベルクソン国際シンポ第1・2日
10月28日(土) 仏文学会秋季大会@名古屋大学
10月29日(日) ベルクソン国際シンポ第3日
11月19日(日)推薦入試
12月2日(土)・3日(日) 西日本哲学会@福大
12月9日(土) 九州仏文学会@西南

2018年
1月13日(土)・14日(日)センター試験
1月30日(火)・31日(水)・2月1日(木)・2月8日(木)・3月8日(木)入試
2018年3月27日(火)・28日(水)フーリエ研究集会
2018年秋 

Wednesday, June 07, 2017

いただきもの(2017年4月-6月)

2017年6月
★加國尚志『沈黙の詩法――メルロ=ポンティと表現の哲学』(晃洋書房、2017年3月30日)
 『自然の現象学』(晃洋書房、2002年)に続く第二作目でしょうか。私はまだ単著を出していないので、先生の着実な歩みに賛嘆の念を覚えます。まだ読み始めたばかりですが、序言の言葉、「もしことばが日常のコミュニケーションで人々を行為に導くだけのものなら、本書に収められた文章は必要ではないだろう。しかしそれとは別種のことばと共に生きはじめるものと共にしか生きることのできないような人々が、やはり存在する」という言葉に惹かれました。
 「表現となる直前に身体で感じられるもの」とは、表現に至るまでの躊躇や澱みや滞り、加國先生の文章に頻出する「はじめる」という言葉は――「風に揺れはじめる」「立ち上がりはじめた波」「ふるえはじめた弦」「生きはじめ、生き直そうとしはじめる」――、ベルクソンの「持続は遅れる、いや持続とは遅れである」という言葉を思い出させます。

 言葉の重さとは、軽々しく言葉にしてしまうことで消えてしまうものに繊細であり続けようとする意志の強さでもあるのですね。言葉の軽い私の自戒にせねばと思いつつ、加國先生の哲学的営為のぶれない軸を垣間見た思いがいたしました

2017年05月
★L・A・ポール『今夜ヴァンパイアになる前に――分析的実存哲学入門』(奥田太郎・薄井直樹訳、名古屋大学出版会、2017年5月30日)
 まずタイトルにぐっとつかまれました。永井訳のネーゲル・コウモリ本へのオマージュである(202頁)ということですが、Transformative Experienceをこう訳せるセンスに脱帽です。また、帯は編集者かもしれませんが、短い言葉で端的に本書のポイントをまとめつつ、本文へと巧みにいざなう文章で、やはりつかまれました。

 まだはじめと最後を読んだにすぎませんが、とても面白く、とても読みやすいです(宮野さんのご助力もずいぶんあったと聞きました)。ぐいぐい引き込まれます。あとがきではジョジョに言及されていましたが、藤子不二雄の短編「流血鬼」を併読するとなおいっそう楽しめること、請け合いです(もしお知り合いなら、ポールさんに教えてあげると喜ばれるのでは・・・)。
 ともかく話題になりそうな本ですね。ご成功を心よりお祈りしております。


★中田光雄『デリダ 脱-構築の創造力』(水声社、2017年5月)

 早速ご著書を拝読するにつけ、帯に記された一連のお仕事を見るにつけ、先生のお仕事の常人ならぬ生産性、凝縮された内容の密度、可能な限り渉猟されている文献の博識さ、全体に漂う学的厳格さ、そのいずれにもただ圧倒されるばかりです。


★本郷均「「中間」における言葉について」(早稲田大学哲学会編『フィロソフィア』第104号、2017年3月)
 表現の可能性とその挫折もまた、その中間の見えないものによって与えられている」(p.132)。通常は無であり沈黙であり透明にとどまる「中間」を、「表現を促すもの」「見えるようにすることにおける見られるものの生起」と捉え、ベルクソンのイマージュ、ハイデガーの芸術作品、メルロ=ポンティの肉といった諸概念にその理解の手がかりを求めようとする非常に興味深い試みだとお見受けました。普段はなかなか結びつけて考えることのないテーマが「中間」というキーワードによって実際に結びついていくさまは刺激的でした。例えば、ドゥルーズのmilieu等も入れて、私も自分なりに考えてみたくなりました。

2017年04月
★納富信留『哲学の誕生――ソクラテスとは何者か』(ちくま学芸文庫、2017年4月10日)
 これは実は、ちくま新書版のときにもいただいていたのですが、今回もいただきました。自分の文章を少しでもましなものにしたいと考えて、先ごろ蓮見重彦の『監督・小津安二郎』の旧ちくま学芸文庫版と新版を首っ引きで一行一行読み比べておりましたが、今回もそれをやってみました。

★倉田剛『現代存在論講義』(新曜社、2017年4月7日)
 ついに出ましたね。数年前からお話だけはたびたび伺っておりましたが、こうして形になったものを見ると、本当に隅々までよく考え抜かれており、一つの「芸術作品」にも似た味わいがあります。「どうしたことか一昨年あたりから再び私の中に出版に対する意欲が湧いて」(i頁)、続編まで一気に書き上げられたとのことでしたが、これは愛息のご誕生と関係があるのでしょうか。
 ともあれ、まだ序論と第一章冒頭を読み終えたにすぎませんが、「哲学には固有の問いと方法および説明方式がある」という倉田さんの信念には私もまったく同感であり、特に、「哲学が科学の成果を一刀両断することができないのと同様、科学の側も哲学的議論を容易に一蹴できると考えてはならない。(それは)クラシックのピアニストが、ジャズピアニストに向かって「あなたの演奏法は誤っている」と述べるようなものである」(vii頁)というくだりには――倉田さんらしさを感じつつ――、快哉を叫びたくなりました(もちろん、ジャズとクラシックの間を自由に行き来するアンドレ・プレヴィンなどの例外もあるのでしょうが…)。私自身、専門外のこういった議論ではしばしば途中で挫折しがちですが、今回は(ユイとミノルのおかげで)最後まで読了できるのではないかと期待しています。

Thursday, June 01, 2017

2017年5月下旬

2017年5月下旬(5月21~31日)
達成目標
①某翻訳第四講前半・後半(5月10日・25日に終わらず・・・)
②某ベルクソン論集:コラム執筆(すぐ)
③連載(すぐ)

予定と実際

5月21日(日)しかし朝からまじめにワークショップ「政治と人文主義」に参加。日本哲学会第二日@一橋➡お昼は一人でささっと済ませたのだが、コーヒーを買いに行ったら、q大のktさんやs大のmkさん、そしてtrk大長万部キャンパスにいらっしゃるというmmさんと出会い、少しおしゃべり➡その後、インターナショナルセッション「哲学と翻訳」、学協会シンポ「哲学と宗教」に参加。5時半出発➡8時フライト➡10時帰福。

本務校・非常勤第06週(水・木は第05週
5月22日(月)声はほぼ回復したが、頭痛がひどい。3限:全学共通講義#6(結婚の西洋哲学史#6プラトン)➡4限:大学院講義#6(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑤)➡事務書類作成➡頭痛がひどくて寝込む。
★南山の奥田さん、三重大の薄井さんより、L・A・ポール『今夜ヴァンパイアになる前に――分析的実存哲学入門』(奥田太郎・薄井尚樹訳)、名古屋大学出版会、2017年5月30日をご恵投いただく。掛け値なしに大変面白い著作である。藤子不二雄の短編「流血鬼」を併読するとなおいっそう楽しめる。

5月23日(火)頭痛・首痛・肩痛がひどい。2限:全学共通講義#6(芸術の哲学#6ダンスの哲学①貴族のダンス)

5月24日(水)頭痛・首痛・肩痛がひどい。2限:1年ゼミ#6(『落語で学ぶ自己紹介』第7話・第8話➡永井均『マンガの哲学』に登場するマンガのオリジナルを要約+本文読解➡ポンペイ展発表チーム分け)➡3限:2年ゼミ#6(『落語で学ぶ自己紹介』第7話・第8話➡サルトル『実存主義とは何か』第2回~第3回)➡14:40~16:00:教授会

5月25日(木)頭痛・首痛・肩痛がひどい。2限:卒論ゼミ#6(k君・s君発表)➡昼休み:DVD上映会(『100分de名著 サルトル『実存主義とは何か』』第3回)➡3限:3年ゼミ#6(『家族』第3章)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#6ヘラクレイトス)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会(『世界温泉遺産 トルコ・エフェソス遺跡』➡『大人の旅歩き イタリア・シラクーサ』)➡MP整理

5月26日(金)頭痛・首痛・肩痛がひどい。s大非常勤・7時40分出発➡2限:学部選択必修#7(プラトン➡パウロ)➡昼休み:DVD上映会#5(NHK『2030年 家族はどうなる?』)➡3限:MP整理➡4限:学部選択講義#6(ベルクソン)➡MP整理

5月27日(土)頭痛・首痛・肩痛がひどい。が、保護者懇談会。保護者が来る正確な時間すら知らされず、ただ数時間の間ひたすら待てという。。正確な時間を知らせてくれれば、そして、面談場所を研究室にしてくれれば、合間の時間を有効に使え、さらには補講さえも入れることができるであろうに、(さらに言えば、年度初めにこの日は補講日であると通達されているにもかかわらず)補講は入れさせないのだという。なぜなら、保護者懇談会のために、幾つもの教室がおさえられているため、「それらの教室の先生が補講できないのは不公平であるから」だという。なぜ大教室に先生たちが集合して面談せねばならぬのか。各研究室で面談すれば、先にも述べた通り、空いた時間を有効に使え、さらには(大教室を抑える必要もなく)補講さえも入れることができるであろうに。

なるほど、一部の大人数を抱えている学部のゼミでもしも保護者が大量にやってくる場合は、研究室前で待つのは大変かもしれない。だが、そのようなゼミであっても、現実には大量に保護者はやってこない。研究室で十分に対応可能な数しかやってこない。にもかかわらず、大教室でさせたがるのは何故か?

保護者は「お客様」であり、彼らにわざわざ研究室まで出向いていただくのは「失礼」だからである。大学を純粋なサービス産業と考えるなら、そういう理屈になる。そして、私たちの大学は、明らかにそのように考えている。大学職員が大学を、大学教員を、そのように捉える大学に子供たちを入れたいと願う親は果たしてどの程度いるのだろうか。いや、もちろんいるのだろう。その願いが現代の大学の「改革」に反響している。

おかげで、補講日が一日減り、ということは、補講が競合する可能性が高まり、「他の授業と重なっているので先生の授業に出られません」という学生が増え、そして私の出勤日が一日増えるというわけである(他に補講日を設定し直さねばならないので)。すべては、教務課の「合理的」な計算のためである。

5月28日(日)頭痛・首痛・肩痛がひどい。一日静養。少しだけ翻訳。


本務校・非常勤第08週(水・木は第07週
5月29日(月)ついにたまらず、数年ぶりに病院(外科)に。診察・レントゲン・薬もらう。3限:全学共通講義#8(結婚の西洋哲学史#8プラトン➡パウロ)➡4限:大学院講義#8(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑦)➡薬を飲んで少し改善。

5月30日(火)頭痛・首痛・肩痛、薬を飲んでけっこう改善。2限:全学共通講義#7(芸術の哲学#7ダンスの哲学②クラシック・バレエ➡モダン・バレエ➡コンテンポラリー・ダンス)

5月31日(水)頭痛・首痛・肩痛また少し悪くなる。2限:1年ゼミ#7(永井均『マンガの哲学』p.7-14➡ポンペイ・アトランティス発表準備)➡昼休み:サークル写真撮影+ポンペイ上映会➡3限:2年ゼミ#7(サルトル『実存主義とは何か』第3回)➡14:40~16:00:教授会

⑤某誌レチフ論文ブラッシュアップ(5月11~15日)
⑥共同体論実践編・論文圧縮(5月16~20日)
⑦ベルクソン&ハイデガー発表を完成稿にバージョンアップ(5月21~30日)
⑧某翻訳第四講後半(5月25日)
2013アクト論文(6月前半)
⑩某翻訳第五講前半(6月10日)
某翻訳第五講後半(6月25日)
⑫レチフ別発表@某WS(12月)
⑬某ベルクソンWS@米・メンフィスの予稿(2018年秋に延期)


4月29日(土)新実在論WS@法政大学
5月19日(金)・20日(土)・21日(日) 日本哲学会@一橋大学
5月27日(土)・28日(日)保護者懇談会
6月~7月 入試説明会
6月3日(土)・4日(日) 仏文学会春季大会@東大・駒場キャンパス
7月22日(土)・23日(日) 社会芸術学会@京都
7月23日(日)第1回オープンキャンパス
9月 新学部説明会
9月初旬 日仏哲学会@東京
10月1日(日)第2回オープンキャンパス
10月26日(木)・27日(金) ベルクソン国際シンポ第1・2日
10月28日(土) 仏文学会秋季大会@名古屋大学
10月29日(日) ベルクソン国際シンポ第3日
11月19日(日)推薦入試
12月2日(土)・3日(日) 西日本哲学会@福大
12月9日(土) 九州仏文学会@西南

2018年
1月13日(土)・14日(日)センター試験
1月30日(火)・31日(水)・2月1日(木)・2月8日(木)・3月8日(木)入試
2018年3月27日(火)・28日(水)フーリエ研究集会
2018年秋 

Tuesday, May 30, 2017

『反「大学改革」論』朝日新聞広告に掲載予定です。

編集の米谷さんから伺ったのですが、明日(6月1日)、朝日新聞朝刊東京版一面下広告に『反「大学改革」論』書籍広告が3点セット(『哲学しててもいいですか』『お笑い芸人の言語学』)の広告として(小さくですが)掲載されるそうです。関西・西日本は翌日(6月2日)掲載の予定だそうです。

残念ながら、小さな広告のそのまた小さな扱いではありますが、1回分でもかなりの価格設定がされているものですので、みなさまにおかれましても、お手すきの折にでも、ご確認いただけましたら幸甚です。

ジュリエット・グランジュ教授 Prof. Juliette Grange特別講義@日大法学部


ジュリエット・グランジュ教授 Prof. Juliette Grange
フランソワ・ラブレ(トゥール)大学
招へい研究者による特別講義

この度,フランソワ・ラブレ(トゥール)大学よりグランジュ教授を 招へいし,特別講義を開催することとなりました。いずれの特別講義も日本語の通訳があり,日本語での質疑応答が可能です。 日本大学法学部研究事務課

1.日 時:5月30日(火) 13:00~14:30
場 所:法学部10号館3階 1032講堂
テーマ:Qu'est-ce que l'homme ? Philosophie et sociologie chez Auguste Comte 「人間とは何か?オーギュスト・コントにおける 哲学と社会学」

2.日 時:5月31日(水) 14:40~16:10
場 所:法学部10号館1階 1011講堂
テーマ:Saint-Simon, entre libéralisme et socialisme
「サン=シモン、自由主義と社会主義のあいだ」

3.日 時:6月1日(木) 18:00~19:30
場 所:法学部10号館6階 1061講堂
テーマ:La laïcité, une idée française ? 「ライシテ、フランス的概念か?」

 ※参加自由。 ※興味のある方はぜひ!

Sunday, May 21, 2017

2017年5月中旬

2017年5月中旬(5月11~20日)
達成目標
①某翻訳第四講後半(5月10日➡20日に終わらず・・・)
②某ベルクソン論集:コラム執筆(すぐ)
③連載(すぐ)
④某翻訳第四講後半(5月25日)

予定と実際

本務校・非常勤第05週(水・木は第04週

5月11日(木)2限:卒論ゼミ#4(k君・r君発表)➡昼休み:DVD上映会(『100分de名著 サルトル『実存主義とは何か』第2回』)➡3限:3年ゼミ#5(『落語で自己紹介』第3・4話➡『家族』第4章②)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#4ミレトス学派)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会(『タイタンの戦い』➡『アンティキテラ島の機械』)➡s先生歓迎会の最中から急激に体調悪化。

5月12日(金)かなり体調が悪化。s大非常勤・7時30分出発➡2限:学部選択必修#5(プラトン)➡昼休み:DVD上映会#4(『100分de名著 プラトン『饗宴』』第4回)➡3限:ぐったりしつつMP整理➡4限:学部選択講義#5(コントとビラン➡ベルクソン)なんとかやりきるも、その後寝込む。

5月13日(土)寝込む。

5月14日(日)一日寝て体力回復を待つ。

本務校・非常勤第06週(水・木は第05週
5月15日(月)声がどんどん出なくなる。3限:全学共通講義#6(結婚の西洋哲学史#6プラトン)➡4限:大学院講義#6(ギリシア神話の基礎を学ぶ⑤)
★東京電機大学の本郷均先生より、ご玉稿「「中間」における言葉について」(早稲田大学哲学会編『フィロソフィア』第104号、2017年3月)をご恵投いただきました。誠にありがとうございました。「表現の可能性とその挫折もまた、その中間の見えないものによって与えられている」(p.132)。通常は無であり沈黙であり透明にとどまる「中間」を、「表現を促すもの」「見えるようにすることにおける見られるものの生起」と捉え、ベルクソンのイマージュ、ハイデガーの芸術作品、メルロ=ポンティの肉といった諸概念にその理解の手がかりを求めようとする非常に興味深い試みだとお見受けました。普段はなかなか結びつけて考えることのないテーマが「中間」というキーワードによって実際に結びついていくさまは刺激的でした。例えば、ドゥルーズのmilieu等も入れて、私も自分なりに考えてみたくなりました。

5月16日(火)声がほとんど出ない。2限:輪講の自分担当回=全学共通講義#6・振替(北フランスの紹介+留学体験)

5月17日(水)声がうまく出ない。2限:1年ゼミ#5(『落語で学ぶ自己紹介』第5話・第6話➡永井均『マンガの哲学』に登場するマンガのオリジナルを要約+本文読解➡ポンペイ展発表チーム分け)➡3限:2年ゼミ#5(『落語で学ぶ自己紹介』第5話・第6話➡サルトル『実存主義とは何か』第2回後半)➡14:40~16:00:教授会➡16:05~16:40:シラバスチェック会議➡16:45~17:45:教員集会➡17:45~18:45:学科会議

5月18日(木)声がうまく出ない。2限:卒論ゼミ#5(h君・m君発表)➡昼休み:DVD上映会(教育実習に向けて:『ようこそ先輩!課外授業 是枝裕和』➡『Switch Interview 井村雅代 x 広上淳一』)3限:3年ゼミ#5(『家族』第4章・完)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・古代篇#5ピュタゴラス)➡5限:MP整理➡6限:DVD上映会(『アンティキテラ島の機械』➡『世界温泉遺産 トルコ・エフェソス遺跡』)➡MP整理

5月19日(金)s大非常勤・7時40分出発➡2限:学部選択必修#6(プラトン)➡上京➡日本哲学会ワークショップ➡sj大のiさんと夕食。初めて二人でゆっくりお話しした気がする。

5月20日(土)日本哲学会第一日@一橋➡懇親会では、大学論つながりで、wk, tiさんたちと話せたのが収穫。2次会では、ny, my, bt, syさんたちと飲む。3次会では、なんとnn先生とサシノミ。貴重なお話をたくさん伺う。深夜1時半まで。。


⑤某誌レチフ論文ブラッシュアップ(5月11~15日)
⑥共同体論実践編・論文圧縮(5月16~20日)
⑦ベルクソン&ハイデガー発表を完成稿にバージョンアップ(5月21~30日)
⑧某翻訳第四講後半(5月25日)
2013アクト論文(6月前半)
⑩某翻訳第五講前半(6月10日)
某翻訳第五講後半(6月25日)
⑫レチフ別発表@某WS(12月)
⑬某ベルクソンWS@米・メンフィスの予稿(2018年秋に延期)


4月29日(土)新実在論WS@法政大学
5月19日(金)・20日(土)・21日(日) 日本哲学会@一橋大学
5月27日(土)・28日(日)保護者懇談会
6月~7月 入試説明会
6月3日(土)・4日(日) 仏文学会春季大会@東大・駒場キャンパス
7月22日(土)・23日(日) 社会芸術学会@京都
7月23日(日)第1回オープンキャンパス
9月 新学部説明会
9月初旬 日仏哲学会@東京
10月1日(日)第2回オープンキャンパス
10月26日(木)・27日(金) ベルクソン国際シンポ第1・2日
10月28日(土) 仏文学会秋季大会@名古屋大学
10月29日(日) ベルクソン国際シンポ第3日
11月19日(日)推薦入試
12月2日(土)・3日(日) 西日本哲学会@福大
12月9日(土) 九州仏文学会@西南

2018年
1月13日(土)・14日(日)センター試験
1月30日(火)・31日(水)・2月1日(木)・2月8日(木)・3月8日(木)入試
2018年3月27日(火)・28日(水)フーリエ研究集会
2018年秋 

Tuesday, May 16, 2017

5/22 Joe Morrison教授講演会「Second Philosophy and logical contingentism」@千葉大学

日本哲学会より案内が参りましたので、ここにも告知しておきます。

***

以下の講演会についてご案内申し上げます。
講演者のMorrison教授は、現在イギリス哲学会(British Philosophical Assocation)のディレクターを務めておられ、今回は日本哲学会男女共同参画・若手研究者支援ワーキンググループのゲストとして来日されます。
東北大学(5/24)、京都大学(5/26)でもご講演いただく予定ですが、関東地区では以下の会だけになりますので、ぜひ奮ってご参加ください。

● 日時: May. 22 (Monday), 16:00-18:30
● 場所:
千葉大学 人文社会科学系総合研究棟2F マルチメディア会議室
http://www.chiba-u.ac.jp/campus_map/nishichiba/
● 話者:Prof. Joe Morrison (Queen’s University Belfast, UK)
● 言語:英語
● タイトル:Second Philosophy and logical contingentism
● Abstract:
Penelope Maddy argues that logical truths are only contingently true. Her premises include: (1) logical truths are truths about stable features of the world, (2) while humans may struggle to detect worldly features which don’t exhibit such structuring (and struggle to reason non-classically about the world), this is not because such structures necessarily obtain, but because (3) our cognitive abilities have developed in response to these (relatively abundant) structures in our environments. However, (4) not all parts of the world exhibit the kinds of stable structures which would ground classical reasoning, but instead possess structures which might ground non-classical reasoning. (5) It’s possible that an organism could reliably detect and infer on the basis of those kinds of structures instead, in a way which might count as knowledge, and so (6) might evolve to exhibit and exploit non-classical reasoning. It follows that such organisms could come to know non! -classical logical truths.

My line of response to Maddy’s argument concerns the issue of how she conceives of the link between inferential abilities (reasoning) and the domain of logical facts (worldly structures). I argue that the relationships between the types of inferential habits that organisms might in fact adopt and the kinds of structures that might exist in the world is weaker than Maddy requires for her argument for logical contingentism to wor

Wednesday, May 10, 2017

2017年5月上旬

2017年5月上旬(5月1~10日)
達成目標
①某翻訳第三講後半(4月25日➡なんとか5月3日)
②某ベルクソン論集:コラム執筆(4月末➡できず)
③連載(5月6~10日➡できず)
④某翻訳第四講前半(5月10日➡できず)

予定と実際

本務校第04週(水・木は第03週のまま、非常勤第04週のまま)
5月1日(月)昼休み:卒論生相談➡3限:全学開講・結婚の西洋哲学史#4:プラトン②()➡4限:大学院・フランス哲学講義#4(1名)➡卒論生相談(その間、学生対応1人)➡K書房ウェブ企画第二弾最終チェック

5月2日(火)2限:全学開講・芸術の哲学#4:プラトン②()➡昼休み:学生対応(1人)➡13時から18時まで1年ゼミ生8名(各30分)の面談実施。疲れた。。

5月3日(水)GW休み➡q大kさんの紹介でf大hさんとともに院生さん3人と会う。

5月4日(木)

5月5日(金)

5月6日(土)

本務校第05週(水・木は第03週のまま、非常勤第04週のまま)


5月8日(月)昼休み:研究科委員会➡3限:全学開講・結婚の西洋哲学史#5:プラトン②()➡4限:大学院・フランス哲学講義#5(1名)

5月9日(火)2限:全学開講・芸術の哲学#5:プラトン②()➡昼休み:学生対応(1人)

5月10日(水)2限:1年ゼミ#4(『落語で自己紹介』第3・4話➡h君発表すっぽかす・nさん発表できず・mさん発表来週もう一度・s君発表成功➡ポンペイ展の説明)➡14:40-16:15:教授会➡


⑤某誌レチフ論文ブラッシュアップ(5月11~15日)
⑥共同体論実践編・論文圧縮(5月16~20日)
⑦ベルクソン&ハイデガー発表を完成稿にバージョンアップ(5月21~30日)
⑧某翻訳第四講後半(5月25日)
2013アクト論文(6月前半)
⑩某翻訳第五講前半(6月10日)
某翻訳第五講後半(6月25日)
⑫レチフ別発表@某WS(12月)
⑬某ベルクソンWS@米・メンフィスの予稿(2018年秋に延期)


4月29日(土)新実在論WS@法政大学
5月19日(金)・20日(土)・21日(日) 日本哲学会@一橋大学
5月27日(土)・28日(日)保護者懇談会
6月~7月 入試説明会
6月3日(土)・4日(日) 仏文学会春季大会@東大・駒場キャンパス
7月22日(土)・23日(日) 社会芸術学会@京都
7月23日(日)第1回オープンキャンパス
9月 新学部説明会
9月初旬 日仏哲学会@東京
10月1日(日)第2回オープンキャンパス
10月26日(木)・27日(金) ベルクソン国際シンポ第1・2日
10月28日(土) 仏文学会秋季大会@名古屋大学
10月29日(日) ベルクソン国際シンポ第3日
11月19日(日)推薦入試
12月2日(土)・3日(日) 西日本哲学会@福大
12月9日(土) 九州仏文学会@西南

2018年
1月13日(土)・14日(日)センター試験
1月30日(火)・31日(水)・2月1日(木)・2月8日(木)・3月8日(木)入試
2018年3月27日(火)・28日(水)フーリエ研究集会
2018年秋 

Wednesday, May 03, 2017

【近刊】藤本・古川・渡邉編『反「大学改革」論――若手からの問題提起』(ナカニシヤ出版、2017年)

詳細はこちら。
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b286876.html




これから大学はどうなっていくのだろうか。
今後の大学を担う若手研究者、若手大学教員たちが、なし崩し的に行われつつある大学改革の現状を批判的に検討することを通じ、より望ましい方向性を模索しながら、未来の展望を切り開こうとする問題提起の書。

かくして、いま大学教員は、「外」からの強制的な圧力と「内」からの懐疑のまなざしとのはざまで、日々、ある者は絶望交じりのため息と愚痴を漏らし、ある者は苦悩しながら夜中まで研究室で頭を抱えている。「僕たちはもうすぐ定年だからまだいいけど、君たちは本当に大変だよ」。上の世代から、そんな声をかけられることも少なくない。しかし、たしかにそのとおりなのである。大学はいま、その理念や存在意義そのものが根本的な問いなおしを迫られている。それを、日々の実践のなかで、もっとも切実に問わざるをえず、またぜひとも問わなければならないのは、たしかに、これからの大学を担っていく「若手」にほかならないのである。(「はじめに」より)

藤本夕衣・古川雄嗣・渡邉浩一編
『反「大学改革」論――若手からの問題提起』(ナカニシヤ出版、2017年6月18日)


第一部 大学改革はどこに向っているのか

第一章 PDCAサイクルは「合理的」であるか(古川雄嗣)
 第一節 はじめに
 第二節 人間の物象化に対する批判
 第三節 経営学的な無理解に対する批判
 第四節 トップダウンであることに対する批判
 第五節 むすびに代えて

第二章 産学連携を問い直した結果としての産学連携(宮野公樹)
 第一節 はじめに
 第二節 日本における産学連携の展開
 第三節 文部科学省からみた「産学連携」の問題
 第四節 産業界からみた「産学連携」の問題
 第五節 大学からみた「産学連携」の問題
 第六節 「新しい産学連携」に向けて

第三章 大学教育と内外事項区分論――「利益の供与」による行政指導の問題(二宮 祐
 第一節 はじめに
 第二節 行政機関から交付される補助金
 第三節 内的事項に対する行政指導
 第四節 おわりに

第四章 パフォーマティヴの脱構築――デリダの『哲学への権利』における哲学的大学論(藤田尚志
 第一節 パフォーマンスとポピュラリティ――現代日本のハイパー・メリトクラシー
 第二節 哲学と制度――脱構築とは何か
 第三節 デリダのパフォーマティヴ論
 第四節 カント大学論の脱構築
 第五節 結論に代えて――大学は「社会への入り口」か「会社への入り口」か

第二部 学生・院生はどのような状況にあるか

第五章 教化の場としての大学(高野秀晴)
 第一節 試験対策に臨む
 第二節 「教育史は後回しでいい」
 第三節 「教化」と「教育」
 第四節 教養と受験情報のはざまで
 第五節 用が無用に変わるとき

第六章 参加型パラダイムは民主化の夢を代替しうるか?――ポスト代表制の学生自治(井上義和)
 第一節 民主化の夢、ふたたび
 第二節 砦と繭――二つの学生自治観
 第三節 ポスト代表制の学生自治
 第四節 参加型というパラダイム

第七章 居住の移行と大学生活(児島功和)
 第一節 はじめに――問題設定
 第二節 使用データの概略
 第三節 ひとり暮らしをする大学生の背景
 第四節 ひとり暮らしが大学生活に与える影響
 第五節 おわりに

第八章 理工系大学院の価値を問う(佐藤真一郎)
 第一節 はじめに――修士の増加と博士の不人気
 第二節 ブラック化する理工系大学院
 第三節 大学院教育の実質化と質保証の問題
 第四節 改善の糸口はあるか
 第五節 おわりに――大学院の社会的役割を問いなおす

第三部 学士課程教育はどうあるべきか

第九章 グローバル化時代の大学に求められる「教養」とは?――日本の「古典」に根差した「実践力」(藤本夕衣)
 第一節 グローバル化への対応は不可避か?
 第二節 「グローバル人材」をめぐる問題
 第三節 グローバル化時代に求められる「教養」
 第四節 学生の生活に根差した学問へ

第十章 専門教育は汎用的でありえるか――ジェネリック・スキルとバカロレア哲学試験(坂本尚志
 第一節 はじめに
 第二節 ジェネリック・スキル論の展開とその問題点
 第三節 専門性と汎用性――専門教育は役に立たないのか?
 第四節 規範性と汎用性――「型」の習得は自由な思考を妨げるか?
 第五節 おわりに――ジェネリック・スキル論を超えるために

第十一章 General educationと学士課程教育――理念の再導入のために(渡邉浩一)
 第一節 はじめに
 第二節 General educationはどう受けとめられてきたか
 第三節 General educationの概念史のために
 第四節 General educationは何でありうるか

第十二章 古典語教育の可能性(堀川 宏)
 第一節 なぜ古典語教育なのか?
 第二節 古典語を学ぶ動機と目的意識
 第三節 古典語の学習をとおしての気づき
 第四節 古典語教育の可能性

第十三章 科学史教育の歴史と「役に立つ」こと――戦後新制大学における科学史教育の位置づけ(杉本 舞)
 第一節 科学史とは――大学と学問への批判的視座
 第二節 戦前の黎明期――「余暇」としての科学史
 第三節 戦後の大学基準協会――「一般教育」に役立つ科学史
 第四節 科学史関連科目の設置――動き出す科学史学会
 第五節 科学史家養成の開始――歴史学を目指す科学史
 第六節 大綱化以降の科学史教育――「社会的要請」に乗る
 第七節 「役に立つ」を問う科学史に向けて