Thursday, May 26, 2016

明日!5/27 刊行記念イベント第三弾《なにがぼくらをつなぐのか?――「シェア」から愛・性・家族を考える》@神楽坂モノガタリ

前回の京大生協ルネさんでのイベントも、追加の椅子を出すくらいで、無事盛況のうちに終わりました。

次は明日、東京で行ないます。家族という視点を捨てることを提案されている気鋭の家族社会学者・久保田裕之さんをお迎えして、シェアと愛・性・家族をめぐってトークしますので、ぜひお越しください。

お申込みはこちらから。

春のイベント第三弾!
2016年05月27日(金)19:00-21:00@神楽坂モノガタリ
刊行記念イベント#3《なにがぼくらをつなぐのか?――「シェア」から愛・性・家族を考える》
久保田裕之(日本大学)宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)

Monday, May 23, 2016

2016年5月下旬

5月下旬(5月21日~31日)

達成目標
12シンポ序文(すぐ)5月7日(土)
某重要マニフェスト翻訳(すぐ)5月7日(土)
③某ベルクソン論集コラム(すぐ)5月8日(日)
④連載(すぐ)5月9(月)-10日(火)
『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(5月16-17日)
⑥リクールとベルクソン初校ゲラ校正(5月23日〆切)6月中に校了、7月刊行予定。
某NEWS校正5月23日➡5月30日(ゲラ校正:6月1日〆切)
⑧FDフォーラム報告書校正


予定と実際

本務校第6週F大S大第7週(2コマ目は第5週)

5月23日(月) 某NEWS校正➡3限:全学講義(結婚の西洋哲学史・後編#6フーリエの結婚論ン)➡4限:学生対応➡5限:事務書類作成➡MP整理(月3・火2)

5月24日(火) 2限:全学開講教養科目(芸術の哲学#6建築の哲学③)➡F大へ➡4限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#7パウロからルターへ)➡5限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#7パウロからルターへ)➡MP整理(火2・火4・火5)

5月25日(水) 2限:3年ゼミ(『性』その⑥第4章)➡昼休み:学生対応➡3限:2年ゼミ(レチフその⑥第4話)

5月26日(木) 2限:卒論ゼミ➡3限:授業準備➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・近代篇#6デカルト②)➡5限:事務処理➡6限:上映会#6『三銃士』②➡『アマデウス』①➡MP整理(木4)

5月27日(金) S大2限:学部講義(結婚の西洋哲学史・前編#7パウロからルターへ)➡昼休み:DVD上映会なし。2時前に空港に着くと、欠航。慌てて6時間かけて東京へ。➡刊行記念イベント第3弾:何がぼくらをつなぐのか、に1時間遅れて到着。。夜はシェアハウスの理論家にして実践家でもある日大の久保田裕之さんのクボタハウスに泊めていただく。

5月28日(土) 仏文学会第1日@学習院 朝9時:某委員会、10時:バタイユ・ブランショ研究会、お昼:研究会メンバーと、13時半~:研究会、16時半~:シンポ、18時半~:懇親会、20時半~:2次会(数年ぶりに大阪市大のFさん、白水社のSさん、A出版のUさん、二週間ぶりにNさん、よく飲むNさん、K君、初めて:談春似のTさん、その他いろいろな方々と)

5月29日(日) 仏文学会第2日@学習院 朝:デュラス・ワークショップに参加。皆さん本当にすごいですね。お昼:某WSの打ち合わせ、夕方:早めに空港に着いて、ひたすら仕事。書類を二つ終わらせ、リクール校正ゲラの続き。


本務校第7週F大S大第8週(2コマ目は第6週)

5月30日(月) 3限:全学講義(結婚の西洋哲学史・後編#7フーリエの結婚論)➡某書類作成➡MP整理(月3)★某NEWS校正到着(6月1日〆切…)。

5月31日(火) 2限:全学開講教養科目(芸術の哲学#7建築の哲学④)➡F大へ➡4限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#8パウロからルターへ)➡5限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#8パウロからルターへ)➡MP整理(火2・火4・火5)

6月1日(水) 2限:3年ゼミ(『性』その⑦第4章)➡昼休み:学生対応➡3限:2年ゼミ(レチフその⑦第4話)➡某NEWSゲラ校正

6月2日(木) 2限:卒論ゼミ➡3限:授業準備➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・近代篇#7デカルト③➡スピノザ①)➡5限:事務処理➡6限:上映会#7『三銃士』③~➡MP整理(木4)

6月3日(金) S大2限:学部講義(結婚の西洋哲学史・前編#8ルターからルソーへ)➡昼休み:DVD上映会#6結婚しない②➡3限:MP整理(金2)➡4限:学部講義(結婚の西洋哲学史・後編#6フーリエからマルクスへ)➡帰りにMP整理(金4)

6月4日(土) エラスムス準備 

6月5日(日) 上京➡エラスムス準備

6月6日(月) 朝10時~:エラスムス#1

⑨エラスムス・ムンドゥス・シンポジウム「哲学とジェンダー」発表(6月6日)
⑩某ベルクソン英語誌ラウンドテーブル(6月12日)
⑪共同体論・実践編(8月末)
⑫西哲シンポ(8月予稿➡12月初旬シンポ原稿)
⑬ベルクソン・シンポ(10月?)
⑭某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)


5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
5月27日(金)夜・刊行記念イベント東京篇
≪シェアから家族を考える≫@神楽坂モノガタリ
話し手:
 久保田裕之(日本大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月18日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その1
≪性的身体と自己決定~『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(仮題)@北大
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月19日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その2
愛の<ぶっとんだ>思想史-プラトン・フーリエ・平塚らいてう-@紀伊国屋書店札幌店
話し手:
 近藤智彦(北海道大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

7月2日(土)エラスムス授業@法政大学

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その2
≪聖愛と俗愛――キリスト教は愛と結婚をどう考えてきたのか≫@西南学院大学
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 永嶋哲也(福岡歯科大)
 佐藤啓介(南山大学)
特定質問者:
 小笠原史樹(福岡大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会:
 津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)合同ゼミin佐賀大篇

7月23日(土)レチフ・ド・ラ・ブルトンヌをめぐるワークショップ@エラスムス

8月?9月?大阪アートエリア篇?
10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?


秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)

秋:某ワークショップ

12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」(西山達也+藤田尚志)@西日本哲学会

Thursday, May 12, 2016

明日!5/13 刊行記念イベント第二弾≪ボク/ワタシたちをつなぐもの――愛・性・家族のポリティクス≫@京大生協ルネ

春のイベント第二弾!
2016年05月13日(金)18:30-20:30@ルネ1Fイベントコーナー
刊行記念イベント#2《愛・性・家族を哲学する》
王寺賢太(京大・人文科学研究所)✖森川輝一(京都大学大学院法学研究科)
宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)

おかげさまで、5月1日のイベントは予約がすべて埋まる形で盛況に終わりました。
次の京大篇は日本哲学会のプレイベントもあり、どれくらい来ていただけるかまったく予想もつきません。そういった面では不安なところもありますが、京都側から強力な援軍を得ることができましたので、中身については全く心配しておりません。あの王寺さん、アーレントの森川さんが愛・性・家族を縦横に語り尽くす、それだけでもすでに一聴の価値ありです。私も今から楽しみにしております。ぜひ足をお運びください。




Wednesday, May 11, 2016

2016年5月中旬

5月中旬(5月11日~20日)

達成目標
12シンポ序文(すぐ)5月7日(土)
某重要マニフェスト翻訳(すぐ)5月7日(土)
③某ベルクソン論集コラム(すぐ)5月8日(日)
④連載(すぐ)5月9(月)-10日(火)


予定と実際

本務校第4週F大S大第5週(2コマ目は第4週)

5月9日(月) MP整理➡3限:全学講義(結婚の西洋哲学史・後編#4ヘーゲルの家族論)➡学生・OB対応

5月10日(火) 2限:全学開講教養科目(芸術の哲学#4建築の哲学①)➡F大へ➡4限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#5プラトンのイデア論)➡5限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#5プラトンのイデア論)➡MP整理4つ(木4・月3・火2・火5)➡翻訳

5月11日(水) 2限:3年ゼミ(『性』その④第2章)➡昼休み:学生対応1人➡3限:2年ゼミ(レチフその④第3話)➡4限~:事務処理(諸々、報告書)➡翻訳

5月12日(木) MP整理1つ(火4)➡2限:卒論ゼミ#4➡昼休み・3限:授業準備➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・近代篇#4ルネサンスの哲学②)➡6限:上映会#4ダヴィンチ・コード(完)

5月13日(金) S大2限:学部講義(結婚の西洋哲学史・前編#5パウロの結婚論)➡(4限:学部講義(結婚の西洋哲学史・後編は休講#4まで)➡2限終了後、京都へ(新幹線でMP当日整理)➡『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント第2弾「ボク/ワタシたちをつなぐもの――愛・性・家族のポリティクス」@京大生協ルネ

5月14日(土) 日本哲学会第1日

5月15日(日) 日本哲学会第2日➡帰りも翻訳


本務校第5週F大S大第6週(2コマ目は第5週)

5月16日(月) 授業準備➡3限:全学講義(結婚の西洋哲学史・後編#5フーリエのユートピア社会論冒頭まで)➡学生の奨学金推薦書執筆➡MP整理(月3)➡翻訳

5月17日(火) 2限:全学開講教養科目(芸術の哲学#5建築の哲学②)➡F大へ➡4限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#6パウロの結婚論)➡5限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#6パウロの結婚論)

5月18日(水) 2限:3年ゼミ(『性』その⑤第3章)➡昼休み:学生対応➡3限:2年ゼミ(レチフその⑤第4話)➡4限~4時半:教授会➡4時半~5時半:大学院研究科会議➡5時半~6時半:コース会議

5月19日(木) MP整理3つ(木4・火2・火5)➡2限:卒論ゼミ➡3限:輪講(留学体験を語る)➡4限:学部共通講義(西洋哲学史・近代篇#5ルネサンスの哲学③➡デカルト①)➡5限:事務処理➡6限:上映会#5『三銃士』①➡MP整理(木4)

5月20日(金) S大2限:学部講義(結婚の西洋哲学史・前編#6パウロから中世へ)➡昼休み:DVD上映会#5:『結婚しない』①➡3限:MP整理・授業準備➡4限:学部講義(結婚の西洋哲学史・後編#5フーリエの結婚論)


『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(5月16-17日)
⑥リクールとベルクソン初校ゲラ校正(5月23日〆切)6月中に校了、7月刊行予定。
某NEWS校正
⑧FDフォーラム報告書校正
⑨エラスムス・ムンドゥス・シンポジウム「哲学とジェンダー」発表
⑩共同体論・実践編(6月末)
⑪西哲シンポ(6月予稿➡12月初旬シンポ原稿)
⑫ベルクソン・シンポ(10月?)
⑬某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)


2016年
3月末 フランス現代哲学における共同体論(実践編)50~80枚@s

4月23日(土)合同ゼミ:『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント

5月1日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その1
≪愛・性・家族を哲学する≫@ジュンク堂
 話し手:藤田尚志(九州産業大学)・宮野真生子(福岡大学)

(5月6・7日 応用哲学会➡物販)

5~6月エラスムス2016
5月16日(月)―終了7月29日(金)(全11週)

5月13日(金)~15日(日)日哲第75回大会@京大(愛と家族)
➡京大生協ルネにて、『愛・性・家族の哲学』刊行記念フェア≪愛・性・家族と/の人文学≫
期間:5月9日(月)~27日(金)予定)
➡ブックイベント京都篇@京大生協ルネ5月13日(金)夜
≪ぼくらをつなぐもの-愛/性/家族なき結婚の可能性-≫
登壇者
 森川輝一(京都大学)
 王寺賢太(京都大学)
 宮野真生子(福岡大学)
 藤田尚志(九州産業大学)

5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
5月27日(金)夜・刊行記念イベント東京篇
≪シェアから家族を考える≫@神楽坂モノガタリ
話し手:
 久保田裕之(日本大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月18日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その1
≪性的身体と自己決定~『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(仮題)@北大
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月19日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その2
愛の<ぶっとんだ>思想史-プラトン・フーリエ・平塚らいてう-@紀伊国屋書店札幌店
話し手:
 近藤智彦(北海道大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

7月2日(土)エラスムス授業@法政大学

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その2
≪聖愛と俗愛――キリスト教は愛と結婚をどう考えてきたのか≫@西南学院大学
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 永嶋哲也(福岡歯科大)
 佐藤啓介(南山大学)
特定質問者:
 小笠原史樹(福岡大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会:
 津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)合同ゼミin佐賀大篇

7月23日(土)レチフ・ド・ラ・ブルトンヌをめぐるワークショップ@エラスムス

8月?9月?大阪アートエリア篇?
10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?


秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)

秋:某ワークショップ

12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」(西山達也+藤田尚志)@西日本哲学会

Monday, May 09, 2016

5/8 毎日新聞

小さくですが、掲載していただきました。ありがとうございます。

現代思想と新聞

現代思想的な記事が新聞に掲載されることがめっきり減った気がする。あるいは、元々そんなに載っていなかったのだろうか?

フーコー研究者でもある理論系の社会学者・園田浩之さんとひょんなことからお近づきになり、いろいろしゃべっているなかで、そんなことが話題になった。とこうするうち、彼が手元に持っていた新聞の切り抜きを送ってくださった。ありがとうございます。

日頃、新聞を使って授業をされている教員の方々、もしよろしければどうぞ。



Sunday, May 08, 2016

5/14 安保法制を考えるWINCの緊急企画のお知らせ@東京外大

下記のお知らせをいただきましたので、告知いたします。

***

またしばらくぶりではありますが、
WINC緊急企画のお知らせです。

以前から、安保法制をテーマにして一回やりたいと考えてきましたが、
いよいよ夏の選挙が近づくなかで、急遽、来る五月十四日(土曜日)に、
二冊の雑誌を課題として安保法制についての議論のこのところの
さまざまな問題提起を検討するという形で会を持ちます。

お知らせが直前になり、まことに申し訳ありません。

課題としては、
昨年10月に出た『現代思想』臨時増刊「安保法案を問う」と、
今年三月に出た『世界』臨時増刊「2015年安保から2016年選挙へ」の
それぞれの特集号を設定しています。

安保法制をめぐる現在の状況と課題、そして展望について、
二つの特集号に踏まえる形で考えたいと思っています。

双方に執筆している小森陽一さん他の方々がご参加くださいます。
他にも、論考を寄せている方々が集まってくださいます。

緊急企画ですが、以下の詳細をご覧のうえ、ふるってご参加ください。

*****************************

《緊急企画:安保法制をめぐって》

■ 日時 2016年5月14日 土曜日 午後2時から

■ 場所 東京外国語大学 研究講義棟4階     
            海外事情研究所 会議室427
 
※ 東京外国語大学の住所は「府中市朝日町3-11-1」です。   
西武多摩川線(中央線武蔵境駅にてのりかえ)多磨駅 下車徒歩4分     
あるいは、京王線 飛田給駅下車北口からの循環バスで5分、  
「東京外国語大学前」下車です。      

東京外国語大学のホームページ上の案内図を参考にしてください。
URLは、http://www.tufs.ac.jp/access/  です。


■ 課題 

『現代思想』臨時増刊「安保法案を問う」 (2015年10月)
『世界』臨時増刊「2015年安保から2016年選挙へ」 (2016年3月)
      

■ 提題者 

小森陽一さん、ほか論考の寄稿者を中心に

Saturday, May 07, 2016

西山雄二さんに感謝!

われわれの戦いはいろいろな意味で、なかなか孤独です。それを3つの特徴として的確に見てとっていただけているのが、何よりうれしいです。

***

藤田尚志・宮野真生子編『愛・性・家族の哲学』全3巻(ナカニシヤ出版)の刊行が始まった。人文学無用論が喧伝されているが、愛・性・家族の思索はまさに人文学こそが切り込むべき主題群で、本シリーズの魅力の一つはここにある。
https://twitter.com/yuji_nishiyama/status/726077929726185472

本シリーズの特色は、九州の二つの大学で、二人の教員の合同ゼミを通じて産み出された点にもあるだろう。東京で出版社の企画で編まれたシリーズとは異なる手触りに読者は気がつくはずだ。ブックガイドやコラムなど、学部生にも哲学的議論を送り宛てようという配慮や目線が感じられるのだ。
https://twitter.com/yuji_nishiyama/status/726077964052402176


また、本シリーズ刊行を記念したフェアやトークイベントが全国各地で開催され、編者の二人が各地を飛び回る。これもなかなか珍しいことだ。 拙ゼミも今年は「愛」なので、本シリーズを縦横無尽に活用したいと考えている。
https://twitter.com/yuji_nishiyama/status/726078003503976449

Friday, May 06, 2016

2016年5月上旬

5月上旬(5月1日~10日)

達成目標
12シンポ序文(すぐ)5月7日(土)
某重要マニフェスト翻訳(すぐ)5月7日(土)
③某ベルクソン論集コラム(すぐ)5月8日(日)
④連載(すぐ)5月9(月)-10日(火)


予定と実際

本務校第3週F大S大第4週

5月1日(日) ジュンク堂イベント

5月2日(月) ダウン

5月3日(火) イベント諸調整、マニフェスト翻訳

5月4日(水) イベント諸調整、マニフェスト翻訳

5月5日(木) イベント諸調整、マニフェスト翻訳、MP整理3つ

5月6日(金) S大2限:学部講義(結婚の西洋哲学史・前編#4プラトンのイデア論)➡昼休み:DVD上映会③100分de名著『饗宴』第4回➡3限:授業準備➡4限:学部講義(結婚の西洋哲学史・後編#4カントからヘーゲルの結婚論へ)➡MP当日整理

5月7日(土) 某事務書類を作成させられる➡マニフェスト翻訳、12アクト序文

5月8日(日) 別の某事務書類の修正を求められる➡マニフェスト翻訳コラム 地味に倒れて、それでも日常の仕事をこなしつつ、必死にリカバリーに努めているだけです。。いろんな人にメールを返しつつ、それでも追いつかない。すみません。。


本務校第4週F大S大第5週(2コマ目は第4週のまま)

5月9日(月) 授業準備➡3限:全学講義(結婚の西洋哲学史・後編#4ヘーゲルの家族論)➡学生対応➡某事務書類と別の某事務書類の修正終了・提出➡MP整理
★村上靖彦さんから新著『仙人と妄想デートする――看護の現象学と自由の哲学』(人文書院、2016年5月10日)をいただく。

5月10日(火) 2限:全学開講教養科目(芸術の哲学#4美とは何か)➡F大へ➡4限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#5プラトンのイデア論)➡5限:全学開講教養科目(結婚の西洋哲学史・前編#5プラトンのイデア論)


『反「大学改革」論』デリダ論・完成原稿(5月16-17日)
⑥リクールとベルクソン初校ゲラ校正(5月23日〆切)6月中に校了、7月刊行予定。
某NEWS校正
⑧FDフォーラム報告書校正
⑨エラスムス・ムンドゥス・シンポジウム「哲学とジェンダー」発表
⑩共同体論・実践編(6月末)
⑪西哲シンポ(6月予稿➡12月初旬シンポ原稿)
⑫ベルクソン・シンポ(10月?)
⑬某翻訳(毎月少しずつ➡2年後)


2016年
3月末 フランス現代哲学における共同体論(実践編)50~80枚@s

4月23日(土)合同ゼミ:『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント

5月1日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その1
≪愛・性・家族を哲学する≫@ジュンク堂
 話し手:藤田尚志(九州産業大学)・宮野真生子(福岡大学)

(5月6・7日 応用哲学会➡物販)

5~6月エラスムス2016
5月16日(月)―終了7月29日(金)(全11週)

5月13日(金)~15日(日)日哲第75回大会@京大(愛と家族)
➡京大生協ルネにて、『愛・性・家族の哲学』刊行記念フェア≪愛・性・家族と/の人文学≫
期間:5月9日(月)~27日(金)予定)
➡ブックイベント京都篇@京大生協ルネ5月13日(金)夜
≪ぼくらをつなぐもの-愛/性/家族なき結婚の可能性-≫
登壇者
 森川輝一(京都大学)
 王寺賢太(京都大学)
 宮野真生子(福岡大学)
 藤田尚志(九州産業大学)

5月28日(土)・29日(日)仏文学会@学習院
5月27日(金)夜・刊行記念イベント東京篇
≪シェアから家族を考える≫@神楽坂モノガタリ
話し手:
 久保田裕之(日本大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月18日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その1
≪性的身体と自己決定~『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(仮題)@北大
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)

6月19日(日)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント北海道篇その2
愛の<ぶっとんだ>思想史-プラトン・フーリエ・平塚らいてう-@紀伊国屋書店札幌店
話し手:
 近藤智彦(北海道大学)
 藤田尚志(九州産業大学)
 宮野真生子(福岡大学)

7月2日(土)エラスムス授業@法政大学

7月9日(土)『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント福岡篇その2
≪聖愛と俗愛――キリスト教は愛と結婚をどう考えてきたのか≫@西南学院大学
趣旨説明:
 藤田尚志(九州産業大学)
登壇者:
 永嶋哲也(福岡歯科大)
 佐藤啓介(南山大学)
特定質問者:
 小笠原史樹(福岡大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会:
 津田謙治(西南学院大学)

7月16日(土)合同ゼミin佐賀大篇

7月23日(土)レチフ・ド・ラ・ブルトンヌをめぐるワークショップ@エラスムス

8月?9月?大阪アートエリア篇?
10月?11月?刊行記念イベント名古屋篇?


秋:ベルクソン国際シンポジウム(PBJ2016)

秋:某ワークショップ

12月初旬 シンポジウム「ハイデガーとベルクソン」(西山達也+藤田尚志)@西日本哲学会

Thursday, May 05, 2016

『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント一覧(5月~6月分)


シリーズ『愛・性・家族の哲学』刊行記念イベント一覧
http://www.nakanishiya.co.jp/news/n14943.html


春のイベント第一弾!
2016年05月01日(日)14:30-16:30@天神MMTビル(ジュンク堂福岡店上)6階ルームD
刊行記念イベント#1《愛・性・家族を哲学する》
宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)


春のイベント第二弾!
2016年05月13日(金)18:30-20:30@ルネ1Fイベントコーナー
刊行記念イベント#2《ボク/ワタシたちをつなぐもの――愛・性・家族のポリティクス》
王寺賢太(京大・人文科学研究所)✖森川輝一(京都大学大学院法学研究科)
宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)


春のイベント第三弾!
2016年05月27日(金)19:00-21:00@神楽坂モノガタリ
刊行記念イベント#3《なにがぼくらをつなぐのか?――「シェア」から愛・性・家族を考える》
久保田裕之(日本大学)宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)


春のイベント第四弾!
2016年06月18日(金)13:30-17:00@北大・軍艦講堂文1
刊行記念イベント#4《性的身体と自己決定――『愛・性・家族の哲学』をめぐって》
講演者:
 古賀徹(九州大学)「心と身体の歪みとは何か」
 佐藤岳詩(熊本大学)「身体の改造と性」
コメンテーター:
 蔵田伸雄(北海道大学)
 宮野真生子(福岡大学)
司会・進行:
 藤田尚志(九州産業大学)


春のイベント第五弾!
2016年06月19日(土)14:00-15:30@紀伊国屋書店札幌本店
刊行記念イベント#5《愛のぶっとんだ思想史》
近藤智彦(北海道大学)宮野真生子(福岡大学)✖藤田尚志(九州産業大学)

Monday, May 02, 2016

いただきもの(2016年4月・5月)

●大阪大学の村上靖彦さんより

『仙人と妄想デートする――看護の現象学と自由の哲学』、人文書院、2016年5月10日。

「プラットフォーム」――私も「制度」に関心がありますが、まさに「自由と創造性を保証するためには規範的な枠組みも必要」(p. 11, n. 3)という理由から、規範的側面もが強すぎるものの、以前この語を仕方なく使い続けています――、プラグマティックな視点の重要性(p. 234)、あるいは「自由の可能性を論じた行為・共同体・生の哲学」(p. 237)など、様々な点で共鳴する論点があり、楽しみに拝読させていただきます。


●東京大学の郷原佳以さんより

ブリュノ・クレマン『垂直の声――プロソポペイア試論』(郷原佳以訳)、水声社、2016年4月15日。

プロソポペイアを「形象の問題を「顔」に収斂させずに「声」へ繋げたのは本書の大きな特徴」(339頁)と言われている点に強く興味を惹かれました。これまで自分なりにベルクソン論の中でやってきたこと――声の響きとしての人格(persona)に注目する――に対して、「文学的テクストと哲学的テクストの間の境界がさして意味をもたなくなる」(同上)地点から、力強い理論的な励ましの声をいただいた気分です。



法政大学出版局の郷間雅俊さんより

秋富克哉・安部浩・古荘真敬・森一郎編『続・ハイデガー読本』、法政大学出版局、2016年5月6日。

ハイデガーはやはりすごいですね。「当初から二分冊構想」であり、実際に「正」のほうも3刷を迎えているなど、書き手の意欲・実行力と、読み手の期待がうまく噛み合っている。ベルクソンはどうなのでしょうね。


●ナカニシヤ出版の石崎雄高さんより

吉永和加『〈他者〉の逆説――レヴィナスとデリダの狭き道』、ナカニシヤ出版、2016年3月31日。

レヴィナス論も続々と刊行されますね。2007年から2015年まで論文として着々と書き継がれてきた研究が一冊の著書にまとめられている。「徹底された他者論は、宗教もしくは形而上学へ回帰せざるを得ないのか。あるいは、哲学、宗教、倫理の間に“狭き道”を見出すことは可能か」(帯の言葉)という問題設定には非常に共感するものがある。そして、それと同様、あるいは場合によってはそれ以上に共感したのが、次の言葉。「勤務校では、哲学・倫理学の教員は筆者一人で、おかげで筆者は気ままに授業、研究をさせてもらえるという仕合せな環境にある。ただその反面、一人きりゆえ、自分の問題設定に意味があるのか、進捗状況はこれでよいのか、という懸念が常に付きまとう」(あとがき)。私の狭き道であるベルクソン論。。


●明治大学の岩野卓司先生より

金山秋男編著『日本人の魂の古層』、明治大学出版会、2016年3月31日。

岩野先生の「石原莞爾から宮沢賢治へ」(pp. 89-144)をさっそく拝読しました。

莞爾と賢治は、日蓮の教え――絶対的に平和な世界と本当の幸福を実現する現状打破――に基づいたユートピア志向の強い思想家ながら、一方は、智学の「八紘一宇」精神から「日本を中心とする世界の道義的・精神的統一」(王道楽土)、そのための武力による他国の折伏(最終戦争)を唱え、他方は、当初の智学への傾倒からどんどん逸脱していき、「人間、動物、植物が一体化し、どこにも中心というものはない」世界(イーハトーヴ)の実現を目指す。。

最初は智学・莞爾は日蓮宗・法華経を近代天皇制のイデオロギーに回収される形で限定的に解釈していたので☓、賢治は動植物、自然まで含んだコスモポリタン、なので〇という図式なのかと思いきや、脱中心化された世界=アセファル(無頭)共同体、自己犠牲と自己贈与といったバタイユ的モチーフの登場あたりから雰囲気が徐々に変わっていき、「一見すると童話作家で優しいイメージがありますが、彼はすごく苛烈な激しい面をもった人」であり、「蠍やジョバンニや烏の少佐による自己犠牲も、この残酷なまでの攻撃性の裏返しではないのでしょうか」(p. 140)という指摘に至るあたり、岩野先生のバタイユ論、贈与の哲学との思想的連関を垣間見た思いがしました。
≪田中智学や石原莞爾の場合は、言うことを聞かない他人や他国を折伏し、いわば他者を攻撃することで、「世界の統一」を実現しようとするのですが、賢治の場合は、自己犠牲という形で自分を攻撃することで、ドリームランドを作ろうとしたのです。この点では、前の二人と賢治は一見すると全然異なるようにも見えますが、よく見てみると表と裏の関係にあるように思われます。そこには理想の実現のための激しい攻撃性があるのです。≫(p. 140)
エコで地球に優しい賢治像が一般化しているようにも思われる昨今、「食物連鎖も罪深いものとして否定的に捉え」「生態系、自然のサイクルにも反対」(p. 125)という指摘は非常に重要であり、賢治が自分自身に対して行った”戦い”を「縄文人がおこなった動物との聖なる戦い」と接続して考えるのも興味深く思いました。

楽しんで書いていらっしゃるのが伝わってくる筆致で、最後までぐいぐい読まされました。