Saturday, March 31, 2018

5/12 公開シンポジウム《フローベール、スピノザ、ベルクソン ― 十九世紀フランス文学と哲学》

公開シンポジウム(Demi-Journée d’études)
フローベール、スピノザ、ベルクソン
― 十九世紀フランス文学と哲学
Flaubert, Spinoza, Bergson
— Littérature et philosophie dans la France du XIX e siècle

日時:2018年5月12日(土) 14:00~17:00
場所:立教大学池袋キャンパス 11号館 A301教室
フランス語・入場無料・通訳あり

14 : 00 – 15 : 15
ジュリエット・アズレ(パリ東大学マルヌ=ラ=ヴァレ校/立教大学招へい研究員)
「フローベールとスピノザ的眩暈」
Juliette AZOULAI (Université Paris-Est Marne-la- Vallée / Chercheuse invitée à
l’Université Rikkyo), « Flaubert et le vertige spinoziste »

休憩

15 : 30 – 16 : 15
山崎敦(中京大学) 「『ブヴァールとペキュシェ』、懐疑主義小説」
Atsushi YAMAZAKI (Université Chukyo), « Bouvard et Pecuchet, un roman sceptique »

16 : 15 – 17 : 00
藤田尚志(九州産業大学) 「ピエール・マシュレのために――『文学生産の哲学』の可能性」
Hisashi FUJITA (Université Kyushu Sangyo), « Pour Pierre Macherey — relire À quoi
pense la littérature ? »


講師略歴:ジュリエット・アズレ氏はパリ高等師範学校出身。ルーアン大学
文学博士。2013年よりパリ東大学准教授。フローベールを中心としたフ
ランス十九世紀文学を、同時代のフランス哲学やドイツ・ロマン派との
関連で読み解く野心的な研究を行っている。主な著書に『フローベール
作品における魂と身体(L’Âme et le Corps chez Flaubert)』(2014)、『
フローベール辞典(Dictionnaire Flaubert)』(共編著、2017)など。

主催:立教大学文学部文学科フランス文学専修
司会:菅谷憲興(立教大学)
通訳:黒木秀房(立教大学兼任講師)
問合わせ先:03-3985- 3392(学部事務一課)/菅谷憲興noriokis@rikkyo.ac.jp

Wednesday, March 21, 2018

3/27-28 シャルル・フーリエ研究集会

シャルル・フーリエ研究集会
2018 年 3 月 27 日(火)10 時~16 時 50 分、28 日(水)10 時~17 時 30 分
場所:一橋大学西キャンパス附属図書館会議室(東京都国立市)
主催:JSPS 科研費 15K03379、Hitotsubashi

2018年3月27日(火)

1.Thomas Bouchet
「21世紀のフーリエ研究のバイタリティ」
10:00~11:50(講演80分(逐次通訳含む)、質疑応答30分)
ブルゴーニュ大学教員。現在、シャルル・フーリエ学会で中心的な役割を務めている。最近のフーリエ研究事情についてお話しいただく。

昼食11:50~13:00

2.大塚昇三「フーリエの「文明のカースト」をめぐって」13:00~14:00
(講演40分、質疑応答20分)
北海道武蔵女子短期大学教員。フーリエの経済学的分析を行っている。論文「シャルル・フーリエにおける「系列」と「観念」の形成にかんする試論」等

休憩 14:00~14:10

3.篠原洋治「文明を超える洗練」14:10~15:10(講演40分、質疑応答20分)
慶応義塾大学等非常勤講師。ルネ・シェレールのもとで学び、現代思想と社会思想史の立場からフーリエを研究している。論文「『愛の新世界』への誘い」等。

休憩15:10~15:20

4.福島知己「『産業の新世界』の成立と構成」15:20~16:20
(講演40分、質疑応答20分)
一橋大学社会科学古典資料センター専門助手。『愛の新世界』翻訳。

夕食

2018年3月28日(水)

5.Florent Perrier
「爆発によるファランステールの伝播について――政治的なものの感性的革命として」
10:00~11:50(講演80分(逐次通訳含む)、質疑応答30分)
レンヌ大学教員。フーリエやベンヤミンのユートピア構想に刺激を受けた美学理論の構築に取り組んでいる。

昼食11:50~13:00

6.藤田尚志「フーリエ的ユートピアにおける愛・性・家族――『愛の新世界』と結婚の未来」13:00~14:00(講演40分、質疑応答20分)
九州産業大学教員。結婚の形而上学と脱構築という問題設定のもとでフーリエを哲学的に考察する。シリーズ『愛・性・家族の哲学』等。

休憩14:00~14:10

7.中村恭子「頭を擡げるアルシブラ」14:10~15:00(講演30分、質疑応答20分)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員。日本画家。『愛の新世界』に想を受け、食をテーマに作品を描いた。「かものはす――急上昇」等。

休憩15:00~15:10

8.阿部日奈子「フーリエと私――詩「未来はオーレンカのもの」をめぐって」
15:10~16:00(講演30分、質疑応答20分)
詩人。『愛の新世界』に想を受けて、詩作品を構想。『海曜日の女たち』『キンディッシュkindisch』等。

休憩16:00~16:10

9.塩塚秀一郎「シャルル・フーリエと物書き狂人」
16:10~17:10(講演40分、質疑応答20分)
京都大学教員。文学研究者としてクノー、ペレックなどの作家に関心をもつ。クノーのフーリエ論についてご講演いただく。

夕食