Sunday, July 26, 2015
8/2 WS《愛のかたちはいつも同じ?―古代から現代を照らしだす―》@九州産業大学
WS:愛のかたちはいつも同じ?―古代から現代を照らしだす―
日時:2015年8月2日(日)
場所:九州産業大学 2号館 2W603教室
入場無料・申し込み不要
プログラム:
13:30-15:00 近藤智彦(北海道大学):古代ギリシア・ローマの哲学における愛(エロース)―プラトニック・ラブから夫婦愛へ?―
愛の究極を誠実な夫婦の絆に見る考え方は、ムソニウス・ルフスやプルタルコスらローマ帝政期の哲学者によって説かれています。しかし古代ギリシア以来の哲学において、これは伝統的な考え方というわけではありませんでした。何しろ哲学者の元祖ソクラテスは、少年愛の達人としてプラト
ンによって描かれていたのですから。プラトンからローマ帝政期まで、愛(エロース)をめぐる哲学の一筋縄ではいかない変遷を辿ってみましょう。
15:00-15:30 休憩(コーヒーブレイク)
15:30-17:00 藤村安芸子(駿河台大学):古代日本における愛と結婚―異類婚姻譚を手がかりとして―
『崖の上のポニョ』は、現代的な新しい異類婚姻譚です。この物語の中で宗介は「お魚のポニョも好き。」と宣言します。一方『古事記』では、ホヲリはトヨタマビメの ”本来の姿 ”を見て逃げ出します。ホヲリは宗介と比べて愛が足りないのでしょうか。異類婚姻譚を手がかりとして、古代日本における愛と結婚について考えていきたいと思います。
17:00-18:00 全体討議
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