Friday, September 06, 2019

9/6 哲学と時間:ベルクソン『コレージュ・ド・フランス講義 時間観念の歴史』合評会(イベント第二弾)

哲学と時間:ベルクソン『コレージュ・ド・フランス講義 時間観念の歴史』合評会

主催:PBJ(Project Bergson in Japan)後援:日仏哲学会日時:9月6日(金)13時半~16時半場所:学習院大学 南3号館103教室 ☚注意!

13:30-13:35 挨拶
13:35-14:20 納富先生
14:20-14:35 藤田・平井との質疑1
14:35-15:20 鈴木先生
15:20-15:35 藤田・平井との質疑2
15:35-15:50 休憩
15:50-16:30 会場とのやりとり

PBJが全三巻の『物質と記憶』研究集成を刊行した書肆心水より、このたびベルクソン『時間観念の歴史』が刊行されました。これは、ベルクソンがフランスの知の殿堂コレージュ・ド・フランスで古代哲学講座を担当していた1902‐1903年度の講義録ですが、「時間」を中心的主題として、前半がプラトン・アリストテレス・プロティノスを中心とする古代哲学に割かれ、後半でルネサンス哲学、デカルト、ライプニッツ、カントなどの近代哲学が扱われています。

プロティノスを古代哲学の完成形であり、「意識」や「自由」の問題系の出発点であると見たり、デカルト哲学など近代哲学の中に二つの力の相克を見、二つの道の分岐点を見るベルクソン独自のヴィジョンの射程をどう料理していただけるか。伝統ある東大哲学会とPBJとの共催という形で、古代哲学について納富先生、近代哲学について鈴木先生と現状望みうる最高峰のお二人にこの講義録の魅力についてじっくりお話していただけるのは、本当に望外の喜びです。

当日はベルクソン研究者のみならず、広く古代哲学・近代哲学に関心のある方々のご来場を賜りたく、心よりお待ち申し上げます。

藤田尚志・平井靖史

※プロジェクト・ベルクソン・イン・ジャパン
:2007年、ベルクソンの第三主著『創造的進化』(1907年)刊行百周年記念のイベント開催をきっかけとして立ち上げられたプロジェクト(第一期は2007-2009年)。第四主著『道徳と宗教の二源泉』(1932年)に関する第二期(2011₋2013年)、第二主著『物質と記憶』に関する第三期(2015-2017年)を経て、今年度から第一主著『時間と自由』(2019-2021年)に関する第四期が始まる。現在の代表は平井靖史。

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