Sunday, July 30, 2023

8/1-4 集中講義「時間と生命――ベルクソン哲学入門」@東大・駒場

 超域文化科学特別講義II

日程
(火)
【3限】 13:15 ~ 14:45(90分)←2限開始ではないので注意してください。
【4限】 15:10 ~ 16:40(90分)
【5限】 17:05 ~ 18:35(90分)
(水)
【3限】 13:15 ~ 14:45(90分)
【4限】 15:10 ~ 16:40(90分)
【5限】 17:05 ~ 18:35(90分)
(木)
【3限】 13:15 ~ 14:45(90分)
【4限】 15:10 ~ 16:40(90分)
【5限】 17:05 ~ 18:35(90分)
(金)
【2限】 10:25 ~ 11:55(90分)
【3限】 13:15 ~ 14:45(90分)
【4限】 15:10 ~ 16:40(90分)
【5限】 17:05 ~ 18:35(90分)
「時間と生命――ベルクソン哲学入門 Time and Life. Introduction to the Philosophy of Bergson」
ベルクソン哲学の概要について学び、時間・記憶・生命進化・道徳・宗教について考察することにより、哲学的思考を身につけることができるようになる。

具体的な目標としては、
1)ベルクソンの四大著作『時間と自由』(1889年)『物質と記憶』(1896年)『創造的進化』(1907年)『道徳と宗教の二源泉』(1932年)の概要をおさえ、ベルクソン哲学の全体像を理解できるようになる。

2)ドゥルーズやジャンケレヴィッチらの古典的な研究から最新の研究まで、それらのエッセンスを紹介しつつ、研究者ごとに異なるアプローチの射程と理由を理解し、「哲学研究とはいかなる営為か」を理解できるようになる。

3)上記を通じて、時間や記憶、生命進化や神秘主義といった「事柄そのものへ」肉薄する哲学の営みを垣間見ることで、「哲学とは何か」を身をもって実感できるようになる。

ベルクソン研究は今「ベルクソン・ルネサンス」とか「第4段階」と言われる新たなステージを迎えつつある。研究の最前線を紹介しつつ、ベルクソン哲学の全体像を浮かび上がらせるようにしたい。
※下記はあくまでもイメージです。
【第一日】第一主著『時間と自由』を読む 第一講 方法の問題:概念とイメージ、直観的理解と知性的理解 第二講 時間の哲学(ベルクソン、カント、ハイデガー) 第三講 持続のリズム 【第二日】第二主著『物質と記憶』を読む 第四講 記憶の哲学(記憶の現代哲学) 第五講 記憶の場所論 第六講 崇高とパノラマ記憶(カント、ハイデガー) 【第三日】第三主著『創造的進化』を読む 第七講 進化論の哲学(タノ・ポステラーロと米田翼) 第八講 器官学(organologie):ユク・ホイ『再帰性と偶然性』を参照しつつ 第九講 ハイデガーの超越論的生きものの哲学 【第四日】第四主著『道徳と宗教の二源泉』を読む  第一〇講 神秘主義の哲学(平賀裕貴) 第一一講 響存(écho-sistence)と憧れ(aspiration) 第一二講 ハイデガーの脱自(Ek-sistenz)と退屈(Langeweile) 第一三講 総括:反時代的哲学としてのベルクソン哲学 

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