Friday, May 20, 2011

6/18国際シンポ「制度と運動――哲学の権利をめぐる問い」



連続国際シンポジウム「福岡でフランス哲学を!」第3回

《制度と運動――哲学の権利をめぐる問い》

日時:6月18日(土)10時‐18時

場所:九州産業大学15号館15103教室(詳細はこちら

アクセス:

 電車:JR鹿児島本線・博多駅から上り普通電車で約15分、「九産大前」駅下車、徒歩約1分

 バス:天神バスセンター(1番のりば)から都市高速経由で約20分→「産業大学南口」下車、徒歩約2分

主催:九州産業大学 国際文化学部 藤田研究室(お問い合わせは、hfujita[at]ip.kyusan-u.ac.jpまで)

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第一部:映画上映「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」(西山雄二監督)

 約90分程度の上映時間を予定しています(10:00-11:30)。上映後、シンポ発表者による討論、観客からの質疑応答の時間があります(11:30-12:30)。


第二部:シンポジウム「制度と運動――哲学への権利をめぐる問い」(14:00-18:00)

発表はフランス語およびドイツ語(発表の翻訳配布、質疑は通訳あり)

講演者紹介

アルノー・フランソワ 「シンポジウムとは何か」
1978年生まれ。トゥールーズ第二大学准教授。ベルクソン『創造的進化』の校訂版編者として著名(2007年)。著書・編著に『ベルクソン『創造的進化』を読む』(2010年)、『ベルクソン、ショーペンハウアー、ニーチェ。意志と真理』(2008年)や小著ながら要を得た『ベルクソン』(2008年)などがある。若くして、ヨーロッパ圏における人文科学研究者養成のためのフランス語圏組織(OFFRES)語の共同代表、エラスムス・ムンドゥス・マスター「ユーロフィロソフィー」コーディネーター、国際ベルクソン学会書記などを兼務。


後藤正英(ごとう・まさひで) 「大学の教養教育における倫理と宗教」
1974年生まれ。佐賀大学文化教育学部准教授。近代ドイツ哲学、近代ユダヤ思想。共著に『ユダヤ人と国民国家』(岩波書店、2008年)や『グローバル・エシックス』(ミネルヴァ書房、2009年)など。論文に「シュトラウスとローゼンツヴァイク ―20世紀ユダヤ哲学の系譜― 」(『思想』岩波書店、2008年12月号)、「スピノザ『神学政治論』からメンデルスゾーン『エルサレム』へ」(『スピノザ―ナ』第11号、2011年)など。翻訳:シェリング「自然哲学体系への草案序説」(『シェリング著作集1b』、燈影舎、2009年)など。


西山雄二(にしやま・ゆうじ)  「哲学の/と無償性La gratuité de/et la philosophie」
1971年生。首都大学東京准教授。国際哲学コレージュのプログラム・ディレクター。著書に、『哲学への権利』(勁草書房、2011年)、『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007年)、『哲学と大学』(編著、未來社、2009年)。ジャック・デリダ、モーリス・ブランショ、カトリーヌ・マラブー、ジャン=リュク・ナンシーなどの著作を翻訳。


藤田尚志(ふじた・ひさし)  「フランスにおける哲学と大学」
1973年生。九州産業大学講師。専門はフランス近現代思想。研究プロジェクトとして、「哲学と大学」と「結婚の形而上学とその脱構築」を進めている。共著に『哲学と大学』(未来社、2009年)や『ベルクソン読本』(法政大学出版局、2006年)。論文に「ドゥルーズか、ベルクソンか―何を生気論として認めるか」(『思想』岩波書店、2009年12月号)、「言葉の暴力―ベルクソン哲学における比喩の問題」(『フランス語フランス文学研究』第92号、2008年)など。日本フランス語フランス文学会2010年度学会奨励賞受賞。

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