Monday, June 13, 2016

2013-2015年度の研究成果

科研の報告書用にせっかくつくったので、ここにも貼り付けておこう。

いろいろあったけど、何とか仕事をしてきた。もちろん、数々の学会の仕事も、大学の仕事もこなしつつ。


〔雑誌論文〕(計 5 件)結婚論2編・大学論3編(すべて邦語)
    藤田尚志「「役に立つ」とはどういうことか?――デリダ、プラグマティズムから考える大学教育論」、大学コンソーシアム京都編『第21回FDフォーラム報告集』、2016年。

    藤田尚志「分人主義的結婚は可能か?――ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』を読み直す」、玉川大学人文科学研究センター編『Humanitas』第7号、20163月、129-143頁。

    藤田尚志「結婚の形而上学とその脱構築――契約・所有・人格概念の再検討」、北海道大学大学院文学研究科・応用倫理研究教育センター編『応用倫理――理論と実践の架橋』vol. 8 別冊『結婚という制度 その内と外――法学・社会学・哲学からのアプローチ』、20153月、論文本編は24-40頁、討論での発言部分は44-47, 49-50, 52, 54頁。

    藤田尚志「ソフィストの力(アレテー)――大学における哲学教育に関する若干の考察」、『哲学論文集』第五十輯(九州大学哲学会創立50周年記念)、九州大学哲学会、201412月、75-102頁。

    藤田尚志「大学の時間」、京都文教大学人間学研究所編『人間学研究』第14号、20143月、7077頁(質疑応答などの採録は、83-85, 87-88, 90頁) 


〔学会発表〕(計 14 件)ベルクソン論3本・結婚論6本・大学論4本・その他1本(邦語10・仏語3・英語1)
    Hisashi Fujita, « Deleuze, le nième sexe et le sujet larvaire », Erasmus Mundus Europhilosophie-Journée d’études « Genre et philosophie – le sujet universel à l’épreuve de la différence des sexes » à l’Université Hosei, le 6 juin 2016.

    藤田尚志「「役に立つ」とはどういうことか?デリダ、プラグマティズムから考える哲学的大学教育論」、大学コンソーシアム京都第21回FDフォーラム第7分科会(201636日(日)、京都外国語大学)

   藤田尚志「分人主義的結婚は可能か?――ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』から考える」、玉川大学人文科学研究センター平成27年度第3回公開講演会(シンポジウム)《結婚を哲学する――フランス現代哲学の観点から》20151114日(土)15:00-18:00、玉川大学教育棟505教室)

    Hisashi Fujita, « Passages de la popularité : nature, censure, traduction. Une lecture sur "Les popularités. Du droit à la philosophie du droit" de Derrida » dans le cadre d'un séminaire "L'Université comme architecture (ir)rationelle de la philosophie" organisé par Yuji Nishiyama du Collège International de Philosophie (CIPh), le 23 mars 2015 (18h30-20h30) au Centre Parisien d'Études Critiques (Salle 1, 37 bis rue du Sentier, 75002 Paris, France)

    藤田尚志結婚の形而上学とその脱構築――契約・所有・人格概念の再検討」、北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター主催公開シンポジウム《結婚という制度 その内と外 法学・社会学・哲学からのアプローチ》2015111日(日)13:30-16:45北海道大学 学術交流会館 小講堂

    藤田尚志「僕らをつなぐもの――現代フランス哲学から考える愛/性/家族なき結婚の可能性」、ネットワーク日本哲学第4回《『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』をめぐって201496日、京都大学文学部新館2階第三演習室)

    Hisashi Fujita, “Desire and Joy: Bergson and Deleuze on Political Philosophy”, The 2nd International Deleuze Studies in Asia Conference 2014 Osaka/Japan. Panel Session "MetaphysicS: Deleuze after Bergson / Deleuze (d')après Bergson"201468日(日)、大阪大学豊中キャンパス・豊中総合学館402教室)

    藤田尚志天使と散歩――日本における哲学思想研究の外国語によるアウトプットの現状と課題についての個人的な印象」、Keynote Speech for "Laboratory of Thinking. The international conference at Osaka University"2014315日(土)11:00-18:00、大阪大学豊中キャンパス待兼山会館会議室)

    藤田尚志来たるべき結婚――フーリエを導入する」、ワークショップ「正しい結婚――西洋近代から考える愛・性・家族の極限」(201439日(日)10:00-18:00、福岡大学AA811教室)

    藤田尚志「大学の時間」、2013年度人間学研究所(京都文教大学)公開シンポジウム「日本の大学、このごろ焦ってませんか? ~『社会に役立つ大学』の価値を問う~」2014211日(火・祝)14:00-16:30、キャンパスプラザ京都第4講義室)

    Hisashi Fujita, « Au milieu du chemin. La double frénésie et la politique »,  PBJ2013 “Remarques finales. Autour des Deux sources de la morale et de la religion de Bergson”Les 5-8 novembre 2013, à la Maison du Japon dans la Cité internationale universitaire de Paris

    藤田尚志「ソフィストの力(アレテー)――大学における哲学教育の問題」、九州大学哲学会シンポジウム《哲学教育の危機をこえて》(2013929日(日)15:15-17:45、九州大学・箱崎キャンパス文学部4階会議室)

    藤田尚志「結婚における〈所有〉と〈誓い〉の脱構築――現代フランス哲学の視点から」、社会倫理研究所2013年度懇話会《恋愛と結婚のあいだ――「いき」の哲学、所有と誓いの脱構築》2013622日(土)午後1400-1730、南山大学・名古屋キャンパスR3R32教室)

    藤田尚志「ベルクソンとレヴィナスの隠喩論」、日本フランス語フランス文学会2013年度春季大会ワークショップ《来たるべき修辞学――文学と哲学のあいだで》(201362日(日)午前1030-1230ICU・本館252教室)


〔図書〕(計 7 件)ベルクソン論3冊・結婚論4冊(邦語4冊・仏語2冊・英語1冊)

    藤田尚志・宮野真生子編『愛』、シリーズ『愛・性・家族の哲学』、ナカニシヤ出版、20164月。共著、担当部分:「おわりに」、206-209頁。

    藤田尚志・宮野真生子編『性』、シリーズ『愛・性・家族の哲学』②、ナカニシヤ出版、20164月。共著、担当部分:「はじめに」、i-v頁。

    藤田尚志・宮野真生子編『家族』、シリーズ『愛・性・家族の哲学』③、ナカニシヤ出版、20164月。共著、担当部分:「はじめに」(i-vi頁)と第1章(2-37頁)。

    藤田尚志「にぎわう孤独――ドゥルーズと共同体の問題」、岩野卓司編『共にあることの哲学――フランス現代思想が問う〈共同体の危険と希望〉1[理論編]』、書肆心水、20164月、247-284頁。

    Hisashi Fujita, « Désir et joie : deux philosophies politiques de la vie. Deleuze ou Bergson II », in Shin Abiko, Hisashi Fujita et Masato Goda (éds.), Tout ouvert : L'évolution créatrice en tous sens, Georg Olms Verlag, coll. "Europea Memoria", octobre 2015, pp. 225-247.

    Hisashi Fujita, « Télépathie : la recherche psychique de Bergson et la métapsychologie de Freud », in Brigitte Sitbon (éd.), Bergson et Freud, Paris : PUF, avril 2014, pp.141-154.


    Hisashi Fujita, « Déjà vu: Force of the False and Idleness of Memory (Bergson or Deleuze III) », Kenjiro Tamogami (ed.), Fragments & Wholes. Thoughts on the dissolution of the human mind, Editions L'improviste, septembre 2013, p. 81-112.

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