Thursday, September 10, 2009

夢の続き、仕事の続き、ストレスの続き

「シンポの準備」と一言で書いた。二三人の日本人研究者を呼ぶのに大した手間は要りはしない。外国人研究者十人(+日本人十人)を招聘する国際シンポの準備をほんの二三人でやることがどれくらい大変か。傍でいろいろ言うのはとても簡単なことだ。いろいろ厭味を言われても、準備が大変でも、理念的な賭け金があると思えばこそ、やり通すほかはない。夢の続き。

仕事が忙しいのがストレスなのではなく、それらをてきぱき片づけていけないのがストレスなのである。なぜてきぱき行かないのか。相手のある仕事だからである。さまざまな関係の相手に、微妙なニュアンスを要するフランス語の、英語の、ときには超ブロークンなイタリア語で、メールを書き続ける。とても疲れるし、時間も食う。

しかしそれで終わりではない。それぞれの返事を待たねばならない(ここに「持続」がある!)。遅れてきた一通の返事の内容によって(あるいは返事の遅れそのものによって)、状況が一変することもしばしばである。すると、いろいろなことをまたやり直さざるを得なくなる…。

シンポの準備に専念できるならまだいい。ここに昨日書いた一つ一つの作業がのしかかってくる。書いていないたくさんのことものしかかってくる。

そういうわけで、夢の続きを見ているような感覚を半分持ちながら、深夜(早朝?)に起き出して仕事の続きをしている。

一つ一つのこまごまとしたことがストレス要因なのではなく(私はそれほど器の小さな人間ではないつもりである)、それらが絡み合って身動きが取れなくなるのがストレスになる。多分ストレスの原因など、あってないようなものなのだ。

もっと忙しい方は山ほどいらっしゃるというのに、情けない限りだが…。

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