Wednesday, April 21, 2010

【改訂最新版】ジャン・ボベロ教授講演会のお知らせ

三浦信孝先生よりお知らせが参りましたので、掲載しておきます。


ジャン・ボベロ教授講演会のお知らせ
中央大学が外国人研究員として招聘するパリ高等研究院EPHE名
誉学長Jean Baubérot教授の講義・講演会を以下のように開催します。それぞれの大学でお迎えいただく先生方に深く感謝いたします。
ボベロ教授の著作リストは膨大ですが(略歴添付参照)、邦訳で簡単に入手できるものに『フランスにおけるライシテの歴史』(三浦信孝・伊達聖伸訳、白水社文庫クセジュ、2009 )があります。
laïcitéは非宗教性・脱宗教性・世俗性・政教分離などと訳されてきましたが、いまやライシテが訳語として市民権を得つつあります。ライシテは憲法原理にもなっており、フランス共和国の成立とアクチュアリテを理解する鍵です。ボベロ教授はライシテを「フランス的例外」とせず、政教関係の国際比較(日本を含む)をなさっています。
時間の許す限り多数お出かけください。

5月19日(水)11時「西洋におけるキリスト教社会の成立(1世紀~15世紀)」中央大学八王子キャンパス3号館3454(三浦)
5月20日(木)11時「西洋におけるキリスト教社会の世俗化(
15世紀~21世紀)」中央大学八王子キャンパス3号館3455(三浦)
5月21日(金)13時「ケベックにおけるaccommodements raisonnables : ブシャール=テイラー報告をめぐって」

           明治大学和泉校舎第1校舎4階414教室(小畑精和教授)
5月24日(月)17時「死――宗教と医学のあいだ」

           東京大学本郷キャンパス法文1号館219番教室(島薗進教授)
5月27日(木)18時「第5共和政におけるライシテの変容(1958-2010)」
           日仏会館ホール(主催 フランス事務所Marc Humbert代表、協力 東北大学・辻村みよ子教授)
5月28日(金)14時「ナショナル・アイデンティティとライシテ」
           早稲田大学小野記念講堂、早稲田キャンパス27号館地下2階(フランス語教育学会講演・三浦)

中央大人文科学研究所「総合的フランス学の構築」チーム主査・三浦信孝

No comments: