単位がすべてではない。大学教育にとって当たり前のことが、経済効率至上主義の前に崩れていく。
履修者数の少ない授業は削減、はかなり当たり前になってきている。
そのうえ、今は、履修者のうち、単位取得者の割合が少ないと、つまりあまりに単位を落とすものが多いと、目を付けられ、簡単な授業・試験にするよう「是正」される。
だが、履修者数が少なくとも、厳しい授業・厳しい試験で単位が取れなくとも、学生にとって「良い授業」というものは厳然と存在するのだ。
試験期間中に思うことは多い。それはたぶん、大学をめぐる諸問題を考えようとする哲学者にとって大切なことだ。
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