ssさん、早速の赤ペン先生ありがとうございました。
それにしても、フィヒテですか。これまたヘヴィーなものを読み始めましたね。
最近、目的論(finalisme, téléologie)の歴史に取り組んでいて、「使命Bestimmung」という概念は、重要なのではないかと思っているのです。実際、ベルクソンの「destination」との類似は、すでに指摘されてますし、ベルクソンの『人間の使命』講義も出版されてます(これもアグレグ受験生向けの講義だったわけで、「たかが試験」と侮れません)。
近いうちに、フィヒテの学問論はちゃんと読もうと思ってますが。
これまた「使命」ですが、「学者の使命」「学者の本質」ですね。私はたまたま岩波文庫の復刊を持ってきているのですが、これは「所有propriété」というまったく別のテーマのためです。フィヒテは、カントとともに「著作権」概念を哲学的に精錬したはしりですからね。これについては、いろいろ面白い話があるのですが、またの機会に。
agrégation のシステム
これは私も常々興味を持っている事柄で、これを機会に小文をしたためようと思っておりますが、取り急ぎネットで見つけた以下のサイトをご紹介します。ごく簡単な沿革なら
http://fr.wikipedia.org/wiki/Agr%C3%A9gation
試験科目の詳細に関して、89年から93年までの分だけなら
http://www.ac-grenoble.fr/PhiloSophie/rapports_jurys/rapports_de_jury.htm
sujetsに関してなら、1949から1999までですが(Ch.ゴダン作だそうで、あれだけ分厚い本を続々出す上に、こんなことまでやってるとは。。)
http://www.edutemps.fr/fr/PHIprogannales2.htm
1802年から1950年までのアグレグの全合格者リストなどというとんでもないものもあります。
http://www.inrp.fr/she/chervel_laureats.htm
リールではいろいろお世話になりました。今度はぜひベルリンに遊びにきてください。
連れ合いに言質を取られたことでもあり、ぜひ行かせていただこうと思っております。ssさんは三月末までのご予定でしたっけ?ではでは、長文乱文失礼。hf
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