以上の「時間がない」「寝てない」というのは、誰にも聞かれていないのに思わず口から出てしまう言葉ですが、相手とのやりとりの中でつい、口にしてしまう口ぐせもあります。
まず若手が上司に言ってしまいがちな口グセとしては、「わかりました」
これはやっかいです。期限も聞かず、アウトプットのイメージも確認せず、「わかりました」と言うから安心していたら、結局出てきたものがめちゃくちゃだったり、クライアントに「ポイントがズレている」なんて言われたり……。その場を切り上げたいだけなのかもしれませんが、わかったふりをするのは不毛ですよね。
また、上司や取引先などに対して言いがちな
「すぐに対応します」
「できるだけ早くお返事します」
も要注意だと思います。時間の感覚は人によってバラバラですから、そういう相対的な表現は誤解のもとです。まぁ、あえてそう言ってごまかすときもありますけど(笑)。
具体的に「明日の午前中までに」などとノルマを課して計画を立てないと、物事って進まないと思うんです。上司と部下の間でも、ちゃんと期限を聞いて、無理を言われたら「明後日の午後までならできます」、あるいは「この仕事の締め切りもあるんですけど、どちらを優先したらいいですか? 」と尋ねてプライオリティを明確にすることが大切ですね。
逆に、部下の時間を奪う上司の口グセもあります。それは、
「じゃあ、みんなで話すか」
みんなで話すこと自体はいいと思うんですけど、ノーアイデアで臨まれても困ります。10人集めたら、10人×1時間で10時間。10万円くらいの価値があるってことですよ。部下も部下でそれぞれみんな仕事があるし、巻き込んで仕事をしているふりをされるのは迷惑です。
一方で、
「さっき送ったメール、見た? 」
なんて、携帯に電話をかけてくる人もいます。急いでいるなら最初から電話をかけたらいいじゃないですか。「ちょっと急ぎの相談があるんだけど、今、大丈夫? 」って電話である程度説明して、詳しいことは後でメールしてくれればいいのに、先にメールを送って5分後に「おい、メール見たか」。おかしいですよ。詳細が先で概要が後って、普通ないでしょう。でもメールと電話は、なぜかそれがありうるんですよね。
職種にもよるでしょうけど、相手がメールに張り付いていることを前提にしないでほしいですね。タイムラグがあるからメールが便利なわけで、即効性を求められても困ります。
そうなるとPCや携帯電話、スマホに張り付くようになって、いつも何か来るんじゃないかとおどおどして仕事が受け身になってしまうし、それでほかのもっと重要でじっくり考えるべき仕事に時間が取れない、という悪循環に陥るんです。メール基点で組織の生産性が落ちるという典型例ですね。
「さっき送ったメール、見た? 」
なんて、携帯に電話をかけてくる人もいます。急いでいるなら最初から電話をかけたらいいじゃないですか。「ちょっと急ぎの相談があるんだけど、今、大丈夫? 」って電話である程度説明して、詳しいことは後でメールしてくれればいいのに、先にメールを送って5分後に「おい、メール見たか」。おかしいですよ。詳細が先で概要が後って、普通ないでしょう。でもメールと電話は、なぜかそれがありうるんですよね。
職種にもよるでしょうけど、相手がメールに張り付いていることを前提にしないでほしいですね。タイムラグがあるからメールが便利なわけで、即効性を求められても困ります。
そうなるとPCや携帯電話、スマホに張り付くようになって、いつも何か来るんじゃないかとおどおどして仕事が受け身になってしまうし、それでほかのもっと重要でじっくり考えるべき仕事に時間が取れない、という悪循環に陥るんです。メール基点で組織の生産性が落ちるという典型例ですね。
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