Friday, March 31, 2017

2016-2017年度の研究業績(出版)

今年もよろしくお願い致します。

いろいろありますが、明るくポジティヴに生きていければと思っております。


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研究課題は次の三つに分かれる。
A.ベルクソンを中心とするフランス近現代思想研究、
B.結婚の形而上学とその脱構築、
C.哲学と大学

本年度の研究成果として、
A:共編著1冊④・共著1冊⑥・論文1本⑪、
B:共編著3冊①~③・共著2冊⑤⑧・論文1本⑩、
C:共著1冊⑦・論文1本⑨

(1)著書・論文:⑨を除き、執筆はすべて単独。共編著4冊①~④、共著4冊⑤~⑧(うち2冊⑦⑧は刊行予定)、論文3本⑨⑩⑪。日本語10、英語1。

(2)研究発表・トークイベント:研究発表はすべて単独で6回①~⑤⑯、トークイベントは7回⑥~⑫、コメントは3回⑬~⑮。日本語13、フランス語2回①③、英語1回⑭。

(1)著書・論文等 

①宮野真生子との共編著『愛』、ナカニシヤ出版、2016年4月28日。

②宮野真生子との共編著『性』、ナカニシヤ出版、2016年4月28日。

③宮野真生子との共編著『家族』、ナカニシヤ出版、2016年4月30日。

④平井靖史・安孫子信との共編著『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する――現代知覚理論・時間論・心の哲学との接続』、書肆心水、2016年11月。

⑤岩野卓司編『共にあることの哲学――フランス現代思想が問う〈共同体の危険と希望〉1 理論編』、共著、書肆心水、2016年4月。

⑥鹿島徹ほか編『リクール読本』、共著、法政大学出版局、2016年7月25日。

⑦藤本夕衣ほか編『反大学改革論〔仮題〕』、ナカニシヤ出版、2017年3月刊行予定。

⑧岩野卓司編『共にあることの哲学――フランス現代思想が問う〈共同体の危険と希望〉2 実践編』、共著、書肆心水、2017年3月刊行予定。

⑨「「役に立つ」とはどういうことか?――デリダ、プラグマティズムから考える哲学的大学教育論」、単独論文、『2015年度 第21回FDフォーラム 報告集』、公益財団法人大学コンソーシアム京都、2016年6月、236-246頁。

⑩「根源的倫理学とは何の謂いか――ハイデガー『ヒューマニズム』書簡に関するノート」、単独論文、東京大学仏語仏文学研究会『仏語仏文学研究』第49号:塩川徹也先生古稀記念特集号、2016年10月19日、451‐458頁。

⑪ “Bergson(-ism) Remembered: A Roundtable”, Journal of French and Francophone Philosophy - Revue de la philosophie française et de langue française, Vol XXIV, No 2 (2016), p. 221-258.共著論文

(2)研究発表 

①エラスムス・ムンドゥス・ユーロフィロゾフィー国際シンポジウム 「Deleuze, n... sexes et le sujet larvaire」:2016年6月6日(月):法政大学

②日本フランス文学会2016年度秋季大会ワークショップ:「18世紀フランス文学における結婚の形而上学とその脱構築――レチフの場合」:2016年10月23日(日):東北大学

③PBJ第8回国際シンポジウム≪『物質と記憶』を診断する≫:「ベルクソンの未来――『物質と記憶』における場所の論理・超図式論・憑在論」:2016年11月13日(日):大阪大学

④第23回 新潟哲学思想セミナー《家族の「きずな」を哲学する》:「家族の脱構築――ヘーゲル、デリダによるアンティゴネー読解」:2016年11月18日(金):新潟大学

⑤西日本哲学会第62回大会シンポジウム《ハイデガーとベルクソン》:「ハイデガーからベルクソンへ――伸張(Dehnung)と振動(Schwung)」:2016年12月4日(日):熊本学園大学

⑥『愛・性・家族の哲学』刊行記念キックオフトークイベント≪愛・性・家族を哲学する≫ (宮野真生子先生(福岡大学)とともに):2016年5月1日(日):天神MMTビル6階 TKP)

⑦刊行記念第2弾トークセッション≪ボク/ワタシたちをつなぐもの 愛・性・家族のポリティクス≫(王寺賢太先生(京大・人文研)、森川輝一先生(京大)、宮野真生子先生とともに):2016年5月13日(金):京都大学生協

⑧第3弾イベント≪なにがぼくらをつなぐのか? 「シェア」から愛・性・家族を考える≫(久保田裕之先生(日本大学)、宮野真生子先生(福大)とともに):2016年5月27日(金):神楽坂モノガタリ

⑨刊行記念イベント第4弾・公開シンポジウム≪性的身体と自己決定――『愛・性・家族の哲学』をめぐって≫(古賀徹(九大)、蔵田伸雄(北大)らとともに):2016年6月18日(土):北海道大学

⑩刊行記念第5弾トークショー≪愛のぶっとんだ思想史≫(近藤智彦先生(北大)、宮野真生子先生(福大)とともに):2016年6月19日(日):紀伊国屋書店札幌本店1階インナーガーデン

⑪刊行記念シンポジウム≪聖愛と俗愛――西欧思想は愛と結婚をどう考えてきたのか≫(永嶋哲也先生(福岡歯科大学)、佐藤啓介先生(南山大学)、津田謙治先生(西南学院大学)、小笠原史樹先生(福岡大学)、宮野真生子先生(福岡大学)とともに):2016年7月9日(土):西南学院大学

⑫刊行記念第8弾イベント・ライブトーク≪愛なし?性なし?家族なし?――結婚の迷い道を哲学する≫(宮野真生子先生とともに):2016年9月23日(金):福岡パルコ新館6Fタマリバ6

⑬日仏哲学会ワークショップ≪ベルクソン的二元論を再考する≫(杉山直樹先生(学習院大学)、米田翼さん(大阪大学)、上野修先生(大阪大学)など):2016年9月9日(金):学習院大学

⑭PBJ第8回国際シンポジウム≪『物質と記憶』を診断する――ベルクソンと脳・時間・記憶の諸問題≫第一日〈時間と形而上学〉セッション1(カミーユ・リキエ先生(パリ・カトリック学院)、 村山達也先生(東北大学)の発表へのコメント):2016年11月10日(木):法政大学

⑮刊行記念イベント第10弾《性――規範と欲望のアクチュアリティ》(隠岐さやか先生(名古屋大学)、重田園江先生(明治大学)へのコメント):2016年12月9日(金):東京大学駒場キャンパス

國立臺灣大學藝術史研究所主催・國際學術工作研討會 「近代・神話・共同體:臺灣與日本」:「家族の時間――是枝裕和作品における「分人」的モチーフ」:2017年2月17日(金):国立台湾大学芸術史研究所

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