Sunday, November 09, 2008

朝カルベルクソン第3回

子供の風邪がうつってダウン寸前。昨日は大変だった。

昨晩は朝カル・ベルクソンの第3回「ベルクソンと諸芸術」ということで、マティスを中心に現代美術を研究されている近藤学さんと作曲家の佐藤岳昭さんのお話。

近藤さんは、美術史家としてアントリフとアズーヴィに依拠しつつ、同時代のフランスを中心とする造形美術とベルクソン思想との関係について語られた。
Mark Antliff, Inventing Bergson: Cultural Politics and the Parisian Avant-Garde, Princeton University Press, 1993.
François Azouvi, La gloire de Bergson: Essai sur le magistère philosophique, Gallimard, 2007.



佐藤さんは現代音楽の作曲家として、伝統的な西洋音楽のありかたを振り返り、現代の西洋音楽がその一面だけを極度に肥大化させてしまったことに疑問を呈し、ベルクソンに倣いつつ――彼には「持続―質/量 アンリ・ベルクソンに倣いて」という作品がある――、自らの創作活動の今後の展望を語った。

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