Monday, November 10, 2008

学問の有償性

風邪は悪化の一途。

前回朝カルベルクソンの第3回について少し詳しいレジュメを書いたところ、ある方からご指摘を受けた。朝カルが若干衰退気味であるとすれば、その理由は1)書店などでの安くて気軽に行ける単発イベントの隆盛、2)ブログによる内容流出だ、というのである。

考えてみれば、朝カル「ベルクソン」に来られないというベルクソン研究者のためにと思って詳しく書いたのだけれど、そもそも朝カルの内容は受講者が有料で買って初めて成立するものだという自明の事実を私は忘れてしまっていた。

学問は究極的には無償性(gratuité)で成り立つものだと思うけれど、どこかで必ず有償性の契機を経る(科学的発見におけるプライオリティや知的著作権、ロイヤリティなど)。

というわけで、レジュメをごく短いものに差し替えます。ご関心がおありの方は、途中参加、一回限りの参加も可能のようですので、朝カルまでお問い合わせください。

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