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このたびは皆さんに、明後日3月17日木曜日に東京外国語大学にておこなわれる
書評コロキウム《駒込武著 『世界史のなかの台湾植民地支配
―台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)をめぐっ
についてのご案内をお送りいたします。
以下、このご案内の転送をご依頼をくださり、当日の司会をつとめ
東京外国語大学の米谷匡史さんのお言葉を
ほぼそのままの形でお借りして、
この合評会の内容をご紹介させていただくことをお許しください。
駒込さんの前著『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、199
植民地と帝国が連関しあう「植民地帝国」の歴史を分析する枠組を
大きな影響を与えた重要な本でしたが、
今回の合評会であつかうのは、それ以来約20年間の研究成果をま
『世界史のなかの台湾植民地支配―台南長老教中学校からの視座』
この本は、大英帝国と日本帝国という2つの帝国が、
対立をはらみながら交錯する「帝国のはざま」として、
植民地台湾がおかれた歴史的文脈を描きだす大著です。
台南長老教中学校というミッション・スクールに注目しながら、
「帝国のはざま」で台湾人の自治的空間をめざす試みとその挫折、
植民地帝国全体を巻き込む全体主義の圧力を、
台湾、朝鮮、奄美、日本内地を相互連関させる視座で描いています
著者ご本人である駒込武さんをお迎えし、
戸邉秀明さん、三原芳秋さん、水谷智さん、清水美里さんという
豪華な4人のコメントで、じっくりと議論します。
駒込さんの新著は、1万5000円(+税)と高価で、とても分厚
事前に購入してじっくり読んでくるのはやや敷居が高いですが、
合評会当日には、内容の概要と目次も配布し、
議論を追っていけるように配慮してくださるそうです。
植民地研究/帝国史研究の現在の水準を確認し、
議論を深めるための大事な機会になります。
ご関心をお持ちのかたは、以下の詳細をご覧のうえ、
ぜひご参加ください。
(WINC運営委員会)
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書評コロキウム : 駒込武著 『世界史のなかの台湾植民地支配
―台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)をめぐっ
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会場: 東京外国語大学・海外事情研究所 (研究講義棟・427室)
日時: 2016年3月17日(木) 14:00~18:00
コメンテーター: 戸邉秀明(東京経済大学)
三原芳秋(一橋大学)
水谷智(同志社大学)
清水美里(日本学術振興会特別研究員、
東京外国語大学・早稲田大学非常勤講師)
リプライ: 駒込武(京都大学)
司会: 米谷匡史(東京外国語大学)
主催:
科研「批判的地域主義に向けた地域研究のダイアレクテイック」(
同志社植民地研究会
東京外国語大学・海外事情研究所
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