Friday, April 01, 2016

【新刊】岩野卓司編『共にあることの哲学――フランス現代思想が問う〈共同体の危険と希望〉1 理論編』@書肆心水、ついに刊行!



フランス現代思想の共同体論集の第1巻がついに刊行になりました。私も加わらせていただいております。

これまでのこの手の論集とは一味違い、フランス現代思想をどのように「応用」できるのか、具体的に実践してみようという大変意欲的な論集です。

果たしてその試みは成功しているか否か。フランス現代思想をファッションとして消費するのでもなく、また、ファッションとして毛嫌いするのでもなく――最先端をいかに早く身にまとうかという点では、現象学であれ、分析哲学であれ、科学哲学であれ、その浮薄さは同じことです。ただ、見かけが違うだけです。自らが「様々なる意匠」の一つであるかもしれないという自覚や恐れを毫も持つことなく、厳密な学であることを信じて疑わないのは、先を争って現代思想の最先端を翻訳・紹介し、自らがその”神の代理人”ないし”真理の配達夫”たろうとするのと同じく、無邪気な健全さなのです――、ぜひ手に取って確かめてみてください。

書肆心水さんのアカウントのフェイスブックとツイッターに刊行予告が上がっているそうです。

フェイスブック
https://www.facebook.com/203810823138791/photos/a.203819739804566.1073741828.203810823138791/505959052923965/?type=3&theater

ツイッター
https://twitter.com/SHOSHISHINSUI/status/715796375003402240


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どうぞよろしくお願い申し上げます。




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