Saturday, April 23, 2016

2015-2016年度の研究成果

現在、(1)ベルクソンを中心とするフランス哲学・思想研究を中心に、(2)結婚の形而上学とその脱構築、および(3)哲学と大学という二つのサブテーマについて研究を展開している。


口頭発表・シンポジウム主催 

本年度は2つの口頭発表を行ない、1つの国際シンポジウムのオーガナイズ・司会を行なった。

(1)が1つ(オーガナイズ②)、(2)が1つ(口頭発表①)、(3)が1つ(口頭発表③)、 使用言語で言えば、日本語が2つ、英語が1つである。

①分人主義的結婚は可能か?ドゥルーズ・ガタリの『アンチ・オイディプス』から考える
 玉川大学人文科学研究センター第3回講演会、2015年11月14日、玉川大学

②国際シンポジウム≪『物質と記憶』を解剖する――ベルクソンと現代知覚理論・時間論・心の哲学≫主催・セッション司会(2015年12月10日~12日、於:法政大学、明治大学、京都大学)

③「役に立つ」とはどういうことか?デリダ、プラグマティズムを用いた哲学的大学教育論
 第21回FDフォーラム≪大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~≫(大学コンソーシアム京都主催)、2016年3月6日、京都外国語大学


刊行物

本年度は全部で10の刊行物に関わった。共編著が5冊、共著が4冊、紀要論文が1本、報告書論文が1本、使用言語は1つがフランス語、それ以外はすべて日本語である。

①共編著Shin Abiko, Hisashi Fujita et Masato Goda (éds.), Tout ouvert : L'évolution créatrice en tous sens, Georg Olms Verlag, coll. "Europea Memoria", octobre 2015. ISBN 978-3-487-15358-2
   Collectif, avant-propos, pp. 5-6, et article "Désir et joie : deux philosophies politiques de la vie. Deleuze ou Bergson II", pp. 225-247.

②単著論文「分人主義的結婚は可能か?ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』を読み直す」、『Humanitas』(玉川大学人文科学研究センター年報)第7号、2016年3月、129‐143頁。

③共編著『愛・性・家族の哲学①愛』、ナカニシヤ出版、2016年4月28日。
④共編著『愛・性・家族の哲学②性』、ナカニシヤ出版、2016年4月28日。
⑤共編著『愛・性・家族の哲学③家族』、ナカニシヤ出版、2016年4月30日。

⑥岩野卓司編『共にあることの哲学――フランス現代思想が問う〈共同体の危険と希望〉1 理論編』、書肆心水、2016年4月、247-284頁。

⑦『リクール読本』:共著:法政大学出版局:2016年7月?刊行予定。「リクールとベルクソン」の項執筆。

⑧『第21回FDフォーラム報告論集』:共著:大学コンソーシアム京都:2016年6月発行予定。

⑨共編著『『物質と記憶』を解剖する――ベルクソンと現代知覚理論・時間論・心の哲学』、書肆心水:2016年秋刊行予定

⑩『反・大学改革論』(仮題):共著:ナカニシヤ出版:2016年秋刊行予定

⑪「根源的倫理学とは何の謂いか――ハイデガー『ヒューマニズム書簡』の一挿話に関するノート」、『仏語仏文学研究』。

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