Sunday, April 03, 2011

送電ロス

「有効な代替案を出せないなら、原発を認めるべき」(主体・起源の問題)
「なるべく節電して、原発をやめるべき」(客体・目的の問題)
このような形での二者択一で議論が進むのはまずい気がする。
送電ロスの問題を考えてみてはどうだろうか(中間・媒質の問題)。

「送電ロスは、距離に比例し、送電電圧を高くするほど小さくなります。そこで日本の電力会社は100万ボルトという世界でもまれに見る高圧の送電線を開発しました。しかしそれでも日本全国では、現在でも総発電量の5%ほどが失われていることになるそうです。2000年度、資源エネルギー庁の概算によれば、全国で1年間約458.07億kWhの損失になるそうで、この数字は、「100万kW級の原子力発電所6基分」の発電量に相当します。
 原子力発電所は、火力に比べ消費地からかなり離れたところにあります。(中略)送電ロスの大部分は原発に関係したものといってもいいくらいです。」

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昨今の大学における教師と学生の関係――担任制が広がり、その意味で「大学の高校化」は遅かれ早かれ大多数の大学で不可避的となるだろう――についても同じことが言えないだろうか。とてつもなく不毛な送電ロス…。

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