Monday, July 18, 2011

7/20現代ヨーロッパのイスラムフォビア

南山大学の森千香子と申します。
7月20日(水)に下記のイベントが開催されますので、よろしくお願いいたします。
また周りに関心のありそうな方がいらっしゃる際には、転送いただければ幸いです。
それではよろしくお願いいたします。
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ドキュメンタリー上映 +パネル・ディスカッション

現代ヨーロッパのイスラムフォビア

近年のフランス社会を揺るがしている問題のひとつに、いわゆる「スカーフ問題」がある。すなわち、政教分離を国是とするフランスの公立学校において、ムスリム女学生のスカーフ着用を認めるべきか否かをめぐる論争である。1989年にパリ郊外の中学校で起きた最初の論争以来、繰り返し議論がなされてきたが、2004年に制定された「公立学校におけるこれ見よがしな宗教シンボル着用の禁止法」(通称「スカーフ禁止法」)をもって、「決着」したかと思われた。だが、その後もイスラームのスカーフをめぐる議論は事ある毎に蒸し返され、現在もなお燻り続けている。

「スカーフ問題」とは、いったい何か?

また、論争の背景には、いかなる問題が隠れているのか? 

この企画では、ジェローム・オスト監督の長編ドキュメンタリー『スカーフ論争~隠れたレイシズム』(Un racisme à peine voilé2004)を上映し、この15年にわたる論争の背景を探るとともに、911以降、ヨーロッパ全体に拡大するイスラムフォビア(反イスラム感情)について、パネル・ディスカッションを行う。

プログラム:

1)ドキュメンタリー・フィルム上映

「スカーフ論争――隠れたレイシズム」(本邦初公開)

 監督:ジェローム・オスト監督(フランス/2004年/カラー/76分/日本語字幕付き)

   字幕制作Global Studies Film Works

2)パネル・ディスカッション

「現代ヨーロッパのイスラムフォビア」

 パネリスト:内藤正典(同志社大学)  見原礼子(同志社大学)

森千香子(南山大学)   菊池恵介(同志社大学)

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主催:同志社大学一神教学術センター

同志社大学グローバル・スタディーズ研究科

共催:同志社大学神学部・神学研究科

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日時:72017002000

会場同志社大学室町キャンパス

寒梅館 1階 ハーディー・ホール

○京都市営地下鉄烏丸線

「今出川駅」下車、2番出口より徒歩2分

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