Thursday, July 21, 2011

哲学、老いも若きも

《若いからといって哲学するのを遅らせてはならない。年老いたからといって哲学に倦むことがあってはならない。なぜなら、魂の健康を目指すのに誰も時期尚早とか、機を逸したということはないからだ。

まだ哲学する時ではないとか、その時期はすでに去ったと言う人は、幸福に向かう時節がまだ来ていないとか、もはやその時はないと言う人と変わらない。それゆえ、老いも若きも哲学しなければならない。

老いては、かつて起こったよきことどもに感謝することにより、清新な生気を取り戻し、若くしては、未来への恐れを克服することにより老成するために。》エピクロス、『メノイケウス宛書簡』

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