「歴史からの問い/歴史への問い──二宮宏之と歴史学」のご案内
(東京外国語大学海外事情研究所・日仏歴史学会共催/
社会史研究が、日本の歴史学界に大きな意味を持ち始めたのは、
半のことでした。それまでの歴史学とは、対象のみならず、
法をも異にする歴史学の台頭ということができるでしょう。
識が異なり、叙述の方法も異なる歴史学の始動です。
このことは、ことばを換えれば、この時期に、
始されたということでもあります。歴史学とは、
いうことへの根底からの問いかけと、その実践です。
このとき、社会史研究を主導し、
二宮宏之さんがいました。二宮さんは、
学全般に目を配り、その革新を試みました。
二宮さんの視野と射程は、歴史学から、
〈いま〉との緊張感を持ち、〈いま〉を問いかける歴史学でした。
二宮さんの実践は、
発点になっています。とともに、
ます。近年、あらたに文化史研究が提起されているのは、
思われます。
21世紀初頭の〈いま〉もまた、
期ということができるでしょう。このとき、
て検討し、その作法(さくほう)
ます。
こうした問題意識から、『二宮宏之著作集』(全5巻、岩波書店、
の編集にたずさわった三名がコーディネーターとなり、
ウムを開催することにいたしました。
場を異にする方たちを報告者とし、
さんの歴史学を論じることを通じての、「歴史からの問い/
営みです。みなさまがたのふるってのご参加を期待いたします。
日時 2012年6月2日(土) 午後1時~5時
会場 東京外国語大学 研究講義棟1階 115教室
入場無料・事前申し込み不要
【報告】
(1)長谷川貴彦(北海道大学)「二宮史学との対話 歴史学の転換点に」
(2)岸本美緒(お茶の水女子大学)「
(3)成田龍一(日本女子大学)「認識の歴史学へ――
【コメント】
北原 敦(北海道大学名誉教授)
【討論】
司会:高澤紀恵(国際基督教大学)
コーディネーター(『二宮宏之著作集』編集委員)
福井憲彦(学習院大学)/林田伸一(成城大学)/工藤光一(
お問い合わせ
東京外国語大学 海外事情研究所
(西武多摩川線・多摩駅下車 徒歩3分)
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
TEL 042-330-5405
E-mail ifa@tufs.ac.jp
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