Wednesday, October 15, 2014

10/18 シリーズ懇話会「3.11以後何が問われているのか」第6回@南山大学社会倫理研究所




■日時: 2014年10月18日(土)15:00~

■会場: 南山大学 名古屋キャンパス R棟3階 R32教室
        アクセス → http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/navi/nagoya_main.html?15_5_4

■第6回テーマ: キリスト教と科学技術:原発問題をキリスト教はどう考えるか

■シリーズ趣旨:
2011年3月11日の東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故は、日本に住む人々に大きな衝撃を与えました。それから3年を経て、表
面上は、3.11以前の社会とそれを根底で支えてきた価値観が復帰しつつあるようにも見えます。しかし、3.11以後私たちに突き付けら
れた様々な問いは、今もなお厳然として私たちの前にあり、依然として私たちからの応答を待っているのではないでしょうか。本年度
は、3.11以後を考えるシリーズ懇話会第二弾として、「キリスト教と科学技術」、「科学の予見の不確実性と社会」、「市民・行政・
リスク」という三つの観点に連なるさまざまな研究者をお招きし、共に考えていきたいと思います。
 *すでに実施したシリーズ懇話会については、講演録として閲読いただけます。
  http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/ISE/japanese/publications/book/2013shinsai-book.pdf

■演題: 原発と原子力の神学――テクノロジーの視点から

■講師: 栗林輝夫(くりばやし・てるお)(関西学院大学法学部 教授)

■講演趣旨:
日本のキリスト教は原発問題にどのような姿勢を取ればいいのか。その手掛かりを得るべく、今回は神学者の栗林先生をお招きして、
「技術の神学」の観点から20世紀の原発と原子力開発を論じていただきます。要旨は以下の通りです。

まずキリスト教がテクノロジーをどう観るのかを聖書/神学的に要約した後、前半で、中世以降に、西洋の技術発展の根にキリスト教
の「神の国」の黙示録的期待があること、それが原子力開発の初期に繋がることを述べる。後半では、キリスト教の原発擁護論をポ
ラード、ティヤール・ド・シャルダンに、反原発の神学論をエリュールに、また科学技術とキリスト教を「棲み分け」る中立論をプロ
テスタント神学者のバルトに読んでそれぞれ解説した後、討議・質疑応答に入りたい。

■コメンテーター: マイケル・シーゲル(南山大学社会倫理研究所 教授)

■講師紹介:

栗林輝夫(関西学院大学法学部 教授)

《略歴》
1948年東京生まれ。国際基督教大学、東京神学大学大学院修士卒。
1976~85年アメリカ、西ドイツ、スイスに留学。Ph.D. (ニューヨーク・ユニオン神学校)。
グラデュエイト・セオロジカル・ユニオン(カリフォルニア・バークレー)客員。
四国学院大学を経て1993年より現職。元関西学院大学キリスト教と文化研究センター長。

《専門領域》
組織神学

《原発関連の著作・論文》
『原子爆弾とキリスト教』(日本基督教団出版局、2008年)。
「原発と神学」(『原発とキリスト教』、新教出版社、2011年)。
『原子力発電の根本問題と我々の選択』(北澤宏一と共著、新教出版社、2013年)。
「核開発とキリスト教」(『富坂キリスト教センター紀要4』、2014年)など。


■主催: 南山大学社会倫理研究所

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参加費は無料です。
出席なさる方は事前に下記までご連絡をいただけましたら幸いです。当日参加でも結構です。

≪お申込・お問い合わせ先≫
南山大学社会倫理研究所
〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
Phone: (052)832-3111(内線3413,3414) Fax: (052)832-3703
E-mail: ise-office@ic.nanzan-u.ac.jp
HP: http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/ISE/index.html




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