Monday, October 20, 2014

11/28 講演会「非配偶者間人工授精(AID/DI)における子どもの出自を知る権利」@南山大学

2014年10月20日

各  位

                                                南山大学社会倫理研究所


              2014年度南山大学人文学部人類文化学科鈴木貴之ゼミ学生企画講演会のお知らせ


 下記のとおり学生企画講演会を開催致しますのでご案内申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。


                                                  記


■日時: 2014年11月28日(金)17時15分~18時45分

■会場: 南山大学 名古屋キャンパス R棟3階 R31教室
        アクセス → http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/navi/nagoya_main.html?15_5_5

■演題: 非配偶者間人工授精(AID/DI)における子どもの出自を知る権利

■講師: 加藤 英明(かとう・ひであき)(DOG(非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ))

■講演趣旨:
非配偶者間人工授精(DI)は匿名の第三者からの提供精子を用いた不妊治療で、1949年以来全国で1~2万人が生まれています。
両親は子どもに事実を話さないように指導され、嫡出子として扱われた子どもたちは出自の事実を知ることができませんでした。
現実には出自を秘密にする前提に無理があり、突発的に事実を知り、両親からの裏切りやアイデンティティの喪失を感じる子ども
が後を絶ちません。第三者の提供精子を用いることの意義、その事実を子どもに伝えないこと、提供者の情報が管理されていない
ことなどDIには多くの問題点があり、本来の当事者であるはずの生まれてくる子どもの保障がされていません。この講演会では、
現実の問題点と今後何が必要とされているかについてお話していただきます。


■講師紹介:

加藤英明

《略歴》
2004年 横浜市立大学医学部卒業
2006年 横須賀共済病院臨床研修医終了
2010年 横浜市立大学附属病院
2013年より現職(横浜市立大学附属市民総合医療センター感染制御部)

《専門領域》
感染制御学・臨床感染症学

《著作・論文》
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子編著 『AIDで生まれるということ』萬書房、2014年(共著)


■主催: 南山大学人文学部人類文化学科

■後援: 南山大学社会倫理研究所

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参加費は無料です。
出席なさる方は事前に下記までご連絡をいただけましたら幸いです。当日参加でも結構です。

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