Monday, March 16, 2015

2014-2015年度の研究成果

現在、(1)ベルクソンを中心とするフランス哲学・思想研究を中心に、(2)結婚の形而上学とその脱構築、および(3)哲学と大学という二つのサブテーマについて研究を展開している。

口頭発表
本年度は4つの口頭発表を行ない、1つの国際シンポジウムのオーガナイズ・司会を行なった。(1)が1つ(口頭発表①)、(2)が3つ(口頭発表②③、オーガナイズ①)、(3)が1つ(口頭発表④)、使用言語で言えば、日本語が2つ、フランス語が2つ、英語が1つである。

口頭発表 Desire and Joy: Bergson and Deleuze on Political Philosophy
The 2nd International Deleuze Studies in Asia Conference 2014 Osaka/Japan.
Panel Session "MetaphysicS: Deleuze after Bergson / Deleuze (d')après Bergson"
201468日(日)、大阪大学豊中キャンパス・豊中総合学館402教室)
口頭発表 僕らをつなぐもの――現代フランス哲学から考える愛/性/家族なき結婚の可能性
ネットワーク日本哲学第4回《『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』をめぐって》
201496日、京都大学文学部新館2階第三演習室)
口頭発表 結婚の形而上学とその脱構築――契約・所有・人格概念の再検討
北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター主催
公開シンポジウム《結婚という制度 その内と外 法学・社会学・哲学からのアプローチ》
2015111日(日)13:30-16:45、北海道大学 学術交流会館 小講堂)
口頭発表 デリダの『哲学の権利について』について(仮題)
Le séminaire de Yuji Nishiyama : « L’université comme architecture (ir)rationnelle de la philosophie » au Collège international de Philosophie 2015323日(月)、フランス・パリ・Centre Parisien d’Etudes Critiques (CPEC), 37 bis rue du Sentier, 75002 Paris

オーガナイズ・司会① 共同討議《結婚の脱構築――フランス同性婚合法化以後》
ギヨーム・ルブラン(ボルドー第3大学)、ファビエンヌ・ブルジェール(ボルドー第3大学)、坂本尚志(京都薬科大学)、相澤伸依(東京経済大学)、藤田尚志(九州産業大学)
201485日(火)、西南学院大学・西南コミュニティセンター2F会議室)


刊行物
刊行物としては、論文3本を刊行する。領域は(1)~(3)各一つずつ、使用言語は日本語が2本、フランス語が1本である。

論文① "Télépathie : la recherche psychique de Bergson et la métapsychologie de Freud", in Brigitte Sitbon (éd.), Bergson et Freud, Paris : PUF, coll. "Philosophie française contemporaine", avril 2014, pp.141-154.

論文②「ソフィストの力(アレテー)――大学における哲学教育に関する若干の考察」
九州大学哲学会編『哲学論文集』第五十輯(九州大学哲学会創立50周年記念)、201412月、75-102頁。

論文③「結婚の形而上学とその脱構築――契約・所有・人格概念の再検討」 
『応用倫理――理論と実践の架橋』vol. 8 別冊『結婚という制度 その内と外――法学・社会学・哲学からのアプローチ』、北海道大学大学院文学研究科 応用倫理研究教育センター、2015年3月15日、論文本編は24-40頁、討論での発言部分は44-47, 49-50, 52, 54頁。

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