Sunday, December 06, 2009

新たな出会い(その1)

11月5日(土)、西日本哲学会@九州大学・箱崎キャンパス

午前中は補講で自大へ。うちの学生はとりわけtrustとfriendlinessを混同しやすいので、一緒にご飯を食べに行ったり、といったことはこれまで極力避けてきたし、これからもそのつもりだが、土曜日にわざわざ補講に来てくれたということで、ゼミの学生たちに、お気に入りの店Cafe Edomachoにて、昼ご飯をおごる。

その後、バスで九大へ。初めて足を踏み入れた。60回記念のシンポジウムが黒田亘の哲学について。なんという渋さ…。黒田の因果性・志向性についてのよく知られたテーゼが俎上に載せられ、隠された存在論が指摘されるなど興味深かったが、一番印象深かったのは、お世辞抜きで切れ味鋭い提題を行なった三人の(必ずしも年齢に拠らない)若々しさであった。新しい土地で、新しい人々と知り合って知的刺激を受けるのはいつも楽しい。

夜は懇親会。いろんな方とお知り合いになれたのが良かったが、なかでもkm先生とはじめてお会いして、少しお話しできたのは嬉しかった。哲学と教育の関係について同じ情熱をもっていると直感した。y大のfさんと長々とハイデガー&ベルクソンについて議論できたのもよかった。

nnさんのグループと二次会。彼と同年代の友人ばかりだったからか、かなりくだけたノリで、楽しかった。その後、某先輩におしゃれっぽいバー?クラブ?(おじさんの行くやつではなく)に連れて行っていただいたが、…歳をとったと痛感した。クラブ音楽は嫌いではなかったが、若者の華やぎに疲れてしまう。

12月6日(日)、引き続き西哲@九大。昼から三つの発表を聴く。スピノザの勉強になった。家に帰るなり、子供のお守。ご飯を食べて寝かしつけ、授業準備に取り掛かる。ドゥルーズとグールドの話はいよいよ佳境。こっちの夜の方がより刺激的だと思うのだから、まあ歳をとった。

No comments: