Monday, September 26, 2011

10/24,27,29 国際シンポジウム「ベルクソンと災厄――今、『道徳と宗教の二源泉』を読み直す」


ようやく今年のシンポの概要が決まりました。

プログラムを組んだ人間が言うのもなんですが、
今取り組むべき課題、興味深い主題、
そして真の意味で国際的なメンバー選択(大国に偏らない)など、
現在私たちの置かれた状況を考えれば、奇跡的にベストのプログラムが組めたと思います。

みなさま、ぜひ周りの方々への宣伝拡散をお願い致します。
また、会場へもぜひ足をお運びいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
hf





ベルクソンと災厄
Bergson et le désastre

今、『道徳と宗教の二源泉』を読み直す
Lire Les deux sources de la morale et de la religion aujourd’hui au Japon

201110242729


Sous la responsabilité de
Shin Abiko (Université de Hoseï),
Hisashi Fujita (Université Kyushu Sangyo)
et Yasuhiko Sugimura (Université de Kyoto).

後援:フランス大使館・ベルクソン哲学研究会・法政大学・京都大学・九州産業大学


プログラム(発表はすべて仮題)

プレ・イヴェント:若手研究者セミナー 10月23日(日)15-17時、東京・法政大学、58年館国際日本学研究所セミナー室

第一日(1024日(月)、東京・法政大学):道徳(『二源泉』第一章を読み直す)
セッション1:開かれた道徳とカタストロフ
 司会・対話者:合田正人(明治大学)
ポール・デュムシェル(立命館大学):開かれた道徳と道徳的カタストロフの観念
安孫子信(法政大学):悲劇と災厄の間で
アルノー・フランソワ(フランス、トゥールーズ第二大学):「リスクと決定――『道徳と宗教の二源泉』におけるベルクソン的な悲劇の哲学のために」

セッション2:出来事と人格 司会・対話者:安孫子信(法政大学)
平井靖史(福岡大学):出来事と人格
増田靖彦(早稲田大学):ベルクソンの直観理論における人格的なものと非人格的なもの
ヨハンネス・シック(ドイツ、ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルク):ベルクソンとレヴィナスにおける存在論の痛み

第二日(1027日(木)、京都・京都大学):宗教(『二源泉』第二・三章を読み直す)
セッション3:動的宗教とカタストロフ 司会・対話者:藤田尚志(九州産業大学)
フレデリック・ヴォルムス(フランス、リール第三大学):カタストロフに対する道徳的・宗教的・政治的な二つの答え――ベルクソンから今日へ
杉村靖彦(京都大学):〈生〉の証人――哲学的なものと宗教的なものの間で:〈災厄後〉という視点からの『二源泉』再読

セッション4:神秘主義の問題 司会・対話者:杉村靖彦(京都大学)
岩野卓司(明治大学):笑い、神秘経験と死――べルクソンとバタイユ
ジスラン・ヴァテルロ(スイス、ジュネーヴ大学):ただ神秘学だけがなお我々を救いうるのか?――ベルクソンにおける技術力と神秘的生の関係に関する考察
フロランス・ケメックス(ベルギー、リエージュ大学):神秘学・科学・政治――人類にとっての三つの道?


第三日(1029日(土)、福岡・九州産業大学):政治・戦争・技術(『二源泉』第四章を読み直す)

セッション5:技術・戦争・抵抗 司会・対話者:金森修(東京大学)
檜垣立哉(大阪大学):ベルクソンにおける技術(テクネー)の問題
カテリーナ・ザンフィ(イタリア、ボローニャ大学):『二源泉』における機械学と戦争
チプリアン・ジェレル(ルーマニア、アレクサンドル・イオン・クーザ大学):抵抗に抵抗する――仮借なきものと方策

セッション6:記憶の政治学 司会・対話者:檜垣立哉(大阪大学)
合田正人(明治大学):純粋記憶の解釈学
アルノー・ブアニッシュ(フランス、リール第三大学):「人類を変革する」――ベルクソン、フッサール、そして刷新の問題
藤田尚志(九州産業大学):記憶しえぬものの記憶――ベルクソンとレヴィナス

No comments: