大森晋輔『ピエール・クロソウスキー 伝達のドラマトゥルギー』(左右社、2014年9月)
クロソウスキーの全著作を「伝達の言語」
西山雄二編『カタストロフィと人文学』(勁草書房、2014年9月)
私が「カタストロフィ」
原大地(たいち)『マラルメ 不在の懐胎』、慶應義塾大学出版会、2014年6月。
博論Lautréamont : vers l'autre. Etude sur la création et la communication littéraires (L'Harmattan, 2006)で2007年の「渋クロ」を受賞した俊英にして畏友の原氏による第3作。第2作『牧神の午後――マラルメを読もう』(慶應義塾大学教養研究センター選書、2011年)で一般読者に開かれた文体を会得した氏が、今や精妙にコントロールされたゆるやかさとともに、「来るべきポエジーを準備するために」「詩に関する情報を世に引き渡しておく」決意をもって、マラルメの幾つかの詩を読み乾す。
2008年の時には二冊同時刊行だったと記憶しておりますが、今回はなんと三冊同時刊行なのですね。博識と粘り強い分析、そしてお幾つになられても着実にひたむきにお仕事を続けて行かれる
郷原佳以訳、デリダ+シクスー『ヴェール』(みすず書房、2014年3月)
いつもながらの流麗な翻訳と、実に丹念な関連研究調査(これって見過ごされがちだけど、やっぱり研究の基本ですよね)、切れ味鋭い解説に惚れ惚れと致しまし
川口茂雄+長谷川琢哉+根無一行訳、ジャン・ルフランの『19世紀フランス哲学』(白水社・文庫クセジュ、2014年3月)
フランス語で読んでいましたが、
合田正人編『顔とその彼方――レヴィナス『全体性と無限』
合田先生があとがきでお書きになっている通り、
中里まき子編『トラウマと喪を語る文学』(朝日出版社、
絶えずしなやかに変貌を続けておられる中里さん。力作ぞろいの論文の内容もさることながら、このような一連のシンポをオーガナイズし、出版社に話をつけて、
杉田敦編『岩波講座 政治哲学・第4巻 国家と社会』(岩波書店、2014年2月)
並みいる気鋭の論者たちに伍して、金山さんがソレルを論じておられる雄姿を拝見し、シュミットやウェーバーと並んでソレルの重要性が認知されること
①「言葉の暴力II : アナーキーとアナロジー―
『フランス語フランス文学研究』(
②Alexandre Lefebvre and Melanie White (eds.), "Anarchy and Analogy:
The Violence of Language in Bergson and Sorel", in "Bergson, Politics,
and Religion", Duke University Press, 2012, p. 126-143.
杉村靖彦訳、ジャン・ナベール『悪についての試論』(法政大学出版局、2014年2月)
『二源泉』
最後に、ENSA VersaillesでMaître de conférencesをしているVincent Jacques という人から、新著紹介のメールが送られてきましたので、ご紹介を。下記リンクから目次も見られますが、啓蒙的でオーソドックスな感じかなという印象を受けました。
http://www.editions-ellipses.
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