学校教育法等の改悪反対!メールニュース No.16
2014.6.6 発行・日本私大教連書記局
※加盟組合、関係団体、日本私大教連役員・元役員等にBCCにて一斉配信しています。
※組合員はじめ多くのみなさんに転送をお願いします(重複ご容赦ください)。
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★「学校教育法改正に反対するアピール署名」を大きく広げてください!
◎「アピール署名をすすめる会」HP http://hp47.webnode.jp/
英語版の署名サイトも設置されました http://eigoban.webnode.jp/
※6月5日18時現在、署名数は6053名(非公表含む)です。多くのメッセージも寄せられています。ぜひご覧ください。
*引き続きメールの転送やツイッターなどで多くの大学教職員、学生、関係者、市民のみなさんにお知らせください!
※組合、有志、関係団体などで、声明や決議などの意見表明を引き続き追及してください!
リアリティのある現場からの声が国会審議を動かすカギになります。
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▼ 本日6日の衆議院文科委員会で、93条2項3号の修正案とそれ以外の政府案が可決
○本日9時~12時、衆議院文部科学委員会が開かれ、冒頭、自民・民主・維新・みんな4会派共同提案による修正案の趣旨説明が行われ、政府案・修正案を合わせた審議が行われました。
修正内容は以下の通りです。
【政府案93条2項3号】
三 前二号に掲げるもののほか、教育研究に関する重要な事項で、
学長が教授会の意見を聴くことが必要であると認めるもの
【修正案93条2項3号】
三 前二号に掲げるもののほか、教育研究に関する重要な事項で、
教授会の意見を聴くことが必要なものとして学長が定めるもの
要は「学長が認めるもの」を「学長が定めるもの」とする修正です。
この修正の趣旨について提案者は、「政府案は教授会が意見を述べる事項を2項目のみ明記し、それ以外の事項は学長が認めるものに限定」していることを問題とし、学長が教授会の意見を聴くべき「教育研究に関する重要な事項」について、「学長が予め定める」ことに修正するものと説明しました。
また審議の中では、この修正と合わせて、施行通知にて「重要な事項」には教育課程の編成や教員の教育研究業績の審査等が含まれることを盛り込むことも質疑答弁されました。
政府案が、中教審の「審議まとめ」からも大きく後退し、「教授会の意見を聴く」事項さえも著しく限定したことを「審議まとめ」の方向へ引き戻す修正ではありますが、そもそも「審議まとめ」が教 授会の審議事項を一律に狭く規制するものであること、政府案が教 授会の位置づけを学長が決定するに当たり意見を述べる機関に貶め、学長に大きな裁量権を付与していることなど、今回の法改正の重大性は残されたままです。
修正の件については、民主党の本法案担当主査である細野豪志議員がご本人のブログで狙いと経緯を解説していますのでご参照ください。https://www.goshi.org/archives/4886.html
○本日の審議でも、法改正の目的の問題性、法案条文が非常に不明瞭であることなどがますます明らかになりました
しかし、審議日程と修正の取引の中で、衆議院での審議は打ち切られ、共産・社民以外の会派の賛成により、政府案・修正案が可決されました。また7項目の附帯決議が採択されました。
※本日の委員会審議も含めて、社民・吉川はじめ議員が法改正の問題性を非常に端的にブログで指摘していますのでご参照ください。
日本私大教連と全大教は早急に、衆議院における審議内容を分析し、問題点の整理を行うこととしています。結果はまとまり次第お知らせします。
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▼ 参議院審議に向けて、緊急院内集会を開催します!ふるってご参加ください!
○主戦場が参議院に移るに当たり、参議院議員に法改正・法案の問題性を訴え、徹底審議を要請するために、緊急院内集会を開催します。多くのみなさんのご参加を呼びかけます!
【日時】 6月13日(金)15時~17時
1時間ほど院内集会ののち議員要請をおこないます。
【場所】 参議院議員会館B103会議室(有楽町線「永田町駅」が最寄となります)
14時30分より会館入口で通行証を配布します。

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