ynさんが誘ってくれたUTCPの「哲学と大学」の第一回が11月1日にある。
レディングスの著作をもとに哲学と大学の歴史的関係を概観し、グローバル状況下における人文学の現状を考察します。事前にテクストを読んできたり、購入して持参したりする必要はとくにありません。どなたでも御自由に手ぶらでご参加ください。
ご興味がおありの方は、誰でも参加してよいそうなので、ぜひどうぞ。
第一回の分析対象であるビル・レディングスの『廃墟のなかの大学』(原書1996年、法政大学出版局、2000年)、少しずつ読んでます。今の私の年齢の時に亡くなったのですね。コスモポリタン的な大学歴はまた、英語圏の特権でもあるのではないでしょうか(フランス語圏から飛び出した人は、ごくわずか…)。
コレージュ篇ワークショップでの発表レジュメの締め切りも同じ日。『創造的進化』と『全体性と無限』の一節を取り上げて(以前このブログで取り上げた「踏切板と石板」である)、ベルクソンとレヴィナスにおける物質と記憶、自由と制度の問題を簡潔に論じてみたい。
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来場者数
さて、『創造的進化』シンポ私的報告の続きである。
一週間のマラソン・シンポジウムは、フランス人にとっても、私たち迎える側にとっても、生易しいものではなかった(さらに、私を含め、数人の人々は、直後に韓国に行ったので、けっこう壮絶な極道ぶりではあった。。)。
しかし、参加者にかなりの無理を強いたこの企画は、観客動員において十分に報いられたと言っていいだろう。この種の催し(フランス語で行われたフランス哲学に関する専門的なシンポジウム)では、相当健闘した結果だったと思う。私の個人的な印象でしかないが、
第一日目(学習院大学):100~120名
第二日目(法政大学):70~90名
『二源泉』ワークショップ(東京大学):60~80名
第三日目(京都大学):60~80名
来て下さった皆様、本当にありがとうございました。
下の写真は、すべての日程を終え、京都を出発する直前に、京都大学裏の寺を散策した折に撮ったものである。疲れた、しかし充実したフランス人たちの雰囲気を伝えてはいないだろうか。
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