Thursday, February 14, 2008

フランス語と司法/正義

体の調子は悪いまま膠着状態。

2月10日、GEFCO(現代フランス研究会)に出席。友人の伊達聖伸さんの「フランスのライシテの歴史と市民宗教」を聴くためだったのだけれど、「ナチ支配下におけるアルザス自治主義者の役割―対独協力と抵抗」とか、「アレクシス・ド・トクヴィルの政治思想における〈アリストクラシー〉概念」などの発表も面白かった。

トクヴィルと言えば、トクヴィルでサントリー学芸賞をお取りになった宇野重規さんのフランス政治哲学に関する本は、誰にでも自信をもってお勧めできます。「ある学問分野についてパースペクティヴをもつ」というのはこういうことを言うんだな、と体感できるでしょう。

次回のGEFCOは、「フランス語と司法/正義」だそうです。転載自由とのことですので、ここに貼らせていただきます。


中央大学人文科学研究所「総合的フランス学の構築」チーム公開セミナー協力 
GEFCO現代フランス研究会、日仏会館フランス事務所
日時 2008年3月31日(月)18時~20時30分
場所 日仏会館6階601号室
(同時通訳付)
テーマ Le français et la justice「フランス語と司法/正義」
発題者 酒井 幸(弁護士)「石原フランス語訴訟」
    金塚綾乃(弁護士)「法曹養成制度と弁護士業の日仏比較」
    新倉 修(青山学院大学法科大学院教授)「裁判員制度と死刑廃止」
司会  三浦信孝(中央大学)

発題者の先生方はすべてフランス留学・実務研修の経験者で、金塚さんはパリ弁護士会の資格もお持ちです。比較憲法学の樋口陽一さん、東京都立大学の菅野賢治さんもフロアから討論に参加します。日仏会館フランス事務所サバン学長のご好意で日仏同時通訳がつきます。フランス人フランコフォンの方々もお誘い合わせの上いらしてください。なお3月20日は「国際フランコフォニーの日」です。

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