Wednesday, February 06, 2008

心身の合一(哲学と病気)

東京は何日か雪景色でした。

あまり人とも会いたくなく、ただぼーっとするために一人でふらっと三日ほど旅に出たいのだが、家族と仕事が待っている。

重病ではまったくないし、このブログを『病牀六尺』にするつもりもないのだが、しかし病疲れしている。久しく遠ざかっていたアトピーが突発的に再発するのは、《疲労・ストレス・風邪》によるのだそうだ。私の場合、とりわけ精神的疲労・ストレスから来ているのは明らかで、しばらく業界から遠ざかると次第に病状がよくなり、様々な事件に巻き込まれるとその一つ一つにダメージを受ける。

なるべく遠ざかりたいのだが、遠ざかれる程度のしがらみであれば精神的ダメージなど受けないわけで、押すことも引くこともままならない状況であるからこそ、精神的ダメージが身体にまで及ぶのである。心身合一論(そう言えば、メルロの『心身の合一』講義が文庫版で出た)や心身二元論を唱えた哲学者各々の健康状態との関係を知りたいものだ。

そういうわけで、長い文章も、筋道だった論理構成もままならないし、研究のための真剣な読書もできない。しばらく論文を書かなくていいのでまことに助かる。自分にストレスを与えないようにそっとそっと。濁った水の入ったコップをかき混ぜても濁りは増すばかり。piano piano...

結婚論はひとまず休止。学会論文の初校チェック。依頼された雑文の書き直し。

二月上旬は(もう半ばを過ぎたが)、
1)遅れに遅れたb&l論文(仏語)の完成
2)翻訳再チェック
3)企画書執筆

中旬以降、大学論に集中する(つもり)。

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