今日は学生たちとの勉強会で、稲垣良典『人格(ペルソナ)の哲学』(創文社、2009)の序論を読んだ。手短に言えば、近代的な人格概念の限界を指摘するという作業には賛成、しかし、解決策として「自己還帰的」な一性としての存在という、あまりにトミスト的なペルソナ理解に立ち戻ることが有効かどうか。
それにしても、こんな本を私と一緒にさらりと読んでくれるまでに彼らは成長したのだなあ。
英語論文、締め切り一週間前に仕上がってしまったので、さらに幾つかの註を付け加えた。
また例のネット上での煩瑣な自己編集をしなければいけないなと思っていると、ひょんなことから、
編集チームがやってくれることに。とても助かる。
しかし、なんと、もう一回Reviewがあるそう。英語圏のジャーナルの権威はこうして保たれているのでしょうね。
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