Thursday, October 11, 2012

グラウンド整備

大規模なシンポのオーガナイズと言ったって、この段階までくれば――何しろもうあと二日で開幕なのだから――、もう大した仕事はないだろう。そう思っている人も多いかもしれない。が、それはまったくの間違いである。さまざまな方面から、さまざまな連絡がやってきて、それらに対応するのに秘書がいるわけでもない。いかに時間がかかろうが、手間がかかろうが、一人で対処するほかない(いや、正確には、きわめて有能で温厚なお二人の大先輩をはじめ、力強い協力者のみなさんたちとの共同作業なので、とても助けられていますが)。

ある面では監督業にも似ている。不平・不満や誹謗・中傷、嫉妬・羨望は多く、感謝されることは少ない仕事。

けれど、ほとんどの面では、グラウンド整備の仕事みたいなものだろう。目立たない地味な仕事(編集者も似ているかもしれませんね)。そつなくこなして当たり前で、ミスをすれば叩かれる仕事。やがて見られる(かもしれない)好プレイのために、やがて聴こえてくる(かもしれない)声援のために、黙々と土をならし続ける仕事。

こんな深夜までね(笑)。

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