《「恐怖」の正体に分け入る――『世界は恐怖する』(1957)
についてのご案内をさしあげます。
亀井文夫が1957年に制作した、放射能の脅威をめぐる
科学ドキュメンタリー『世界は恐怖する』の上映後、
第五福竜丸展示館学芸員をつとめていらっしゃる
安田和也さんと、
SOSHIREN女(わたし)のからだから/
米津知子さんによる
「核」と「戦後史」、「障害」、「出生」
トーク・イベントがおこなわれる予定です。
開催日時は、11月9日金曜日18時より21時まで、
会場は、東京外国語大学多磨キャンパスの
研究講義棟1階 115教室です。
詳細は以下の通りです。
****以下、転送文です******************
【企画のご案内】
「恐怖」の正体に分け入る――『世界は恐怖する』(1957)
1957年、映画監督の亀井文夫は科学ドキュメンタリー映画『
制作します。
核実験が繰り返され、
代に製作されたこの映画は、
放射能が生命に与える脅威を、仮借なくとらえています。
一方、映画の中には、広島・長崎の原爆投下後に誕生した「
「放射能の影響で障害児が生まれる。だから原子力は怖い、
言説は、核・
しばしば耳にするものです。
しかし、障害すなわち不幸を運命付けるものでしょうか。
生命の価値付けは、放射能に限定される問題ではなく、
新型出生前診断の開発が報じられる昨今に連なる問題です。
反原子力か推進か、多様な生命の祝福か抑制か、
二者択一を迫る議論から一歩踏み出し、
わたしたちを「恐怖」に導くものが何であるか、
この映画を今あらためて見ることを通して、
探っていきましょう。
上映後は、核と戦後史、障害、
おふたりのトークゲストとともに、
ご一緒に考えていきたいと思います。
トークゲスト(五十音順・敬称略)
安田和也(第五福竜丸展示館学芸員)
米津知子(SOSHIREN女(わたし)のからだから/
司会
真下弥生(ルーテル学院大学・東京神学大学非常勤講師/
上映作品
『世界は恐怖する』
(1957年、日本ドキュメントフィルム/三映社、79分、
監督・亀井文夫(1908-1987)
福島県相馬郡原ノ町(現・南相馬市)に生まれる。
ソヴィエト連邦に留学して映画を学び、帰国後、PLC(
1935年より監督として映画製作を開始。
経験する。
戦後は独立プロダクションを興して映画作りを継続し、
た数多くのドキュメンタリーを製作した。
『生きていてよかった』(1954)、『鳩ははばたく』(
る作品も多い。
日時 2012年11月9日(金) 18時~21時
会場 東京外国語大学多磨キャンパス 研究講義棟1階115教室
西武多摩川線「多磨」駅下車 徒歩5分
交通案内:http://www.tufs.ac.jp/
キャンパスマップ:http://www.tufs.ac.
*最寄りの多磨駅から会場の建物の間の経路には、
4-5箇所ありますが、
階段はありません。(階段のある地下通路を通る経路もあります。
下記の連絡先までお問い合わせください。
また、会場の建物にはエレベーター・
*視覚・聴覚障害等のある方で、情報保障の必要な方は、
い合わせください。
お問い合わせ ふくふく fukufuku311@gmail.com
主催 ふくふく http://fukufuku311.blogspot.
協力 東京外国語大学海外事情研究所
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