Monday, November 05, 2012

【クリップ】<大学新設不認可>文科省幹部、頭抱え 学生への影響危惧

大学不認可、国会で追及=石破自民幹事長

時事通信 11月3日(土)20時48分配信
自民党の石破茂幹事長は3日、田中真紀子文部科学相が来春開校予定だった3大学を認可しなかったことについて「いかなる根拠に基づいて大学設置・学校法 人審議会と違う見解を示したのか。法的に瑕疵(かし)があったのか。思いつきではなく、これが高等教育にとってのあるべき道だときちんと述べてもらわない 限り、誤った政治主導だ」と指摘、国会で追及していく姿勢を示した。神戸市内で記者団に語った。


学長「撤回求める」=公立美術大の設置不認可―秋田

時事通信 11月4日(日)19時3分配信
 田中真紀子文部科学相が大学設置・学校法人審議会が来年度の開校を認めた秋田公立美術大など3校の設置を不認可とした問題で、同大学長に就任予定だった秋田公立美術工芸短大の樋田豊次郎学長(62)は4日、秋田市内で記者会見し、不認可撤回を求めていく意向を示した。
 樋田学長は会見で、伝統工芸など地域や故郷の美術を学ぼうとする意欲を持った若者がいると訴え、「そういう人たちの学んだり、活動したりするチャンスを つぶしてしまうことは大変理不尽だ」と怒りをあらわにした。今回の申請は文科省の基準や指導に基づいて行ったとし、「不認可は申請制度の自己否定だ」と指 摘した。 

「到底承服できない」=不認可撤回を要望へ-秋田市長

田中真紀子文部科学相が、大学設置・学校法人審議会が認めた秋田公立美術大の来年度の開校を不認可としたことを受け、設置主体の秋田市の穂積志市長は2日、「到底承服できない」と述べ、来週早々にも同省を訪ね撤回を求める意向を示した。
 記者会見した穂積市長は「審議会の考えが大臣の考え一つで変わるのは、行政の継続性を逸脱しており非常に遺憾だ」と語った。(2012/11/02-19:09)


大学不認可は文科相判断=藤村官房長官

藤村修官房長官は2日午後の記者会見で、大学設置・学校法人審議会が開校を認可した3大学の設置を田中真紀子文部科学相が認めない方針を示したことにつ いて、「教育行政に責任を負う文科相としての政策的な判断だ。文科省において地元や関係者に十分説明をしてもらう」と述べた。
 また、藤村長官は、事前に文科相から同方針について野田佳彦首相や藤村氏に報告があったと説明した。(2012/11/02-18:15)

<大学新設不認可>文科省幹部、頭抱え 学生への影響危惧

毎日新聞 11月3日(土)0時30分配信
 田中真紀子文部科学相が2日、大学設置・学校法人審議会が来春の開学認可を答申していた秋田公立美術大(秋田市)▽札幌保健医療大(札幌市)▽岡崎女子 大(愛知県岡崎市)の3大学を不認可とした。田中文科相は、10月26日と同30日の閣議後に開かれた記者会見でも「大学の認可が多すぎる」と持論を述べ ていたが省内の驚きは大きかった。
 ある幹部は「認可を想定し大学に進学する予定で就職活動していない短大生がいる」とあまりの影響の大きさを危惧。別の幹部は「法人や学生のサポートなどできることをこれから最大限考えるしかない」と頭を抱える。

 田中文科相は2日の記者会見で「副大臣にこの話が伝わっているか分かりません」とも述べ、省内で十分な説明を尽くしていないことをうかがわせた。

 また、批判の的とされた審議会委員は、慎重な対応に終始。ある委員は「委員としては設置審査を粛々と行った。認可か不認可かは、文科相の判断だと思っている」とコメント。また、別の委員も「お答えできる立場にないのでコメントは控える」とした。【石丸整、福田隆】

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