Tuesday, March 01, 2011

ゼミ1回目

月曜日にムンドゥスのトゥールーズでの一回目のゼミ。

計4時間、喋りまくりました。
日本と違うのは、まずこの長さ。
ヨーロッパ人はタフ。このタフさに追いつかないといけない。
サッカーじゃないけど、フィジカルはとても大事。
と、この間の二つのシンポで、日本人参加者たちと言い合っていたところなので、
2時間でいいと言われていたのだけど、4時間にあえてチャレンジしてみた。

学生は、ゲオルギア、アルバニアなど旧東欧諸国三人、
ロシア二人、ブラジル一人、コロンビア一人、中国一人、
フランス人一人、の計9人。

最初の1時間半は、形而上学について喋ったけど、
彼らは黙り気味。だって、彼らはほとんど最先端のもの
(政治哲学などのアクチュアリティ物か、あるいは現象学などの
科学性を標榜するものか)をやってるからね。
でも、彼らに形而上学の大切さを言う必要がある。

十五分程度の休憩をはさんで、今度は、
「哲学と大学」について1時間半。今日は、
フランス哲学とドイツ哲学の大学との制度的関係について。
これは、彼らの関心をとても惹いたようで、議論が白熱。
その後、ゲオルギアの学生に、国内の哲学と大学の関係を
分析するという発表をしてもらい、質疑応答。
結局終わったのは、7時少し前。ほぼ4時間半の長丁場でした。

その後、学生みんなと街に出て、あまりおいしくないピザ屋で、
(そこらへんのチョイスがいかにも学生らしい)
議論の続きをやっていて、さっき帰ってきました。
(9時半くらいに解散したけど、夜のバスの本数が少なくて、
結局ほとんど1時間待ち…)

トゥールーズにいるエラスムスの学生たちの多くは、
やはりフランス語に特化しているけれど、中には、
ドイツ語もとても強い学生が何人かいて、やはりさすが。
興奮が残ってるけど、いい心持ち。次回は一時間早くして、
1時から始めることにした…。

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