つらくても、やらねばならないことはやらねばならない。
単位のことを真面目に受け取るなら、授業のスタイルを変えねばならない。
そこで、少し大変ではあるのだが、こう変えてみた。
第1回の授業で、通常のオリエンテーションとともに、必ず「単位とは何か」という話、「自学自修」の話、「1単位=45時間」の話をしておくのが前提である。でないと、「たかが選択の授業」という態度で授業に臨んでくる学生に以下の課題を求めるのは無理がある。
1)教職の哲学(西洋哲学史)月曜1限
今までのように90分講義形式でなく、学生3人を1チームとし、授業をさせることにした(40分)。
①或る哲学者の生きた時代と生涯を、中心思想と絡めて紹介(10分)
②その哲学者の中心思想その1(15分)
③その哲学者の中心思想その2(15分)
授業を聞く学生たちには、その授業の良かったところ、改善すべき点などを常に意識しながら聞かせることで、自分が今度やる模擬授業の参考にさせる。発表後、みなの意見を聞きながら、授業のよりよいやり方を一緒に考えつつ、足りなかった点を補足する(50分)。
補足はやはりするので、授業準備はしなければならず、さらに授業中も講義形式とは全く異なる注意が必要なので、かなりくたびれる。
今日はデカルトだったが、一週間しか準備期間がないなか、女子学生三人は良くやってくれていた。
2)フランス近現代思想史 月曜2限
こちらは90分講義形式には違いないのだが、毎回テクストの抜粋(4頁くらい)を事前に配布し、A41枚程度のレポートを毎週書いてきてもらうことにした。先週第1回の授業では、モンテーニュ『エセー』のコピーを配布。15人程度の授業なので、何とか実施可能である。
何とか来週までに学生たちのレポートを読んで、モンテーニュの授業に取り込み、活かしていきたい。加速度的に忙しくなっていく学期中に、これを毎回できるかが勝負の分かれ目。
しかし、50人とか、60人規模の授業になってくると、難しい。。「読んでコメント」を毎週するとなると、今の担当コマ数(8)でやるのは、少なくとも私には不可能に思える。
さらに研究を学期中も継続するとなると…。
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