日時:20 14 年3 月9 日(日)10:00−18:00
会場:福岡大学A 棟8階A811教室
●入場無料・申込み不要●
<プログラム>
10:00-11:30:藤田尚志(九州産業大学)
来たるべき結婚—フーリエを導入する
13:30-15:00:福島 知己(一橋大学)
シャルル・フーリエにおける結婚・家族・夫婦
司会:藤田尚志(九州産業大学) 対話者:平井靖史(福岡大学)
15:00-15:30 :休憩(コーヒーブレイク)
15:30-17:00:佐藤 啓介(聖学院大学)
結婚と罪—近代プロテスタンティズムの結婚
司会:宮野真生子(福岡大学) 対話者:小笠原史樹(福岡大学)
主催:九州産業大学・藤田ゼミナール×福岡大学・宮野ゼミナール
共催:科学研究補助金・若手研究(B) 「フランス現代哲学における主体・個人・人格概念(家族の解体・再構築を軸に) 」(研究代表者:藤田尚志 研究課題番号:2 58 7 09 8 9)
藤田発表概要
西洋近代の結婚観は、
福島氏発表概要
結婚は対関係にかかわる出来事であるが、同時に、宗教的な秘蹟でもあり、また社会的な制度として、家族関係を更新させ、相続問題の分岐点となる。シャルル・フーリエが皮肉混じりに描く文明世界の夫婦関係や、調和世界で実現するとされている恋愛についてのユーモラスな描写を、家族制度に関する法制度の変遷や当時の言論と比較することによって、その奔放な想像力がいかに現実に根をもち、そして飛翔しているかを明らかにしたい。
佐藤氏発表概要
キリスト教において、男女の関係は、一方で欲望にかかわる罪の観点から、他方では結婚という制度の観点から、複雑に論じられてきた。その両者をどう調停させるか。ここでは「神が合わせたものと、人は離してはならない」(マルコ10:9)という言葉を中心として展開される、20 世紀の神学者カール・バルトの結婚観を取り上げ、近代プロテスタンティズムが考える、罪ある人間の「正しい(!?)結婚の仕方」なるものを考察してみよう。
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