Tuesday, March 04, 2014

3/17 WINC3月例会《ポストコロニアル文学の最前線》

下記イベントのお知らせをいただきました。ぜひどうぞ。

***

WINC参加者のみなさん。

3.11からまもなく3年。
屈託ばかりが降り積もる毎日ですね。

さて、
またすこし間があいてしまいましたが、
来る3月17日月曜日の次回例会のお知らせをいたします。
(学生なら春休み中であると考えて、平日になりました。
お仕事をおもちのかたはお許しください。)

すでに予告してありますように、この回では、
昨年夏に上梓されて話題を呼んでいる
中村隆之さんの『カリブ-世界論:植民地主義に抗う複数の場所と歴史』
を課題として取り上げます。


この『カリブ世界論』という大作に先立ち、
中村さんはすでに2012年にブックレットの形で、
『フランス語圏カリブ海文学小史--ネグりチュードからクレオール性まで』で、
手に取りやすい小品として、問題を提出してくださっています。
今回はこのブックレットも念頭におきながら、
中村さんの仕事をめぐって、
もっとも適任と思われる二人の提題者に問題提起をしていただきます。

おひとりは、ヴィジャイ・ブラシャドの『褐色の世界史』の紹介者であり、
チアヌ・アチャベの名作『崩れゆく絆』の新訳を出して注目されている
気鋭の若手アフリカ文学研究者である粟飯原文子さんです。

そしてもうひとりは、カリブ海文学といえば第一にお名前があがる、
早稲田大学の浜邦彦さんです。

たしかに『カリブ-世界論』は取り組み甲斐のある作品ですが、
万一、その価格に尻込みする方がいらっしゃいましたら、
少なくともブックレットである
『フランス語圏カリブ海文学小史』をお読みいただいて、
若手研究者の仕事を通じて
最先端で生まれているポストコロニアルな知的ハリケーンを体験し
さらなる読書へと進むステップにしていただきたいと思います。

具体的には以下のような形になります。

--------------------------------------------------------

《ポストコロニアル文学の最前線》

■ 日時 2014年3月17日 午後2時から

■ 場所 東京外国語大学 研究講義棟4階

     海外事情研究所 会議室427

※  東京外国語大学の住所は「府中市朝日町3-11-1」です。

  西武多摩川線(中央線武蔵境駅にてのりかえ)多磨駅 下車徒歩4分

  あるいは、京王線 飛田給駅下車北口からの循環バスで5分、
  「東京外国語大学前」下車です。

    東京外国語大学のホームページ上の案内図を参考にしてください。

    URLは、http://www.tufs.ac.jp/access/tama.htmlです。

■ 課題 中村隆之『カリブ-世界論-植民地主義に抗う複数の場所と歴史』
    (人文書院、2013年、4200円)

    +中村隆之『フランス語圏カリブ海文学小史』(風響社、2012年)

■ 提題者 粟飯原文子(神奈川大学非常勤講師)

      浜邦彦(早稲田大学准教授)


ぜひお誘い合わせのうえ、ご参集ください。


(WINC運営委員会)

No comments: