疲れが取れないままに、次の仕事が入ってきて、ということがもう何か月も続いている気がする…。
今週末は、フーリエについての会。せっかくなので、自分のフーリエ像も少しはバージョンアップさせたいのだが…。何せ会を開くためにも書類・事務作業・書類…。
実につまらない例だが、一例をあげる。例えば、学内の宿泊所はそれほど居心地の良い場所ではないが、実に安く泊まれて、しかもシンポジウムなどの開催場所に近く至便である。となれば、あとは招聘される先生の同意さえいただければ問題ないはずである。
ところが、「同一学内機関への支払いは、内部取引として問題ありと見なされる可能性があるので、宿泊費を研究費から支払うことはできない」という。ならば、謝金ということで、招聘される先生に振り込むしかないが、そうすると振込手数料に加えて、源泉徴収(なんと10%)までされてしまう。宿泊費として出せれば満額出せるというのに、だ。
宿泊費を正当な手段から出そうと思えば、安い自学の宿泊施設ではなく、高い市内のホテルに泊まってもらう必要がある。招聘される先生がそれを望むならまだしも、「近いところで結構」と言われる先生に対して、なぜわざわざ高く、遠い宿泊施設を使わねばならないのか。「宿泊費」のために?
これには全然納得がいかない。二言目には「血税なので」と言っておきながら(たとえ学内の研究費であっても、私立大学は私学助成を受けているので、血税からということになるのだそうだ…)、こちらがより効率的な資金の使用法を提案すると、「規則だから」できないという。しかし、この件に関するかぎり、いくらでも不正防止のチェックはできそうなものだ。
規則や書類は活動の公正な活性化のためにあるはず。一部の不正者を防ぐために、大多数に膨大かつ不毛なコストを強いる愚を思う。文部官僚や大学の事務職員に創意工夫を求めてよいなら、その点に関する技術的工夫を凝らしてもらいたい。
人間は規則のために生きているのではない。規則は人間のよりよい活動のためにある。そんな当たり前のことも、忘れさせる。習性というものは恐ろしい。
以上の点を改善してもらおうと思うと、また「要望書」という書類を作成せねばならない…(笑)。
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